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JBC回顧&ブリーダーズC展望

こんにちは。

今週の競馬は地方、国内外で重賞レースが多数行われます。

1、JBC3競走回顧

JBCについては時間がなく予想記事も書くことができなかったのでここで簡単に回顧したいと思います。

まず、JBC競走の中で1番最初に行われたJBCレディースクラシック川田騎手騎乗の1番人気テオレーマが外から差し切り勝利でしたね。スタート直後で人気にもなっていたサルサディオーネがスタート直後外に思いっきりヨレて、逃げ先行馬には大きな不利になってしまいましたね。その後も息が抜けないようなペースでレースが進んだことがテオレーマにとっては幸いしましたね。勝ち方は鮮やかでしたし、今後も交流重賞では注目の1頭でしょう。

続くJBCスプリント。このレースも川田騎手騎乗の1番人気レッドルゼルは最内をついて向け出し勝利しました。やはり、ドバイで4着と好走していますし、やはり交流JpnⅠでは力が抜けていましたね。鞍上の川田騎手の騎乗もお見事でした。

最後のJBCクラシック。このレースは地方馬のカジノフォンテン、ミューチャリなど地方馬初の勝利が期待されましたが、ミューチャリーがJBCクラシック21回目にして初の地方所属馬勝利となりました。好位集団追走から直線で手応えよく抜け出すと追い込んでくるオメガパフュームの追撃を凌ぎ切り、勝利しました。決してメンバーレベルは低くなくこのメンバー相手に勝利したのは、お見事ですね。今年のダート中距離交流重賞では、カジノフォンテン、ミューチャリー、サルサディオーネと地方所属馬ががんばりましたね。ミューチャリー次走は、東京大賞典が有力でしょうか。このレースはカジノフォンテンも出走するでしょうし、地方馬同士の争いも非常に楽しみですし、中央勢との直接対決が非常に楽しみですね。

持ち回り開催で実施されるため来年は盛岡競馬場で行われます。盛岡競馬場は近いので是非現地に行きたいのですが、今月から仕事で西日本に行くので厳しいかもしれませんね。

是非いつかJBC競走はまともに見たいですね。浦和で行われたJBC競走は物凄い人でまともにレースを見ることができませんでしたから。

以上、日本のJBC競走の回顧でした。

2、ブリーダーズC展望

続いて日本馬3頭が出走するブリーダーズCについて展望したいと思います。

アメリカのレースなので、なかなか見る機会もないですし、力関係の比較も非常に難しいですね。

まず、今年のブリーダーズCが行われるデルマー競馬場のコースについて簡単にみていきたいと思います。デルマー競馬場の特徴は1周1408Mと小回りの左回りコースでコーナーがコーナー曲率20~25Rと非常にキツイ点です。

ただ、欧州とは違い高低差はあまりないので急なコーナーをこなせる器用さがあれば十分に戦えるコースだと思います。

①ブリーダーズCフィリー&メアターフ展望

まず芝2200Mを舞台に行われ、日本からはラヴズオンリーユーが出走するこのレースについて予想を行いたいと思います。

ポイントはコーナー6回あるので、このコーナーをロスなく器用に立ち回ることができるかでしょう。

さて注目馬は、現地で4連勝しているウォーライクゴッデス。現在4連勝中で、前走ではGⅠフラワーボールSを勝利しGⅠ馬となりました。

やはり地元の利はありますし、ラヴズオンリーユーにとっては、最強のライバルとなりそうです。初の日本やヨーロッパの一流馬と戦うことになりその辺りの力関係の見極めが非常に大事になりそうです。

あとは欧州から参戦するラブについてです。今年初戦のプリンスオブウェールズSを最内から抜け出して勝利し、その後は勝利から離れていますが、今回は器用さの求められるアメリカのサラトガ競馬場で高低差はヨーロッパに比べると少ないので比較的レースはしやすいと思います。

後は、当日良馬場でレースが行われることがこの馬にとっては願うことでしょう。

前走オペラ賞で初めてGⅠを勝利したルジールにも注目ですね。この時の4着アウダーリャは、プリンスオブウェールズSでラブの2着だった馬。その馬相手に先着した実績は十分評価に値すると思いますし、このメンバー構成であれば勝利するチャンスは十分にあると思います。

そして、日本から参戦するラヴズオンリーユー。前走の札幌記念ではソダシの先行抜け出しに屈しましたが、それでも2着はしっかり確保。海外競馬では、ドバイシーマクラシックで差のない3着、香港のクイーンエリザベス2世Cでは日本の競合馬相手に勝利しました。オークスを勝利した馬が今年はさらに本格化した印象です。今回の相手関係を見ると状態面が問題なければ十分勝ち負けだと思いますし、日本馬初のブリーダーズC勝利の資格も十分にあると思います。

