阪神JF最終結論
こんにちは。
今週末は、香港国際競走が非常に注目ですが、国内でも2歳牝馬による注目のGⅠレース阪神JFが行われます。
阪神JFは春のクラシック桜花賞と同じコースで行われ、牝馬クラシックに直結するレースです。
去年の勝ち馬ソダシは翌年で桜花賞を勝利しました。過去の勝ち馬を遡っても、レシステンシア、ラッキーライラック、アパパネ、ブエナビスタ、ウォッカなど錚々たる名牝がこのレースを勝利し牝馬クラシックだけに限らず、古馬でも活躍している牝馬が出ています。
今年もこのレースを勝利し、翌年のクラシックに向けて好発進する馬はどの馬か注目ですね。
この記事では、馬場状態、レース展開を考察して最終結論まで行きたいと思います。
1、阪神競馬場馬場状態について
まず、開催が進んでいる阪神競馬場の馬場状態についてです。
昨日行われた芝のレースを取り上げて紹介したいと思います。
9R エリカ賞 2歳1勝クラス 芝2000M
ハロンタイム 12.7 - 10.9 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 11.9 - 11.8 - 12.4
上り 4F 48.1 - 3F 36.1 勝ちタイム1.59.7R
過去にはGⅠ馬も輩出している出世レース。今年もアートハウス、ダノンブリザードといった素質馬が出走し注目のレースです。
逃げたのはジャバン。2番手に1番人気のアートハウス。1000M通過1.00.8と前半のペース自体は早くありませんでしたが、後半から11秒台のラップが続きこれが逃げ先行馬にとっては一気に苦しくなりました。
アートハウスが外から一気に先頭に立とうとするも伸びきれず。馬場の真ん中から抜け出したサトノヘリオスが内で抜け出しを図ったヴェールランスとの競り合いを制して勝利しました。3着は外から追い込んだダノンブリザード。勝ちタイムは1.59.7のレコード。
勝ったドサトノヘリオスは2線連続のレコード勝利。年明けの3歳重賞が非常に楽しみになりました。
さて、今回は展開的に差し馬にむいたかもしれませんが、やはり開催が進んだ阪神の馬場状態は内が荒れてきており、馬場の真ん中〜外を回った馬の方が有利の傾向のように思えましたね。
10R 境港特別 3歳以上2勝クラス 2400M
ハロンタイム 13.6 - 12.6 - 12.8 - 12.6 - 12.8 - 12.5 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.3 - 11.0 - 12.7
上り 4F 46.8 - 3F 35.0 勝ちタイム2.28.0
逃げたのはナオミラフィネ。2番手にタイセイモンストル。人気のフアナは4番手追走。人気のエクセレンタイトイムは中団後方からの追走となりました。
前2頭が後続を突き放す形で最後の直線に入りました。2番手追走の5番人気タイセイモンストルが先頭に立つとそのまま押し切って勝利しました。2着は最後に外から追い込んだ4番人気のリフレーミング。3着は逃げ粘った6番人気ナオミラフィネ。1番人気のフアナは伸びきれず4着に敗れました。
かなりのスローペースで楽にレースを運んだ前2頭による勝利。
これは、楽にレースを進めた前2頭を褒めるしかないでしょう。
11R リゲルS 3歳以上OP(L) 1600M
ハロンタイム 12.9 - 11.1 - 11.9 - 12.0 - 11.7 - 11.4 - 11.2 - 11.8
上り 4F 46.1 - 3F 34.4 勝ちタイム1.34.0
非常に混戦模様のメンバー構成のレースとなりました。レースはベステンダンクがハナを切る展開。離れた2番手追走にベレヌス。離れた3番手にガゼボ。縦長の展開でレースは進みました。
人気のエアロロノアは後方からレースを進め、一気の末脚で差し切りました。2番手は、間から先に抜け出したクラヴァシュドール。3着は真ん中のレッドガランが差して、比較的人気の差し馬同士の決着となりました。
最初の3F34.0という通過タイムを見た時にはこれは荒れるかもしれないと感じましたが、結局は荒れませんでした。
やはり外差しがかなり決まっている印象ですね。
