NHKマイルC 追い切り注目馬と東京競馬場馬場傾向について🏇
こんにちは。先日かしわ記念の予想記事をきましたが、◎カジノフォンテンが勝利。2着▲ソリストサンダー3着△インティといい予想はできたと思います。カジノフォンテンはフリオーソ以来、かしわ記念10年ぶりの地方所属馬による勝利でした。次走は、帝王賞ですが今後ますます活躍が期待される馬ですね。
1、NHKマイルC出走メンバーについて
さて、この流れで今週末のNHKマイルCも頑張って当てたいところです。出走メンバーを見ると今年のメンバーも混戦模様でしょう。
人気の中心は去年の朝日杯FSの勝ち馬グレナディアガーズでしょうか。前走ファルコンSでは、57kgの斤量を背負いながらも2着としっかり結果を残して目標としていたNHKマイルCに駒を勧めてきました。
もう1頭の中心馬は、前走ニュージーランドTを5馬身差圧勝したバスラットレオン。3歳からマイルに方向転換し1戦毎に確実にレースパフォーマンスを上げているので、このレースでも非常に楽しみな1頭です。
他には、弥生賞ディープインパクト記念2着のシュネルマイスター。鞍上にルメール騎手を押さえて、皐月賞をパスしこのレースに照準を合わせてきました。1600Mでは暮れのひいらぎ賞を快勝しているので、距離短縮は問題なし。後は相手関係だけでしょう。前走2着は展開も向いたことが非常に大きいので逃げ先行馬が揃ったこのメンバーでルメール騎手がどんなレースを見せるのか非常に注目です。
他にも。前走ファルコンSでグレナディアガーズに先着し勝利しているルークズネスト、前走アーリントンCを快勝しているホウオウアマゾン、シンザン記念の勝ち馬ピクシーナイトなど伏兵も多数おり、各馬の能力比較が非常に難しいです。その一方で、追い切りや馬場状態、展開などで着順はガラッと変わるメンバー構成だけに予想のしがいがあり面白いです。
2、東京競馬場馬場状態について
先週日曜日のレースを見ると開幕週ほどの高速馬場ではありませんが、依然として比較的早い時計は出ています。
去年の馬場状態と違う点は、去年は完全な先行のイン有利な前残り馬場でした。実際、去年のNHKマイルCは1着ラウダシオン、2着レシステンシアで完全なインの逃げ先行決着となり、外枠発走の人気の差し馬には非常に厳しいレースとなりました。
しかし、今年はペースが流れれば差し追い込みも決まっています。先週日曜日の10R府中S、11RスイートピーSともにペースが流れたことで差し切り勝利となっています。なので、今年はレース展開次第では差し追い込み馬の出番もありそうです。この後レース展開予想も書きますが、今年のメンバーは前に行きたい馬が揃っており、ペースが速くなりそうなので差し追い込み馬にも要注意です。
東京競馬場の天気を見ると、金曜日に少し雨予報が出ていますが、まとまった雨にらないため今週もおそらくは良馬場開催が見込まれます。なので、展開次第では1分32秒台の時計は出てくると思います。
3、追い切り注目馬
では、NHKマイルC出走馬の中で追い切りの動きが良かった馬をピックアップして取り上げたいと思います。
①ヴェイルネビュラ
1週前 南W 稍重 5F 66.2-51.5-37.5-12.8 併せ馬、内、併入 最終 南W 良 5F 69.3-53.8-39.9-12.1 併せ馬、内、先着
1週前で好タイムをマークし、最終追い切りでもしっかり先着しました。前走スプリングSでは、道悪馬場で結果を出せませんでしたが、1600Mへの距離短縮は好材料でしょう。逃げ先行馬も揃った中で展開もこの馬に向きそうなので注意を払う1頭だと思います。
②グレナディアガーズ
1週前 芝 不良 6F 83.7-66.3-51.1-37.2-11.6 併せ馬、先着、突き放す 最終 栗東坂路 54.9-39.3-25.3-12.2 併せ馬、外、併入
1週前の追い切りでは芝の道悪馬場でもいい動きを見せ、最終は輸送も控えていることで軽めの追い切り。動きを見る限りでは問題なさそうです。後は、輸送をしっかりこなすことができれば、この馬の力を出しきれそうです。
③シュネルマイスター
1週前 南W 良 5F 63.5-50.3-37.1-12.6 3頭併せ、内、先着 最終 南W 良 66.5-51.7-38.1-12.1 併せ馬、内、先着
シュネルマイスターも2週連続で好タイムをマーク。状態は万全でこのレースに迎えそうです。追い切りに跨ったルメール騎手も好感触を口にしており、レース本番も期待が膨らむ1頭です。
前走から400Mの距離短縮で早い時計に対応できるかが1つ大きな鍵ですが、状態面からは何も不安はありません。最有力の1頭でしょう。
④タイムトゥヘヴン