では、レースの予想にいきたいと思います。

◉7 ウォーライクゴッデス

◉は地元で4連勝しているウォーライクゴッデスとしました。欧州の一流馬と直接対決した実績がないのでその辺りの力関係の比較が非常に難しいところですが、やはり地元の利があることと小回りの癖のあるサラトガ競馬場で圧勝していることを考えると馬券の軸としての◉はこの馬が最適だと思います。

日本での馬券発売では人気はラヴズオンリーユーに集まりそうですし、人気次第では単勝で狙ってみるのも非常に面白いと思います。

◯8 ラヴズオンリーユー

相手本線はラヴズオンリーユー。今年の充実ぶりを見るとやはりここでも十分に勝ち負けの資質はあると思いますし、アメリカの競馬場は日本の競馬場に似ているので日本馬も十分にやれると思います。ヨーロッパの馬よりもその点は強みですし、ここでは人気でも◯以下には落とせないです。

今年のメンバー構成を見ても地力では最上位だと思いますし非常に楽しみですね。

▲6 ラブ

▲は6のラブにしました。今年はプリンスオブウェールズS勝利後は勝利から遠ざかっていますが、やはり地力は非常に高い馬ですし、同じ牝馬同士の戦いであれば十分に通用すると思います。

凱旋門賞回避もその後の凱旋門賞出走馬の成績を見ても英断だったと思いますね。かなり消耗の激しいレースでしたから。

初のアメリカへの輸送が懸念点ではありますが、輸送しても大丈夫であろうという判断がオブライエン師にあるからこその出走でしょう(ダメな時は凱旋門賞のように直前でも出走回避しますから)。その意味でも今回は非常に信頼できると思います。

以下△4ルジール(1戦ごとに着実に成長しており、前走の勝ち方も非常に強かった。アウダーリャを物差しにするとラブとは十分に通じるくらいの力はある)12アウダーリャ(去年の子のレースの勝ち馬。それ以降は勝ちきれないレースは続いているが大崩れもしていない堅実な走りが持ち味。上位人気馬が崩れるようなら連覇の可能性は十分にある。)

以上、ブリーダーズカップフィリー&メアターフの予想でした。

②ブリーダーズカップマイル展望

続いて日本からはヴァンドギャルドが出走を予定しているブリーダーズCマイルについてです。

このレースの注目馬は現在1番人気に支持されているスペースブルースでしょうか。前走フォレ賞では後方から一騎の末脚で勝利しました。その勝ち方は圧巻でこの相手でも期待はできるが懸念点は距離になるでしょうか。2年以上1400Mを超える距離は走っておらず残り200M伸びるのでその対応が一つ鍵になると思います。ただ、前走の走りを見る限りでは距離が伸びるのも問題ない気もしますが、どうなるでしょうか。

地元のアメリカ勢からは、モーフォーザが有力でしょうか。今年はペガサスワールドカップこそ9着と大敗しましたが、それ以降のレースは全て勝利。1600Mに至っては、8戦6勝という非常に非常に非の打ちどころの無い成績となっております。ヨーロッパ勢は強力ですが、地元の総大将としてここは期待したいところでしょう。

インラブは、前走キーンランドマイルを勝利し、力をつけていますが、モーフォーザやヨーロッパの一流馬相手にどこまで通用するか。

マザーアースは前走のクイーンエリザベス2世Cでは、バーイード、パレスピア相手に離されての5着と大敗でしたが、それまでのレースは9戦連続で3着いないと非常に堅実な実績を持っています。前走よりは相手関係楽にはなりますし、このメンバーでは有力候補の1頭でしょう。

さて、日本から出走するヴァンドギャルド。今年は、ドバイターフ2着のあとの毎日王冠では8着と大敗。力のある馬だけに一度使ってどこまで変わり身を見せることができるかが一つの取捨選択の鍵になると思います。このメンバーであれば通用する下地はありますし、本番でも非常に楽しみですね。

さて、ブリーダーズマイルの予想です。

◉6 モーフォーザ

◉は地元のモーフォーザとしました。この馬は、1600Mで崩れない強さを持っていますし、高速決着に適応できるのも何よりの強みですね。

ヨーロッパからもバーイードは出走してきませんでしたし、このメンバー構成であればこれまでの実績を素直に信頼しても良さそうです。

◯9 マザーアース

相手本線はマザーアース。前走こそ敗れましたが、それまでの安定感は何よりの強みです。鞍上にRムーア騎手を抑えたことからもここは勝負に来ていますし、人気がスペースブルースに集まるようならこちらの馬を狙うのが面白そうですね。

