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必見!2021年海外のコミュニティ最新動向(日本も8割以上が必要になる?!)
ちょっと今日は数字を元に海外企業のコミュニティに関する意識調査の概要についてお知らせします。
86%の企業がコミュニティは自社のミッションに不可欠であると答える海外の流れ
海外でコミュニティ業界を牽引するCMXというところが先日発表した「コミュニティ産業レポート」というものがあります。
https://cmxhub.com/community-industry-report-2021/
これを読めば最新の海外のコミュニティ事情が分かるのですが英語ですし長いので概要のページを翻訳しながら後半で少し解説させて頂きます。
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動画:
https://youtu.be/7yqwAnvZAqg
音声:
https://stand.fm/episodes/613b70874a8aba00068fd2e6
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コミュニティ産業レポートについて
2017年に毎年恒例の「コミュニティ産業レポート」を発表して以来、コミュニティはビジネスに欠かせないものとなってきました。
このレポートは、企業やコミュニティの専門家が、この流れを来年以降も活用するために、コミュニティに戦略的に投資するのに役立つものとなっています。
今年は、コミュニティが独自の競争力を発揮できることが証明された年とも言えます。
COVID-19によって顧客とつながる従来の方法が通用しなくなっていく中、コミュニティへの投資は増え続けました。
今回の調査では、コミュニティへの投資効果を実感する企業が増え、コミュニティプログラムも成熟し続けている事が分かってきました。
しかし、コミュニティの価値に対する理解が深まったにもかかわらず、根本的な課題が残っています。
コミュニティの価値を定量化(数値化)することは、リーダーシップの目標と一致させることと同様に、いまだに容易ではなく重要な課題となっています。
また、多くの企業が多様性、公平性、インクルージョンの問題に取り組むことを確信していますが、コミュニティ内で専用のポリシーを持っているのは半数に過ぎません。
2021年版のコミュニティ産業レポートには、2020年の11月から12月にかけてオンライン調査に参加した528人のコミュニティマネージャーからの回答が含まれています。
今回の結果には、42カ国のコミュニティ担当者が含まれており、さまざまな業界や企業規模を代表しています。
1. 88%が少なくとも1人の専任コミュニティマネージャーを置いている
10あるコミュニティのうち、ほぼ9個が専任のコミュニティマネージャーを置いています。3分の2が少なくとも2人のフルタイムの人間をチームに抱えており、2019年の57%から増加しています。
2. 86%の企業がコミュニティは自社のミッションに不可欠であると答えた
圧倒的に、企業はコミュニティに期待しています。85%の企業が、今年の目標に対してコミュニティがポジティブな影響を与えたと回答しています。3分の2以上の企業が、来年はコミュニティへの投資を増やす予定と回答しています。
3. 56%の企業がパンデミック以降、コミュニティがより必要なものとみなされるようになったと回答
課題があるものの、COVID-19の期間中、コミュニティへの投資は新たな高みに到達し続けました。今回の調査では、大多数の企業がパンデミック時にコミュニティの重要性が低下したのではなく、高まったと見ています。
4. 45%の企業がコミュニティの価値を定量化するのに苦労している
コミュニティの本質的な価値は明らかですが、その価値を測定することは、コミュニティの専門家にとって、いまだに最大の課題となっています。
多くのコミュニティは、ビジネスへの影響を定量化(数値化)するのに苦労しています。
5.89%の企業がバーチャル(オンライン)イベントは戦略上、より重要であると回答
COVID-19以降、バーチャル(オンライン)イベントはビジネス戦略の重要な部分を占めるようになっただけでなく、コミュニティの専門家は今後も重要な役割を果たし続けると予測しています。
6. インクルージョンを促進するためには、さらに努力が必要である。
地域社会の専門家は、多様性 diversity, 、公平性equity、インクルージョン inclusion(DEI)の問題に投資していて、自分たちも姿勢を示すべきだと考えています。
しかし、コミュニティ内でDEIを促進するための具体的な方針を持っているのは半数に過ぎません。
79%の組織はDEIの問題に公的な立場で取り組むべきだと考えている
***概要ここまで*****
コミュニティの価値を数値化するにはどんな方法があるか?
という事で・・・
コロナ禍を経験して益々(オンライン)コミュニティの存在が大きくなってきて数字で見ても企業も無視が出来なくなってきたといった内容ですね。
ただその一方でその価値を理解しながらも数値化が難しいといった課題もまだ寝強く残っているようです。
これ、結構僕も聞かれたりする事があるのですが僕の中では数値化出来る分かりやすいモノは2つあると思っています。
1.メンバー数ではなくメールやlineのリストの数
フェイスブックグループではグループ入会の際に3つの質問を投げかける事が出来ます。その活用方法はまた別の機会に書きたいと思いますがその中の1つでメールやLineの登録を促すことができます。
つまり入会の条件として登録を入れてしまうやり方です。
これであれば現在1件500円~数千円と言われるメールアドレス(リスト)入手が実質無料で出来る事になります。
これはただ参加者の数を計算するよりも直接コンタクトが取れる分価値が大きいですよね。
その数はコミュニティを形成する上で得られるメリットの一つだと考えられます。
2.サポート業務に掛かる費用を抑える事ができる。
これは以前僕の副業・起業を考える人の海外式オンラインコミュニティ活用塾というグループで書いたのですが(まだの方はこちらから^^)
https://www.facebook.com/groups/fbgmarketing/posts/1149865335417408/
オンラインコミュニティを運営する事によってサポートセンターのような機能も併せ持つようになり、しかも社員だけじゃなくメンバー(ファン)が代わりに困っている人の質問に対して回答してくれたりして費用が72%も下げられたなんて例もあるんですね。
ですので今まで掛かっていたサポートに関わる人件費などの費用から導入後の費用の差でもコミュニティの価値は数値化できるのでは?と考えられますね。
という事で今日はコミュニティの価値に関する最新事情とそれらを数値化するには?というテーマでお届けしました。
急に数時とか使って真面目な回になりましたね^^・・・
また次回はもう少し緩め・・・かな?!(苦笑)