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高松宮記念回顧

 こんにちは。

 春のGⅠ高松宮記念が終わりました。雨が降り馬場が悪化する中で、どうなるんだろうと思いましたが、結果的には実力馬がしっかり力を出し切りましたね。

 去年はゴール前直線で審議になってしまったので、今年は実力馬が力を出し切った非常に素晴らしいレース内容でした。

 そして、馬券も的中し、コツコツと資金を増やすことがでいてよかったです。今週は毎日杯、ドバイシーマクラシック、高松宮記念と固い決着でしたが、その中でも的中し、少しでもプラスにすることが大事です。

 私の競馬スタイルとしては荒れそうなレースで自信がない時は、手を出さない、というスタンスなので、そのスタンスでこれからも競馬と付き合い続けていきたいと思います。

 さて、高松宮記念のレースを振り返りたいと思います。

1、高松宮記念レース回顧

 レースは、モズスーパーフレアが予想通り逃げましたが、レシステンシアは無理に前に行かなかったですね。結果的には、無理せず中団につけたのもよかったのかもしれません。他の人気馬は、ダノンスマッシュもインディチャンプも中団を追走しましたね。

 では、レースラップですが

ハロンタイム 12.2 - 10.7 - 11.2 - 11.5 - 11.6 - 12.0
上り 4F 46.3 - 3F 35.1  勝ちタイム1.09.2

 逃げたモズスーパーフレアが作った前半3Fのペースが34.0と重馬場を考慮してもミドルペースでしょうか。人気馬は中断で待機し、第4コーナーを迎えました。

 モズスーパーフレアが先頭で粘る中、馬場の真ん中から3番人気インディチャンプが差を詰め先頭に一旦出ます。しかし、さらに外からダノンスマッシュとレシステンシアの人気馬2頭が猛追。ダノンスマッシュが出たところがゴールでした。

 2着はレシステンシア、3着にはインディチャンプ。実力馬が1〜3着に入りしっかりと力を出し切りました。ダノンスマッシュは、最後の直線で狭くなり抜け出せるのかなと不安でしたが、レシステンシアが少し外にでたことで進路が空き、一気に伸びきりました。

2、各馬ごとの振り返り

1着 ダノンスマッシュ

 見事な差し切り勝利でした。左回り、重馬場、レース前の課題はたくさんあったと思います。実際、差し競馬に徹したことで伸び切れるのか不安でしたが、結果的には杞憂に終わりました。

 最後の直線進路が空いたら、一気に末脚を炸裂。去年暮れの香港スプリントを彷彿させる見事な末脚でした。6歳ですが、今が1番充実していると思うくらいの素晴らしいレースでした。

 香港スプリントに続き、高松宮記念も制しました。秋にはGⅠ3連勝を目指し、スプリンターズSに挑戦して欲しいですね。中山1200Mの方がこの馬にとっていい条件だと思いますし、去年2着のリベンジを期待したいですね。

2着 レシステンシア

 2着のレシステンシアも素晴らしいレースでした。外枠からの発走で自分の競馬ができなかったかもしれません。ただ、それでも中団から前を追走し、最後の直線は外からダノンスマッシュと共に伸びてきました。

 初の1200Mにも十分対応しましたし、差し競馬でも結果を出すことができたことは非常に大きいですね。この馬、スプリント〜マイルまで十分走れますし、脚質にも幅が広がりました。

 次走は、ヴィクトリアマイルあたりが有力でしょうか。もし、VMに行くとなると牝馬限定のマイル戦で、デアリングタクトが出走しないとなると当然有力候補になるでしょう。

 今後、どんなローテを組むのかも非常に注目ですね。

武豊騎手の代打の浜中騎手も勝ちたかったでしょうが2着としっかり結果を出した騎乗もお見事でした。

3着 インディチャンプ

 インディチャンプも初の1200Mで3着というのも立派な成績でしょう。前を行くモズスーパーフレアを捉えたときにはこれは勝ったと思いましたが、外から実力馬2頭に交わされました。

 上位2頭とは、通ったコースの差も大きいでしょう。雨で外の伸び脚が目立ってましたから。それでも内からしっかり伸びましたし、これでスプリント戦の目処も立ったと思います。

 春の今後の最大の目標は安田記念になるでしょうか。スプリントとマイルの2頭流でGⅠ戦線を引っ張って欲しいですね。

4着 トラヴェスーラ

 このメンバー相手に4着はとても立派な成績ですね。この馬は重馬場で時計がかかる競馬というのもよかったと思います。

 この馬は、重馬場で左回りという条件で穴で激走するということも覚えておくといいかもしれません。

5着 モズスーパーフレア

 今日は、この馬のペースでレースをは運びましたね。去年このレースを制しているだけあって、やはり自分のペースでレースを運ぶと本当にしぶといです。

 逃げて掲示板に残っているのはこの馬だけなので、やはり力があります。中山のスプリントはこの馬得意にしているので、秋のスプリンターズSが非常に楽しみな馬ですね。

6着 サウンドキアラ

 苦手な重馬場ですが、6着に頑張りましたね。去年のVM2着馬なので、今後はVMに向かう確率が高いですが、調子が上がれば去年以上の走りも期待できそうです。

14着 ラウダシオン

 果敢に先行集団についていきましたが、直線パタッと止まってしまいましたね。重馬場というのが苦しかったかもしれません。

 左回りはあってますし、1200Mも前走で結果を出しているので問題ないと思います。良馬場で見直したいですね。

 以上高松宮記念を各馬ごとに振り返りました。

3、スプリント戦線の今後について

 最後に、今日のレースの結果を受けてのスプリント戦線が今後どのうような展開になるのか簡単に考えていきたいと思います。

 去年の絶対王者グランアレグリアは、中距離路線にシフトしました。そうなると今日勝ったダノンスマッシュ、2着のレシステンシア、3着のインディチャンプはローテは別々ながらもスプリント界を引っ張っていく存在になりそうです。

 今日出ていなかった馬で注目したいのは、父ロードカナロア、母にスプリントGⅠ勝利のカレンチャンという超良血馬カレンモエでしょうか。ダノンスマッシュと同じ安田隆行厩舎ということで、高松宮記念を回避しサマースプリントシリーズに向けじっっくり調整するとのことです。

 安田隆行厩舎は、同じ厩舎にダノンスマッシュがますし、過去にはロードカナロア、カレンチャンも育てた超名門厩舎です。数多くの名スプリンターを輩出しているので、今後が本当に楽しみな1頭です。

 母のカレンチャンは、夏場急に強くなって条件戦を圧勝しGⅠタイトルを取ったので馬の成長力にも期待したいです。

以上、今日の高松宮記念の1〜3着馬とカレンモエの4頭が今後のスプリント注目馬として今は上げます。あとは、今の3歳世代でヨカヨカあたりが成長すれば楽しみですし、スプリント路線も目が離せないシーズンが続きますね。

 以上、高松宮記念回顧記事でした。最後まで読んでいただき本当いありがとうございます。

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