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離婚の三本柱

一旦離婚を決めたら後は弁護士に丸投げして自分は高みの見物、そんな風に思っていた時期もありました。

 アメリカでは離婚届を出しておしまい、というわけではなく州によって色々なルールがあるわけですが、どうやら離婚の可能性が出てきたな、と感じたら即狂ったように"divorce"+ “お住まいの州名”で何度もググってください。
 おそらくかなりの弁護士サイトが引っかかると思います。なるべく色々な幅広いサイトを見てください。サイトによっては典型的な離婚の流れをフローチャート上に示していたりして大体どういった感じで流れていくのかおおよそのアタリがつかめることと思います。
(“州名”+”divorce”+”diagram”だとフローチャートが引っかかりやすいです。)

こんな感じで大まかな進行が分かります

 まずは離婚への大まかな地図を手に入れること、重要です

 私の場合離婚の話が出てから完了までほぼ2年近くかかったわけですが、2年を通してこれだけ必ず押さえて置きたいと思った三本柱は

  • 弁護士

  • カウンセラー / セラピスト

  • 仕事

これに尽きます。これ一つもなくして安全な離婚はないと思ったほど。

弁護士

 結婚には金銭や子供の養育などが複雑に絡んだ法的な契約でもあるので公正にその契約が終了できるかというのは人生の一大勝負となります。

 コミュニケーション不全で離婚するケースがほとんどだと思うので、プロが間になってコミュニケーション代理してくれるのは私にとっては非常に大きかったです。
 細かい法的な条件など自分が気づかないところをきっちり詰めてくれる弁護士を見て「・・・結婚してくれ!!」と何度も思ったほどです。

 弁護士の選び方、一緒に離婚を進めていく方法に関しては又別個に体験談を書くつもりです

カウンセラー / セラピスト

 人生の一大事の決断、正直自分の決心が本当に正しかったのか苦しむ時期は当然あります。
自分が経済的に独立出来るのか、子どもたちの面倒を見られるのか、自分は孤独なんじゃないか…考え始めたら不安になって当然の事だらけです。

 加えて元配偶者とこれから長い間、ある意味「戦い」をしていく上で向こうの反応に傷つけられることも多いはずです。

 離婚は数多く自分で判断しなければいけないことが待ち構えています。
自分の心が穏やかで冷静ではない時にする判断というのは非常にリスクが高いです。
 友達に愚痴るにしても長期戦、正直何度も聞かされるときっとその友達も困惑してしまうかもしれません。もし自分の話だけ毎回ぶつけてくる人、想像するだけでちょっと気が重いですよね、私は重いです。

 心のメンテナンスは実務のメンテナンスと同じくらい大事。

仕事

 弁護士もカウンセラーもお金がないと始まりません。
 離婚調停中も終わった後も人生は続きます。生きることは請求書が発生し続けること、つらい!

 専業主婦が離婚を決めた場合、引っかかる最大ポイントはお金なのではないでしょうか。離婚をしたいけど、でもお金が…でとどまってしまう専業主婦の確率は3億%と言っても過言ではないでしょう。
 
 特に専業主婦が少ないアメリカ社会、ちょっとした集まりで「お仕事は?」と聞かれて何となく居心地の悪い思いをしたことのある専業主婦の人は多いのではないでしょうか。私も毎回そうでした。
 子供の都合や、余程の特例がないと「なぜ働かないのかな?」と疑問を持たれやすい社会、今求職中です!仕事のために学校に戻っています!とアピールするほうが自分の事を良く解釈してもらえる可能性はぐっと高くなります。

 何よりも自分のお金で自由に食べるお寿司は最高に美味しいです。
 自分の意志を実行=お金なので!

 
 
 

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