[ポアロBBS][しょぺしんぼ]第42話

「しょぺしんぼ」
第42話「タイのタイ」


「…と、このようにデラ・スッペンのエラの周りの肉は大変おいしいですし、食べた後の骨の形を見てください。
 ちいさいデラ・スッペンのようでしょう?これはデラ・スッペンのデラ・スッペンと言って大変縁起がいいんですよ」
ポポ岡ヌーペチ郎の解説を聞き感心する一同。
「ただでさえ縁起物のデラ・スッペンのさらにデラ・スッペンの部分とは、これは驚いた」
Y(イエロー)M(マジック)O(お前誰だ!?)社主も、社主の友人で、デラ・スッペンの頬肉が一番うまいと言っていたオショメシンパーJも、デラ・スッペンのデラ・スッペンをながめて感心している。
        
そこへ突然暴れ牛がやってきた。
ウドルウドル副部長が突き上げられ宙を舞う。
その牛の背中にまたがり、ロデオっていたのは…
「おひさ!!パパだよ!!」
ショショ原ボッチョモだった。
「アンタ何しに来たんだ!?」
「わしもぉ!!そのぉ!!タイのタイみたいなやつを!!知っっってるから、教えてあげようと思ってぇ、来ましたぁああ!!」
キャラが不安定になるぐらい前のめりなショショ原ボッチョモ。
「いいよ、興味ないから帰れよ!」
嫌悪するポポ岡にショショ原は食い下がる。
「そんな悲しいこと言うなよーー。ほら見て見て!!」
そういうと、暴れ牛にもてあそばれ、ボロ雑巾のようになっていたウドルウドル副部長の頭を横一文字にスパーン。
中には、ちいさなウドルウドル副部長がいて自転車を一生懸命こいでいた。
ショショ原が笑顔で言う。
「ほら!!ウドルウドル副部長のウドルウドル副部長!!」
「………ッ」
声も出ないヌーペチ郎。
よくみれば暴れ牛に破壊されたウドルウドル副部長の腕の付け根からは金属のフレームと電気回線のようなものがのぞいていた。ロボなの?
「わぁ、かわいいですねえ」
バボちゃん・プープープ―・ソレ!・プープープーが順応した。
「そうだろう?だがこのウドルウドル副部長のウドルウドル副部長には驚くべき秘密があるのだ!!」
「まあ、なにかしら?」
「ふふふ、じつは……食べられるんだ!!」
「やったぁ!!」
「ギブ ギブ ギブ ギブっ!!」
あまりの展開にギブアップを宣言するヌーペチ郎。
こうして、またポポ岡ヌーペチ郎はショショ原ボッチョモに敗北するのだった。
 
              くろゆめ



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