誰にも言ってない小さなこだわり(3月1日)
3月になった瞬間、気温が一段階上がったような気がする。こんなに綺麗に暦通りに気候が変わると逆に気持ち悪ささえ覚えてしまうな。
皆には「誰にも言ってないけどちょっとこだわってること」はあるかな。こういうのってあんまり意識せずにやってるから問われてもパッと答えられないことが多いような気もする。
今日ICカードにチャージをする時に、財布から諭吉の顔をのぞかせていたので2000円チャージのために使った。ふと気付いたんだけど、俺は大抵、機械に対してしか諭吉を使わない。
どういう事かと言うと、店員とのお金のやり取りが発生する買い物で1万円札を使わないのだ。
お札を崩す目的で小さい買い物に大きいお金を出すことがたまにあるが、セブンイレブンのセルフレジやICカードのチャージ等にしかそれをやらない。店員さんにお札をぱらぱらさせるのが申し訳ないし、俺自身もその微妙な時間を待つのが好きじゃないからだ。
他にもコンビニのレジでは必ず商品のバーコードの面を上にして出すようにしたり、洗濯物を干す時は必ず重たいものを内側から干したり。お皿のご飯は極力全部平らげるってのも小さなこだわりかな。坦々麺とかでもスープまで飲んじゃう。
街で関わる人への気配りとか、物事を効率よくするためのおばあちゃんの知恵袋みたいなのとか、方向性はバラバラなんだけど何となく意識もせずにやっている行為の積み重ねの一つ一つが、誰かのためとか自分のためになってることがあればちょっと素敵な気がする。(もちろん誰の得にもならない事もあるが)
改めて思い返すと、こういうのって多分誰かが自然にやってる事を真似するのが伝播してるかもしれない。
俺の場合は親の影響が大きいか。
例えば、俺は飲食店に行った時にレジでまごつきたくないので(まごついてる人の後ろで俺が待つのも嫌だし……)、席を立つ時に必ず足りる分のお金を用意してからレジに向かう。
割り勘する場合もできるだけ「誰かが最初にまとめて払って後で徴収する」案を早めに出すよう心がけてる。毎回俺がその役を担えたらいいんだけどねぇ。貧乏め。
この癖は母親がやっていたもので、家族で外食に言った時とかはレシートとお金を持って「先に会計行っといて」とよく言われたものだ。
それが根付いているからか、マクドとかも並んでる間にクーポン適用後の金額を確認してお金を用意したり。
レジで待たせてる店員さんのためにも、後ろで並んでる他のお客さんのためにも、変なところでまごつきたくない自分のためにも、こういう小さなこだわりが誰かのためになればとささやかに願う日々。
他の人に強要する訳じゃないんだけど、1人でも多くの人がほんの小さな心がけを気遣うだけで、些細な日頃のストレスって緩和されていくんじゃないかなぁってちょっと思う時がある。
1人でも多く気持ちよく過ごせる暮らしがあれば、幸せだよねぇ。づけお
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