1週前 南W 稍重 5F 67.0-51.5-38.8-12.5 併せ馬、外、先着、突き抜ける 最終 南W 良 5F 66.0-50.6-37.3-12.5 併せ馬、内、先着
タイムトゥヘヴンも2週連続で好タイムをマーク。状態面としては申し分ないでしょう。鞍上は、アドマイヤマーズ、ラウダシオンと2年連続NHKマイルCを勝利しているMデムーロ騎手。当然、3年連続勝利を狙っているでしょうし、展開次第ではきても全く不思議ではありません。
人気もあまりしないでしょうし、一発狙ってみるのも面白いかもしれません。
⑤バスラットレオン
1週前 栗東坂路 良 50.5-36.5-24.1-12.2 併せ馬、外、先着、突き放す 最終 栗東坂路 良 56.6-41.2-26.6-12.6 単走、軽め
バスラットレオンは1週前の追い切りの動きが抜群でした。坂路で50秒代の時計を出し、合わせた馬を突き放す動きは絶好調と言っていいでしょう。最終は輸送も控えているので軽めの調整。逃げたいこの馬にとって、レース展開がハマるかどうかが非常に大きな鍵になりますが、能力ならばこのメンバーの中でも最上です。期待の膨らむ1頭です。
⑥ホウオウアマゾン
1週前 CW 不良 7F 97.2-78.9-63.7-50.1-37.7-12.7 併せ馬、内、先着 最終 坂路 良 53.6-38.8-25.0-12.4 単走、軽め
ホウオウアマゾンは、1週前で長めの7F追い切りで好タイムをマークし、しっかり先着しました。最終は、こちらも輸送を控えており軽めの調整。それでもラスト1Fで12.4のタイムをマークしているので、好調でしょう。後は、輸送をしっかりこなせば勝ち負けの1頭でしょう。
⑦ルークズネスト
1週前 CW 良 6F 78.1-62.9-49.3-36.7-11.9 単走、長め、好タイム 最終 CW 良 6F 82.5-67.1-53.1-39.7-12.6 単走、軽め
ルークズネストは1週前のCWで好タイムをマーク。最終でもいい動きを見せており、好調を物語っているでしょう。この馬も1戦ごとにレースのパフォーマンスを上げており、この舞台でも本当に楽しみな1頭です。
後は、東京への輸送があるので、それすらこなせばこの舞台でも好走する力はあるでしょう。
以上、追い切り注目馬として7頭をピックアップしました。7頭の中でも特によく見えたのは矢作厩舎の2頭でしょうか。バスラットレオン、ホウオウアマゾンともにレースを勝てる力はあるので、この2頭には注目したいですね。
他にも穴馬の中では、ソングライン、ピクシーナイト、ランドオブリバティあたりも追い切りではいい動きを見せてました。やはりGⅠ、各陣営しっかり仕上げてきている印象です。
4、NHKマイルCレース展開について
そして、今日NHKマイルCの出走馬、枠順が発表されました。
枠順を見ると、人気馬は内中外に分散した印象です。バスラットレオンは2枠4番、グレナディアガーズは4枠8番、ホウオウアマゾンとシュネルマイスターはともに7枠13番と15番に入りました。
出走メンバーを見ると逃げ先行馬は揃いましたね。内からルークズネスト、バスラットレオン、グレナディアガーズ、ホウオウアマゾン、ピクシーナイトと行きたい馬が揃っている印象です。当日の馬場状態次第では、タイムトゥヘヴンやシュネルマイスターも前に行きそうなのでペースがスローになることはまずなさそうです。
そうなると、1000M通過は57秒台くらいになるかもしれません。ハイペースになって有利になりそうなのは、グレナディアガーズ。前々走の朝日杯FSでは日ペースを先行押し切りで勝利しています。時計勝負にも対応できるのが強みです。
ただ、バスラットレオンも前走では圧勝しており、逃げて先頭に立つとほんんとうにしぶとい1頭です。シュネルマイスターは、外枠を引きましたしペースが早くなれば無理に前に行くことはなく差し競馬に徹するでしょう。
展開が早くなり、差し追い込み競馬になればタイムトゥヘヴン、ヴェイルネビュラ、ランドオブリバティの差しにも要注意です。
まとめると、展開面の注目馬は
グレナディアガーズ、シュネルマイスター、タイムトゥヘヴン、ヴェイルネビュラ、ランドオブリバティ
この5頭に注目したいですね。
5、まとめ
以上、NHKマイルCについて書いてきました。3歳の様々なマイル短距離路線の馬が集まっており、各馬の力量評価が非常に難しい1戦ですね。
まず、明日の東京競馬場の芝レースの結果を見つつ馬場傾向を掴んでいきたいですね。それによって予想も大きく変わっていきそうです。
GW明けの大事な休み、競馬を楽しんで日々の仕事のストレスを発散できるように楽しみましょう。
記事は以上になります。最後まで読んでいただき本当にありがとうございます。