[ポアロBBS][しょぺしんぼ]第2話

しょぺしんぼ
第2話「フォアグラよりアンキモ」


YMO(よく・見ると・鬼!)社主が、各界の美食家を集めて会合を開くことにした。フォッチコ☆フォー!!のメニュー作りに関する意見を聴くためであり、ポポ岡ヌーペチ郎とバボちゃん・プープープー・ソレ!・プープープーも同席することになった。

美食家の一人、チチボボ院議員のやおい穴・深蔵が言う。
「フォッチコ☆フォー!!と言うからには、オポネチカ合衆国のチーメで・チーメで・ビンビーン!!は入れなくてはなりませんな。 あの口の中に広がる濃厚な味わいと、髪の毛が全部抜け落ちる衝撃!思い出すだけでよだれが出てくる」
すると、お千葉豚自動車工業会長のやおい穴・熱助(あつすけ)も発言した。「それなら、デジコダニョ王国(ブロッコリー)のドッポリ・ヌメチカも外せないでしょう。独特の歯ざわりとあの香り、そして親戚が一人いなくなるのが、なんとも言えませんな!」
続いて大手通販サイト「甘酢on」代表やおい穴・まろやかは言った。
「私は、北ぬに行った時に食べたThe愛撫(あいぶ)が忘れられない。古今東西さまざまな美味があるがThe愛撫に勝るものはないだろう。掛け算の三の段を忘れてしまうが、それもまたいい!」
「なるほど、たしかに北ぬのThe愛撫はすばらしいですね。私は食べすぎて、横断歩道を渡れなくなりましたよ、怖くて」
やおい穴・ゴシゴシ皇太子が同調した。他の者たちもThe愛撫をほめそやした。

すると、それまで苦虫をかみつぶしたような顔をして黙っていたポポ岡が口を開いた。
「苦虫にがいなあ…」
ほんとにかみつぶしていた。
これはいかんと思って、バボちゃん・プープープー・ソレ!・プープープーが、ポポ岡に「正気に戻る剤」を投与した。
ポポ岡の瞳に光が戻った。そして言う。
「なんでみんな苗字が『やおい穴』なんだよ!?親戚!?兄弟なの!?」
「それはつまり、やおい穴兄弟ということですね!ステキ!!」
そう言って目を輝かせたのはバボちゃん、ではなくYMO(やっぱり・まだ・鬼!)社主だった。
バボちゃんは、またもいかんと思い、ポポ岡に「正気に戻る剤」を再投与して正気に戻し、YMO社主には「ソビエトのお薬」を飲ませて、赤ん坊に逆戻りさせた。

ポポ岡があらためて言う。
「やれやれ、The愛撫なんかをありがたがって、あんたたちは本当に自分の舌でうまいものを判断しているのか?世間の評判に踊らされているだけじゃないのか?」
「なんだと!我々が味がわからないというのか!?貴様こそThe愛撫のうまさが理解できないんじゃないのか!?」
やおい穴・無限大僧正が反論した。他の美食家たちもポポ岡を非難した。
しかしポポ岡はゆずらず、言い放った。
「The愛撫よりうまいものを用意しますよ。一週間後に集まってください」

一週間後、ポポ岡はThe愛撫よりうまいアノスケ・ゲロマブジャーンを用意してきたが、美食家たち、やおい穴ファミリーが、姿を現さない。
彼らは、「ヌーペチ郎君を非難した。許せない」という理由で、ポポ岡の実の父であるショショ原ボッチョモの逆鱗(げきりん)に触れ、残らずカボチャに変えられてしまったのだった(注)。
(注:あまりにも残酷な描写だったため、文章が差し替えられています)

こうして美食家達からの協力は得られず、フォッチコ☆フォー!!のメニュー作りは、ポポ岡とバボちゃん、二人の力だけで進めることになるのだった。

          しじゃく





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