過去のトラウマを乗り越えて前に進むために
こんにちは。
今日は、過去のトラウマを乗り越えて前に進むために私が考えていることを書きたいと思います。
私自身も前職では、色々と人間関係に悩み適応障害を発症し、退職しました。今は、職業訓練で知識を得て、並行して再就職に向けての活動も行う時期となりました。
前職を人間関係で悩んで退職した自分がこの先やっていけるのか、頭の中に不安がよぎることが今でも時々あります。
こういう時に私が実践していることを書きたいと思います。
1、過去の出来事は受け入れるしかない
過去に起きた出来事はどう足掻いても帰ることはできません。なんであんなことをしてしまったんだろう、なんで言ってしまったんだろう、なんでこんな会社に入社してしまったんだろうと後悔しても過去の出来事や自分の判断を変えることはできません。
であれば、することはただ一つ。過去の出来事はもう起きたこととして受け入れることです。
過去の出来事を受け入れることができれば、将来に向けて一つ大きな展望を開くことができたと言ってもいいでしょう。
なぜなら、最初の行動を起こすタイミング(初動)が将来を大きく左右するからです。過去の出来事を受け入れることができれば、過去のことを繰り返さないためにどんな行動を起こせばいいのか考えることができます。
物事を取り掛かるにあたり、大事なことは現状把握です。過去の出来事を受け入れる力を身につければ、その現状の把握という段階に進み将来をより良くすることができます。
私も退職前は、転職して1年も経たずに退職してしまった自分に対し、本当にダメな人間だ、将来誰の役にも立たない、いっそ死んでしまった方がいいのではないかという視野狭窄に陥っていました。
しかし、退職後自分の将来を考えることができました。パソコンやプログラミング、ハードウェアの知識を身につけて就職したいという思いから今の訓練校に入校しました。毎日訓練についていくのがやっとですが、それでも毎日新しい知識を身につけることができますし、前職に比べると今の自分は非常に充実しています。
このように前に進むことができたのも、書籍で色々な知識を身につけ、過去の退職した事実を受け入れることができたからだと思います。
今後は、再就職活動という非常に大きな壁がありますが、以前の失敗の経験を活かして、乗り越えるつもりです。
まず、過去の出来事を受け入れる力は将来への新たなステージに進む上で非常に大事です。
2、過去から逃げない
ただ、過去の事実を受け入れると言っても過去の出来事から目を逸らしてしまっては同じミスを繰り返す必要が高いです。
そのために必要なことは、過去に起きたトラウマの原因を突き詰めて考えることです。
やはり、原因を究明し対策しないと仕事もそうですが、同じミスを繰り返しますね。
なので、過去の出来事については、自分のできうる限りでいいのでなぜそうなったのか原因を考えることが非常に大事だと思います(あまり深く考えすぎて気分が悪くならないまでに)。
私の例で言うと、なぜ転職に失敗してしまったのか。
①会社のことは研究していたが、所属する事業所のことをよく調べてなかった。社員が自分を含めて4人しかおらず、彼らとの人間関係の構築がうまくできなかった。
(対策)自分は、誰とでも仲良くという外向性が高いタイプではないので、できれば同じ社員が多い事業所を選ぶこと(たくさん、自分と同じ立場の社員がいれば、誰か1人は気の合う人がいる。)。
②転職活動がうまくいかず焦って決めてしまった。
(対策)そうならないように、転職活動は余裕をもって行い、会社のこともよく考えること。自分も会社を選べる立場であることを忘れない。
③ストレスを全て自分自身の中で受け入れてしまった。
(対策)ストレスをコーピングする技術。毎日、自分のできたことに注目して振り返ることなど、ストレス対策やメンタルを出来うる限りでコントロールする技術を身につける。どんな仕事でも、自分に対して攻撃してくる人はいるので、それらのことにメンタルをやられない技術を身につける。
このように過去のトラウマの出来事をできれば対策も交えて考えていくのがいいと思います。
3、他人と比べない
これは、SNSが発達した現代だからこそ言えることです。人というのは無意識のうちに他人と比べてしまうものですが、基本的に他人と比べてもいいことはあまりありません。隣の芝は青く見えるといいますが、他人と比べることで自己嫌悪に陥ってしまうことが往々にしてあります。
注意した方がいいのは、SNS。特にインスタグラムなどの動画を見るのはあまり良くないです。なぜなら、これらのSNSでは楽しい動画や写真を投稿していることがほとんどだからです。これらの写真や動画を載せている人も、色々仕事やプライベートで大変なことや苦労はあるはずですが、SNSにあげられている動画、写真はそういう苦しい時ではなく旅行や子供と遊んでいるときなど第3者から見ると楽しそうにしている写真ですよね。これらの写真、動画をみると無意識のうちにその人と比べてしまいます。結果的に自己嫌悪に陥ってしまいます。
他人と比べないために、何をすればいいか?