▲5 ヴァンドギャルド

▲はヴァンドギャルド。海外競馬ではドバイ2着の実績がありますし、アメリカの馬場も十分にこなせると思います。今回の相手関係もいうほど強力では無いと思います。

であれば、勝利のチャンスは十分にあると思います。スピード決着はこの馬の望むところですし、現時点であまり評価は高くありませんが、ここでは頑張って欲しいですね。

以下△3スペースブルース(距離は十分にこなせそう。後は、後方から足を使う馬なので小回りのデルマー競馬場をこなすことができるか)12パールズガロアー(メイトロンS、フォレ賞2着とGⅠでも崩れない堅実さが魅力。当然馬券には加えたい)

印はここまでとします。個人的に3レースの中では1番難しいレースのような気がしますね。バーイードが出走しないことで一気に混戦ムードになっています。ただ、その分馬券的な妙味はあると思います。ぜひ、チャレンジしたいレースですね。

以上、ブリーダーズカップマイルについてでした。

③ブリーダーズカップターフ

続いてブリーダーズカップターフについての展望です。

このレースには日本馬が出走しませんが、馬券は発売されるのでこのレースも予想したいと思います。

おそらくこのレースが1番注目度が高そうですね

欧州で実力トップクラスのタルナワこのレース連覇をかけて出走します。

出走メンバーを見る限りでは、日本での馬券発売でも圧倒的な1番人気になることが予想されます。

去年のこのレースを勝利したのち、今年は復帰戦を勝利したのち、愛チャンピオンSではセントマークスパシリカと差のない2着、凱旋門賞では最後トルカータタッソに外から差し切られての2着でしたがその力は今年も衰えていません。メンバーを見ても明らかにこれまで2戦よりは楽なメンバーなのでここは連覇を期待したいところです。

懸念点としては、前走の凱旋門賞が非常にタフなレースで出走馬はその後のレースであまり結果を出せていない点ですかね。ただ、タルナワの場合は1ヶ月の休養期間がありますから問題ないと思いますが、果たしてどうなるでしょうか。

対抗できそうなのは、前走ヴェルメイユ賞でスノーフォールを破ったティオーナでしょうか。前走のスノーフォールの追い込みを凌いだ内容は非常に強いですし、馬自体も成長できれば打倒タルナワの1番手に浮上すると思います。

では、ブリーダーズカップターフの予想に入りたいと思います。

◉13タルナワ

小回りのサラトガ競馬場で外枠に入ってしまったのは懸念点ですが、やはりこれまで戦ってきた相手関係を考えると◉は揺るがないと思います。

去年もブリーダーズカップターフを制していますし、アメリカのコースは問題ないでしょう。後は、サラトガ競馬場の小回りに適応できるかだけだと思います。

ここは欧州トップの実力馬の力を見せて欲しいですね。

◯12 ティオーナ

相手本線は、先行できる有利さを活かして欲しいティオーナとしました。前走のヴェルメイユ賞はスノーフォールの調子が下降気味のこともありましたが、それでも勝利している内容は決してフロックではないと思います。

凱旋門賞をパスしてこのレースに臨むローテも非常にいいですし、やはり打倒タルナワの1番手にはこの馬を推したいですね。

外枠になってしまったのでスムーズに先行できるかは1つ大きな鍵になりますが、人気がタルナワやドメスティックスペンディング(回避)に集まるなら、この馬の単勝で勝負するのも面白いともいますね。

▲7 ウォルトンストリート

▲にはウォルトンストリートとしました。ドバイでは、上位3頭から3馬身離されての4着でしたが、その後も着々と力をつけています。

小回り競馬場で先行できる力も魅力ですし、上位人気馬が差し追い込み馬ということを考えても一発の可能性は十分にあると思います。

以下△11グーフォ(サラトガ競馬場での実績もあり、ドメスティックスペンディングがいない今回のメンバーであれば当然地元の有利さには期待)14ジャパン(この馬も欧州で堅実に走れる馬スムーズに運ぶことができれば馬券圏内の確率は十分にある)

印は以上になります。ドメスティックスペンディングが回避した以上はやはり欧州馬の方が有利に思えますね。ただ、舞台はスピード重視のアメリカ。どうなるか分からないのが競馬の面白さです。当日の馬場状態は十分にチェックしてから買うのがいいと思います。

以上、ブリーダーズカップターフについての展望でした。

3、まとめ

今週の競馬は地方でJBC、アメリカではブリーダーズC競走、JRAでは4重賞が行われ非常に楽しみな週末かと思います。

この記事ではJBC競走回顧とブリーダーズCの展望を行いました。

ブリーダーズCはアメリカで行われ、日曜日の朝にに行われるので朝起きるのが大変ですが、なんとか朝起きて日本馬の活躍を応援したいですね。

今週の重賞はアルゼンチン共和国杯、みやこSのどちらかのレースを予想記事は書きたいと思います。

今回の記事は以上になります。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。


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