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菊花賞注目馬について
こんにちは。
牝馬クラシックの秋華賞が終わり、今週は菊花賞が行われます。
舞台は阪神競馬場の3000M。春に行われる阪神大賞典と同じ舞台になりますね。
出走メンバーを見ると皐月賞馬エフフォーリアは天皇賞・秋に、ダービー馬シャフリヤールはジャパンCに向かうので皐月賞馬、ダービー馬不在の菊花賞になります。これは、一昨年以来となります。
菊花賞の3000Mとなると、今の時代は三冠がかからない限りは天皇賞秋などの中距離レースに向かう傾向がありますね。これは、日本に限らず菊花賞のモデルになった英のセントレジャーSも同じような傾向がありますね(英はセントレジャーS以外にも凱旋門賞をはじめ中距離のビッグレースがあるのでそうなるのは必然かもしれませんが)。
春のクラシックを制した馬が不在の中でもメンバー的には面白いと思います。そして、馬券的にも非常に妙味がありそうですね。個人的に連敗しているのでここでなんとか取り戻したいところです。
では、注目馬を紹介します。
1、ステラヴェローチェ
まずは、不良馬場で行われた神戸新聞杯を勝利したステラヴェローチェについてです。
春のクラシックは皐月賞3着、日本ダービー3着と堅実に走りました。元々、2歳時から活躍している馬です、サウジアラビアRCを極悪馬場の中豪快に大外から差し切り圧勝。続く、朝日杯FSでは、スピード決着の中、最内をついて2着と好走しました。
共同通信杯こそ5着伸びきれませんでしたが、その後のクラシックの活躍は前述のとおりです。
不良馬場でしっかりと走るので、3000Mを走り切る力は十分にあると思います。あとは、前走の不良馬場のダメージがどこまで残っているかでしょう。その意味で追い切りの動きは非常に重要です。
1週前の追い切りでは、1勝クラスの馬を3馬身追走しあっさりと追い抜く突き放す圧巻の走りを披露しました。6F82.3-1F11.9とタイムも非常に優秀ですね。この調子であれば、神戸新聞杯のダメージはないでしょう。
鞍上の吉田隼人騎手、ソダシでは本当に悔しい結果となったので菊花賞では巻き返しを期待したいですね。
ステラヴェローチェにとって初GⅠの大きなチャンスです。まず、ここで好走して古馬との対決に繋げたいですね。
2、オーソクレース
続いては、復帰戦のセントライト記念で3着としっかり好走し菊花賞への切符を掴んだオーソクレースについてです。
2歳時は、新馬戦勝利の後、LのアイビーSも勝利し連勝しました。その後向かったホープフルSでは、最内から伸びるもダノンザキッドの2着に敗れました。
春のクラシックでは皐月賞を予定していましたが、一頓挫あり、秋まで休養となりました。
そして復帰戦となったセントライト記念。
中団の外め追走でレースを進め、最後の直線でも外から追い出しました。ただ、やはり9ヶ月ぶりの実戦の影響か手応えはあまり良くないように見えました。ただ、そこからでも最後はしっかり伸びて3着を確保するあたりは、やはりこの馬の地力でしょう。
一度使って、馬自身がどこまで成長できているかが大きな鍵になります。1週前追い切りは、鞍上にルメール騎手を乗せて、6馬身長めに追い切りを消化しています。
菊花賞を見据えての長めの追い切りでしたが、状態は明らかに上向いているでしょう。あとは、輸送を控えた最終追い切りでどこまで走れるかが鍵になると思います。
鞍上は去年のコントレイルの三冠をゴール前まで苦しめたアリストテレスに騎乗していたルメール騎手。去年は京都、今年は阪神と競馬場は違えど、距離は同じなので鞍上の信頼は絶大でしょう。あとは、菊花賞に向けて馬の状態を上げていくことができるかでしょう。
現時点では最も期待している1頭ですね。
3、タイトルホルダー
続いては、先月に死亡したドゥラメンテ産駒のタイトルホルダーです。
2歳時は、新馬戦勝ちのあとも東京スポーツ杯2歳S2着、ホープフルS4着とGⅠでも十分に走れる実力を見せました。
3歳時は、弥生賞ディープインパクト記念でスローペースの絶妙なラップを作りシュネルマイスター、ダノンザキッドという強力な馬相手に逃げ切りました。
続く皐月賞でも2番手追走から直線でエフフォーリアには交わされるもそのあとの馬には交わされることなく2着を死守しました。
日本ダービーこそ序盤早く、中盤緩み、最後はまた早くなるという独特のラップで伸び切ることは出来ませんでしたが、3着ステラヴェローチェとは大きな差はないのでペース次第では十分に逆転は可能だと思います。
秋初戦のセントライト記念では、最後の直線で完全に前が壁になってしまい全く競馬になりませんでした。これはノーカンでいいでしょう。
ドゥラメンテ産駒の後継種牡馬の期待を集めている馬なのでなんとかGⅠ勝利したいところでしょう。鞍上の横山武史騎手も前回と同じことはしないでしょうし、菊花賞でいいレースをして来週の天皇賞・秋エフフォーリアに繋げたいですね。
そんなタイトルホルダーの追い切りですが、1週前は単走で好タイムをたたきだしています。追い切りは非常に動く馬ですが、前走時の状態を維持できているでしょう。このメンバー関係を見ると地力は上位ですし、好走を期待したいですね。
4、ヴィクティファルス
最後に紹介するのは、ヴィクティファルスです。
前走セントライト記念は、後方から足を使って伸びるも5着まででした。
ヴィクティファルスのこれまでのレースの中で注目したいのは、2戦目の共同通信杯でしょう。この時の勝ち馬は皐月賞馬エフフォーリア、3着馬はダービー馬のシャフリヤールです。
この馬相手に2着に入った内容は非常に評価が高いと思います。次走のスプリングSでは、重馬場を苦にせず外から一気の差しで勝利しました。
春のクラシックでは流石に関東への輸送競馬が続いての影響もあったと思います。皐月賞9着、日本ダービー14着と大敗しました。
秋初戦のセントライト記念は、それなりに上がってはいたと思いますが、賞金面では十分に菊花賞出走するには足りているので、あくまで次走を見据えた仕上がりだと思います。
そんなヴィクティファルスの仕上がりですが、1週前の追い切りでは、CW6F長めの追い切りで好タイムを叩き出しています。6F79.6-1F12.3と全体時計で80秒を切ってきました。
今回は輸送もないですし、その面でも有利に運ぶことができると思います。予想オッズを見ても人気はあまりないですし、今の時点で穴馬を上げるとすればこの馬ですね。
ヴィクティファルスが菊花賞を制すると共同通信杯の1~3着馬がクラシック三冠レースをそれぞれ制することになります。おそらくこれは史上初ではないでしょうか。
その可能性は十分にある馬だと思いますし、3000Mをこなせるスタミナは十分に兼ね備えている馬だと思います。追い切りの動きを見る限り調子も非常にいいですし、楽しみな馬ですね。
5、最後に
以上、菊花賞注目馬4頭をピックアップしました。
皐月賞、日本ダービー馬が不在の年は荒れ菊の傾向は強いですが、果たして今年はどうなるでしょうか。
有力馬の状態次第では、荒れる可能性も十分に高いと思います。
今週1週間予想を楽しみたいですね。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。