シェフ(2014)
監督、脚本、製作、出演が同じと知らずに見た。完成されたヒューマンコメディで、疲れてるときにみると、ハッピーエンドな終わり方と美味しそうな料理で、前向きにしてくれる映画。
勤めていたレストランで、思うような料理を作らせてもらえず、結果評論家から酷評されてしまうところは、カールのもどかしさやこっちの気も知らずに偉そうに!!と見ているこっちも同情していた。
映画の中でSNSの役割がとても印象的で、映画の演出のように日常にSNSが溶け込んでいるのが現代的で、現実を切り取ったかのようなリアリティがある。
子供との関係がしっくりきていなかったけれど、元妻の提案で息子と旅をして、料理人として父として、息子と過ごせたことで、カールも息子のパーシーも成長でき、よい方向に進めたのがいい。
これは元妻イネズのはからいでこうなったので、彼女はなかなかできる人だなと思う。
最後、フードトラックが話題を呼び、カールの料理を酷評した評論家もカールの料理を認め、店を出さないかと持ちかけた時、「いや、私はこれからもフードトラックで人々にキューバサンドを届け続けるよ」とか言うと思ったんです。まあ、話にのってレストラン開いて、妻ともよりを戻して、ハッピーエンド。この合格点優等生ハッピーエンドがいかにもアメリカの映画らしい!ってにわかは思う。心が辛い人にはオススメ
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