クイーンSレース回顧
こんにちは。
今日は、函館競馬場1800Mを舞台に牝馬限定GⅢクイーンSが行われたのでレース回顧を行います。
レース前の馬体重で気になったのはクラヴァシュドールの+14kgですね。前走馬体重が減っていたわけではないので、これは太めのこりかもしれないと思いましたね。
他の人気馬については、特にレース前の雰囲気は問題ないと思いましたね。マジックキャッスルも馬体重的には問題なく、これならある程度の力は発揮できると思いました。
人気の国枝厩舎2頭はパドックの雰囲気が非常に良く、やはり国枝厩舎しっかりシア上げてきていると感じましたね。
1、レース回顧
直前でまとまった雨になったクイーンS。波乱の予感かもと感じました。実際は、そんなに荒れませんでしたが。
スタート直後のハナ争いですが、外からシャムロックヒルが行こうとするところを内からローザノワールが制してハナに立ちました。逃げ予想の1頭だったサトノセシルは中団待機を選択。最終的にはこの作戦ははまりましたね。
2番手はドナアトラエンテ。予想通り川田騎手は積極策に出ましたね。マジックキャッスルは先行集団に取り付く作戦。一方のテルツェットは後方待機を選択しました。
1000M通過は59.9。良馬場でも直前の大雨で馬場が悪化していることを考えればペースは流れましたね。
最終コーナーで2番人気のドナアトラエンテは手応えが怪しくなり後退。1番人気のマジックキャッスルが先行から抜け出しを図って位置を上げてきましたね。
ゴール前、一度は抜け出したマジックキャッスルが抜け出したところを馬群を塗って外から追い込んだ3番人気テルツェットが差し切り勝利しました。勝ちタイムは1.47.8。
2着はマジックキャッスル。3着は外から追い込んだサトノセシルが入りました。
2番人気のドナアトラエンテは11着大敗と非常に厳しい結果となりました。この馬についてはしただ触れたいと思います。
2、各馬ごとの振り返り
では、クイーンSの結果を踏まえての秋の古馬牝馬路線について触れたいと思います。
1着 テルツェット
今日は、改心の勝利でしたね。
先行馬には厳しい流れになったので、その点がハマった印象もありますが、この差し脚は実力がないと使えないものです。あとは、鞍上のルメール騎手の騎乗もお見事でした。
前走14着大敗からの巻き返し、秋に向けて視界が大きく開きました。
次走は府中牝馬Sあたりが濃厚でしょうか。秋には、エリザベス女王杯が目標になりそうですが、成長していますし、次走次第では当然候補でしょう。
2着 マジックキャッスル
マジックキャッスルはゴール前で差されての2着でしたが、レースの流れを考れば、決して悲観する内容ではないですし、牝馬トップクラスの実力を十分に発揮したと言っていいでしょう。
洋芝、小回りの函館コースを攻略したことで視界も大きく開きましたし、秋の活躍も非常に楽しみですね。
3着 サトノセシル
今日は前走の逃げから一転して、差し競馬の形を取りました。
結果的にこの作戦はハマりましたね。
最後の直線では、勝ったテルツェットと並んで追い込んできました。
初の重賞挑戦で3着というのは非常に立派ですし、メンバー的にもGⅢでは結構強いメンバーだったので、このメンバー相手に3着というのは非常に健闘しましたし、今後の活躍も非常に楽しみですね。
4着 フェアリーポルカ
フェアリーポルカも先行作からうちで4着に粘りましたね。直前の大雨がこの馬にとってはプラスになったと思いますし、斤量56kgで好走できたことは大きいでしょう。
この馬も牝馬限定の重賞では注意が必要な1頭ですね。
それ以外の馬について触れたいと思います。非常に勿体無い競馬をしたのは7着のイカットでしょう。直線は内で抜群の手応えでしたが、前の馬が完全に壁になってしまい詰まってしまいました。直線で前が開けば勝ち負けだったので本当にもったいなかったですね。ただ、この7着は度外視できますし、次走は要注意でしょう。
このレースで残念だったのは11着に大敗したドナアトラエンテでしょう。ジェンティルドンナの妹で期待している人も多い馬で、前走で好走しただけに、非常に残念な結果でした。ハイペースを2番手追走という厳しい競馬でしたが、それを踏まえても負けすぎな印象です。中山牝馬Sでも不良馬場で大敗したので雨が降るとこの馬ダメな馬かもしれません。力はある馬なので、次走の巻き返しに期待したいところです。
以上クイーンS回顧でした。
3、秋の牝馬路線について
最後に秋の古馬牝馬戦線について触れたいと思います。
宝塚記念を制したクロノジェネシスは凱旋門賞、ヴィクトリアマイルを制したグランアレグリアは天皇賞・秋に向かうということでそれ以外の馬について触れます。
秋の古馬牝馬路線に向けての注目レースは札幌記念でしょう。ソダシVSラヴズオンリーユーの対決は非常に楽しみですね。このレースを制した馬が秋の古馬牝馬路線の主役になると思います。
あとは、桜花賞2着、日本ダービー5着のサトノレイナスも古馬牝馬と十分に戦える能力があるので、これらの馬がエリザベス女王杯で戦えるのは非常に楽しみですね。
秋の注目牝馬を5頭あげるとすると(※グランアレグリア、クロノジェネシスを除く)
ラヴズオンリーユー ソダシ サトノレイナス マジックキャッスル ランブリングアレー
この5頭ですね。
ラヴズオンリーユーはQE2世Cを勝利、ドバイシーマクラシックでもクロノジェネシスと差のない競馬を見せており、クロノジェネシスがいない牝馬戦線では現時点では主役だと思います。
対する3歳牝馬、1番の期待はソダシでしょう。阪神JF、桜花賞とGⅠ2勝し、ファンも非常に多い馬です。白毛の馬体の美しさ強さだけではなく強さを持った馬。前走オークスでは非常に厳しい競馬になってしまいましたが、札幌記念での巻き返しに期待したいですね。
サトノレイナスも3歳牝馬ではトップクラスの実力を持っており、日本ダービーでも掲示板を確保しました。秋華賞、エリザベス女王杯では当然期待される1頭でしょう。
以上の3頭が現時点での古馬牝馬路線の主役だと思います。
マジックキャッスルは回顧記事で触れたので、ランブリングアレーについて。前走ヴィクトリアマイルでは2着に入り、急成長中の馬です。次走オールカマーということで、牡馬に勝つようなことがあれば一気に秋競馬で楽しみになりますね。
以上、秋の牝馬路線について触れました。
4、まとめ
以上、クイーンS回顧と秋の牝馬路線について記事にしました。
秋に向けてのレースも始まるので秋のGⅠ戦線についても展望記事を書いていきたいと思います。
来週は、ダート重賞が古馬と3歳馬であります。この2レースについても回顧記事は書くので来週以降もよろしくお願いします。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?