青葉賞予想
こんにちは。
明日は、阪神競馬場で天皇賞・春が行われますが、今日も東京競馬場でダービーに向けての注目のトライアルレース青葉賞が行われます。
東京2400Mという日本ダービーと同じ舞台のレースにもかかわらず、このレースの勝ち馬から日本ダービー馬は出ておらず、シンボリクリスエスやフェノーメノなどの2着が最高着順です。しかし、ダービーに限らず、その後の活躍馬も多数輩出している注目レースです。
1、青葉賞注目馬について
青葉賞注目馬については、皐月賞の回顧記事に書いたのでこちらをご覧ください。
この記事に補足をします。
直前の気配としては、5ヶ月ぶりのレースとなるワンダフルタウンは1週前にCWで好時計をマークしており、状態面は問題ないように思えます。あとは、休み明けの輸送が待っているので、ここで大きく馬体重を減らさなければチャンスはあると思います。
ノースブリッジも調教の動きはよく、一頓挫を感じさせないような動きです。この馬の場合は、逃げ先行馬が揃ったので、展開次第になるでしょうか。
青葉賞といえば、藤沢和雄厩舎のイメージが非常に強いですが、その藤沢厩舎が送り出すキングストンボーイ。前走は、高レベルメンバーが揃った共同通信杯で4着と好走し、現在1番人気に推されています。前走の相手関係から見れば、ここでは地力上位ですし、この馬に先着できる馬がいるかどうかが、ダービーでエフフォーリアに対抗できる馬かどうか見極めることができそうです。調教面ではタイムは、目立つものではないものの、藤沢調教師のコメントを見るには順調に来ているようなので、ここでも当然の上位候補でしょう。
前走、山吹賞を快勝したアオイショー。中舘調教師も自信を持っているようなので。この舞台でどんな走りを見せるか。馬の走りを見る限りでは、東京競馬場へのコース代わりはプラスにでそうです。ダービーへの切符を取るためには、2着以内に入るのは必須条件です。このレースは勝ちに来るでしょう。
他にも伏兵になりそうな馬が多数出走するので本当に楽しみな1戦です。
2、東京競馬場の馬場状態について
まず、今日JRAから発表されたクッション値と含水率です。クッション値は、9.2と標準値、含水率はゴール前16.1%、第4コーナーが14.5%ということで中間まとまった雨が降ったことで良馬場でも若干水の含んだ馬場状態と言えると思います。今日の芝レースの結果を見てからですが、先週ほどの高速馬場かはなんともいえないところです。でも良馬場なので、馬場状態がレース結果には大きな影響はあたえないとみています。
では、先週日曜日の芝レースを取り上げたいと思います。
東京5R 3歳未勝利 芝2400M ハロンタイム 12.9 - 11.7 - 12.9 - 13.6 - 13.0 - 13.4 - 13.0 - 12.4 - 12.3 - 11.2 - 11.0 - 11.8
上り 4F 46.3 - 3F 34.0 勝ちタイム2.29.2
1000M通過1.04.1の超スローペース。中団後方待機から外に持ち出して、圧倒的1番人気フォルテデイマルミが勝利。2着は、その内からのびた4番人気レキオノヒメ。3着は、最内で粘った8番人気ジュエルケイヴ。
青葉賞と全く同じ舞台で行われたレース。青葉賞はここまでスローにはならないと思いますが、勝ったフォルテデイマルミの能力が抜けていたことを考えると基本的には先行しスムーズに運んだ馬有利の馬場状態と言えるでしょう。
東京11R フローラS(3歳牝馬 GⅡ)芝2000M ハロンタイム 12.5 - 11.4 - 11.3 - 12.1 - 12.9 - 12.8 - 12.6 - 11.3 - 11.0 - 11.5
上り 4F 46.4 - 3F 33.8 勝ちタイム1.59.4
1000M通過1.00.2という高速馬場を考えるとスローペース。こうなると中団にいた人気馬は苦しいです。勝ったのは、先行し馬場の真ん中から抜け出した5番人気クールキャット。2着は、内で粘り込んだ伏兵14番人気。2番人気ユーバーレーベンは追い込むも3着まででした。
→先週は、開幕週で予想通りの高速馬場。週中のまとまった雨がどこまで影響を及ぼすかですが、良馬場発表なので基本的には高速馬場が続くと考えます。ただ、去年ほどの行った行ったの競馬ではなく、9Rの石和特別では、外差しも効いている(これは、勝ったダイワクンナナの能力が高いのもありますが)ので、展開次第では差し馬にも注意を向ける必要があるでしょう。
3、青葉賞レース展開予想
続いて、レース展開についてです。
パッとメンバーを見たところ、逃げ先行馬は揃った印象です。内枠をゲットしたノースブリッジがスタート決めれば逃げそうです。外からは、アウスヴァール、レインフロムヘヴン、タガノカイあたりも押して出ていくでしょう。
その直後にレッドヴェロシティ、リーブルミノル、スワーヴエルメあたりも前で競馬したい馬たちです。ここまで先行馬が揃うと、スローペースになることは考えづらくある程度ペースは流れそうです。
そうなると人気馬は中団待機で東京の長い直線でばててくる逃げ先行馬を差し切りたいところでしょう。ペースが流れれば、差し馬にもチャンスが出てくるでしょう。
4、青葉賞最終結論
それでは、追い切り、馬場状態、展開予想を踏まえて青葉賞最終結論に行きます。
◎10キングストンボーイ
◎はキングストンボーイとしました。やはり、前走ハイレベルな共同通信杯のパフォーマンスを評価すると人気でも◎かなと思います。皐月賞を圧勝したエフフォーリアからは、0.4差の4着でヴィクティファルス、シャフリヤールとはほとんど差のないことを考えれば、ここでは抜けているかなと思います。ワンダフルタウンが地力では強敵ですが、5ヶ月ぶりの実戦で次を見据えていることを考えると、前走の実績を素直に評価します。
展開も、逃げ先行馬が揃うことを考えればここの馬に向きそうな流れです。青葉賞といえば藤沢厩舎と言っていいくらいで、このレース4勝しています。ここは、自信をもって◎をうちたいですね。
◯5ワンデイモア
相手本線は、現在10番人気とまったく人気がありませんが、東京競馬場で一変が見込めるワンデイモアにします。この馬の評価したいのは、3走前の東京の未勝利戦で、逃げ先行決着のレースをただ1頭追い込んできた内容と2着モンテディオは青葉賞にも出走するくらいの実力馬ということを考えればこのメンバーでもやれてもおかしくないです。
前走弥生賞ディープインパクト記念は、逃げ先行決着でこの馬には展開も向かなかったです。それで人気を落としているなら、ここは積極的に狙いたいです。
▲6アオイショー
3番手には、アオイショー。こちらも前走のパフォーマンスから人気になっていますが、やはり東京代わりがプラスに働きそうなのが1番の強調材料です。
2走前には、ハイレベルのGⅠホープフルS7着の実績もあるので、このメンバーの中では当然上位候補でしょう。2着以内に入ってダービーへの権利を取りたいでしょうから仕上げもメイチできている印象です。
展開もハイペースになればこの馬の末脚が活きるでしょう。
以下、△2ワンダフルタウン(実績、地力上位ではあるも5ヶ月ぶりの実戦。どこまで走れるか)3ノースブリッジ(スムーズに逃げることができれば当然前残りは警戒。東京代わりは未知数だが、能力は当然あるので抑えは必要)
ここまでとします。日本ダービーに向け、打倒エフフォーリア候補の馬が現れるか大注目のレースです。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。