2、レース展開予想
続いてレース展開についてです。
メンバー構成を見ると逃げ先行馬はそれなりにいるので、ペースは早くなりそうですね。
逃げるのは、前走逃げたパーソナルハイかトウホウアラビアンのどちらかでしょうか。
ナムラリコリス、キミハクイーン、ウォーターナビレラ、ダークペイジ、ベルクレスタあたりも先行競馬に徹するので、そうなると先行争いが激しくなり、前は早くなりそうです。
人気では、ステルナティーアは前走で先行していますが、今回は馬場状態やメンバー構成を考えるとルメール騎手は控えそうな気がします。
ナミュールも前走の末脚を考えると無理して前に行く必要はないでしょう。今の阪神競馬場の馬場状態を考えると中団待機から外に回してこの馬の競馬をしてくるでしょう。
サークルオブライフも同様の考えで中団待機となるでしょうか。
先行争いが激しくなると前傾ラップになり勝ち時計も早くなるでしょう。今の時計のかかっている阪神競馬場の馬場状態を考えても1分33秒台は出るかもしれませんね。
3、最終結論
以上のことを踏まえて阪神JFの最終結論にいきたいと思います。
◉1 ナムラクレア
◉は、メンバー構成がキャリアが浅い馬同士の混戦模様であれば、2線連続外から一気の末脚で追い込み好走しているナムラクレアがいいのでは、と思い◉としました。
前走の走破タイム1.21.2は悪くない時計ですし、内から下げて馬群を割って伸びてくることができれば勝機は十分にあると思います。
前走を見る限りでも距離が200M伸びることは問題なく感じますし、他の差し馬に人気が集まるようであればこのレース狙いたいですね。
◯17 ナミュール
相手本線は人気になっていますが、ナミュール。
前走は、パーソナルハイが逃げ込み勝利を狙う中一気の末脚で勝利しました。勝ちタイム1.33.8上がり3F33.0というのはこのメンバーを見ても最上位の持ちタイムと上がりの末脚でしょう。
しかも鞍上はCデムーロとなれば人気になるのも頷けますね。
個人的には、この1戦だけで即GⅠ通用するかと言われるとなんともいえないところなので、◉にはしませんでしたが、前走のパフォーマンスは間違いなくメンバーの中でもナンバー1だと思います。
ここで圧勝するようなことになれば来年のクラシックが一気に楽しみになります。どんなレースをするか非常に楽しみですね。
▲13 ウォーターナビレラ
▲はウォーターナビレラとしました。3連勝の内容はどれも非常に強いですし、先行馬の中では外から行く馬の出方を見ながらレースを進められる自在性を考えると▲評価としました。
個人的に1~2番人気と思っていたので思ったより人気がない印象です。
ファンタジーSの時計は決してレベルの低いものではないと思うので、十分GⅠでも通用する下地はあると思います。
ただ、先行争いに巻き込まれて失速するリスクはやはりあるので、そのことを考えての3番手評価としました。
以下△10サークルオブライフ(前走の末脚はお見事でしたが、アルテミスの時計を考えると赤松賞の方が時計面でも優秀に感じました。その意味でも抑えまで)8ステルナティーア(コマンドラインと接戦を演じた前走の内容は非常に強いものの、いきなり牝馬限定のGⅠで通用するかは未知数)
印はここまでとします。
人気どころでは、ベルクレスタを無印にしました。個人的にはアルテミスS組のレベルをそこまで高く評価していないので、先行脚質で前がやりあうことを考えると印を回しませんでした。
予想は以上になります。
正直、今年の2歳牝馬は牡馬以上に混戦模様なので、本当にどの馬が勝利するかわかりません。ほとんどの馬に勝利しするチャンスはあると思います。
今週は、香港もあるのであまり無理しない範囲で勝負したいですね。
今回は、香港で勝負するので、馬券は見送ります。12月は有馬記念、ホープフルS(人によっては東京大賞典まで)まで非常に長いので、無理のない範囲で勝負したいですね。
記事は以上になります。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
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