それは、過去の自分自身と比べることです。過去の自分自身と今の自分自身を比べると、何かしら成長したことや乗り越えた体験もあるはずです。その経験を乗り越えた自分自身と比べることで少しでも自分自身を客観視できると思います。
4、呼吸に集中する
全集中の呼吸、水の呼吸、1の型水面切り!、鬼滅の刃の炭治郎のもっている技ですね。
なぜ、鬼滅の刃がここまでヒットしたのか。「呼吸」と言うのが1つのキーワードだと思います。
AI、IoT、DXなど日々目まぐるしいスピードで技術は進化しています。そんな変化の多い社会で、気持ちをリラックスさせる方法。
その1つが呼吸です。呼吸というのはとてもリラックスすることができます。呼吸なんて、無意識にやっていることで気分がリラックスできるのかと思う人もいると思います。
私も、以前は深呼吸する時間があるなら、もっと楽しいYoutuberの動画でも見た方がいいと思っていました。
しかし、呼吸というものに目を向けると、やはり自分自身を見つめ直す機会になりますし、リラックスすることができます。
呼吸のポイントは、吸うのと吐くのを1セット10秒、吸うのを4秒、吐くのを6秒程度に意識することでリラックスできます。ポイントは、吐く時間を長くすることです。吐く時には、副交感神経が有利にな理、リラックスできます。
呼吸については、私の記事よりももっと深く解説している書籍があるので、この本を参考にするのもいいと思います。
5、他人からの攻撃を恐れない
これまでは、現状を受け入れる力を書いてきましたが、ここからは前に進むためにどんなことを考えたらいいのかについて書きたいと思います。
まず、前進するためにはどんなことであろうとリスクはつきものです。失敗したらどうしよう、他人にバカにされる、そう思ってしまい現状を維持してしまうのが人間というものです。
私も以前はそうでした。他人から悪口は言われたくないですし、ミスすることもなく、できれば誰からも怒られることなく、1日、1週間、1ヶ月、1年間の仕事を終えたいと考えていました。
しかし、誰からも怒られない、誰からも何も言われないというのは、言ってしまえば興味をもたれていないということです。
基本的にどんなことをしても文句を言う人はどんな事をしても言ってくるものです。それがたとえ、有効的な対策出会ってもです。
であれば、他人を変えることよりも自分の捉え方を変えることに全集中した方がいいでしょう。
自分は一体何をしたいか、どんな事を達成したいのかを考えることができれば自ずと自分がどんな行動や思考をとればいいのかが固まってくると思います。
新しいことを始めようとして、何か批判を受けた時はそれは自分が興味を持たれた証拠であり、前進する大きなチャンスです。
他人からの批判を凹むことなく、受け止めて改善につなげていくチャンスと考えれば、決して悪くないよなーと思えるはずです。
そのために大事なことは自分自身の考えの軸です。この軸を決めることができれば、他人からちょっとやそっと言われただけで心は決して折れることはないと思います。
6、絶対起きないであろう最悪のことを想定する
続いての技術は、新しい事を始めようとしているときに、かなり使える技だと思います。
それは、起きる確率が極めて低いことを想定することです。
例えば、転職を考えているときの最悪の出来事は、転職活動に失敗し、貯金がなくなって、ホームレスになるでしょうか。
普通に考えれば、日本はなんだかんだ叫んだって社会保障はそれなりに充実しているので、お金の知識があれば貯金がなくてのホームレスになることなどないです。
これに比べたら、今の職場で30年以上も毎日嫌な思いをしながら、通い続けることを天秤に掛ければ、どちらがいいか私の場合は自ずと答えが出ました。
そういう絶対に起こらない事を想像することで、それに比べれば今行動を起こさないと、と言う気分になると思います。
ポイントは絶対に起こらないであろうことを想像することです。中途半端に起こりそうなことを想像すると逆に怖くなります。
例えば、退職後の転職活動が思うように進まない、面接で不採用通知を毎日のように受け取る事を考えるとリアルな事なので逆に、怖くなり行動できなくなりますね。
なので、絶対に起こらないような事を想像することが大事だと思います。
例えば、野球でストライクゾーンに投げて、ヒットを打たれることをずっと思い浮かべてしまっては、もうストライクゾーンに投げることはできなくなりますね。だからと言って、ずっとボールゾーンに投球していてもヒットを打たれる確率は下がりますが、その代わり四球でランナーを出してしまいますし、いつまで経ってもアウトを取ることができなくなりますね。
であれば、最悪のこと、例えばホームランを打たれることを考えると、ホームランは余程甘い球を投げない限りはそんなに打たれるものではありませんし、ヒットを打たれるのも四球もランナーを出すことには変わらない(むしろ四球の方が余計に球数も要します)。であれば、ヒットを打たれたとしてもストライクゾーンで勝負し、早めに打者を追い込む方がいい。あとは、ボールゾーンにいくような変化球や厳しいゾーンへのストレートで勝負することができれば、打者を討ち取る確率も上がりますね。
今の野球の例は極端かもしれませんが、人生の中で必ず勝負する場面はあるので、できれば早い時期に勝負した方がリカバリーも効きますし、いいと思います。やはり、日本の企業は年齢を重視するので、転職活動をするなら早い時期にした方がいいと思います(年齢を重視して採用するのもどうかとは思いますが)。
であれば、早い段階で勝負し、人生の後半で余裕をもった方がいいのではないではないでしょうか。私自身もそのことは気に留めているので、焦りはありつつも毎日できる事を行い、将来に備えているつもりです。
長くなってしまいましたが、ここで言いたいことは、絶対に起きないような最悪なことを想定して、初動を起こしましょうと言う事です。
7、まとめ
以上、過去のトラウマを乗り越えて前に進めるような考え方を書きました。
大事なことを2つ書くと、過去の出来事を受け入れること(現状把握)と将来の行動を起こすための初動を起こすことです。
過去の事を受け入れつつも、未来のために進むために考え方をシフトチェンジする事だと思います。
やはり、過去の出来事に囚われてしまっては新しいことも始めることはできませんし、前に進むためには絶対に起きないような最悪のことを考えることが大切だと思います。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
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