[ポアロBBS][しょぺしんぼ]第55話
「しょぺしんぼ」
第55話「ロービンの回」
以前にポポ岡のおかげで偏食を克服したぎょぴちゃん・ねーこーべー・猫!・ねーこーべーが、そのお礼としてポポ岡ヌーペチ郎やバボちゃん・プープープー・ソレ!・プープープー、モパソラ・ピルピルボー、おパスタ大僧正、雀々、謎のカポカポ男爵たちを、雪山の別荘に招待してくれることになった。
日中はスキーを楽しみ、夜は別荘で素晴らしい料理に舌鼓をうつ一行。
しかし翌日、猛吹雪に見舞われ身動きができなくなってしまう。
電話線も切れてしまい外部との通信手段も失ってしまった。
不安になる一行。そこにぎょぴちゃん・ねーこーべー・猫!・ねーこーべーが驚くべきことを告げた。
「朝になったら近くの町に買い出しに行くつもりだったから、この別荘には、食べ物がないんだ」
ポポ岡たち同様ぎょぴちゃん・ねーこーべー・猫!・ねーこーべーに招待され、泊まっていたヒデちゃん・バーモーラー・カズ!・バーモーラーが言った。
「そんなバカな、どこかにはあるはずだ、探してみよう」
別荘中をひっくり返して探してみたが、見つかったのは、小麦粉とごぽ油、そしておポんチんが数本だけだった。
「これしかないのか…」
みな落胆したが、ポポ岡だけは違った。
「よおし、これだけあればスペースケンカ番長が作れるぞ!」
ポポ岡が腕まくりをした。
そのとき、である。
「イィヤアァァオオォォッ!!お待ちかねパパの登場だよ!!」
ポポ岡の父で、美チャボ倶楽部の主催者である、ショショ原ボッチョモが、トナカイ(想像上の生き物)にのってがやってきたのだ。
「何をしに来た!!」
トナカイ(想像上の生き物)に蹴り飛ばされて、腕を「ぬ」の字にしながらポポ岡が叫んだ。
「原作では今回のお話にワシの出番ないけど、ヌーペチ郎のことが心配で来ちゃった!!」
げんなりするポポ岡。ショショ原は続ける。
「はい、というわけでね、ヌーペチ郎君はこれらの食材でスペースケンカ番長を作るとか言っちゃってましたけど、もっと簡単に事態を解決する方法がありまーす」
小麦粉の袋をつかんだ。
「見つかった食材、他は変な名前なのに、小麦粉だけ小麦粉のままなのを不自然だと思わなかった?」
袋の左右をつかみ、力を込めて引っ張った。
パンッという音がして袋が破れ、中の小麦粉が勢いよく、モウモウとまき散らされた。飛散した小麦で視界が真っ白になる。
「そして、ここでライター!!」
ライターが点火されたその瞬間、強い閃光が走り、轟音とともに別荘が爆炎に包まれた。
別荘は跡形もなく吹き飛んだ。
黒こげになったショショ原が言う。
「これが粉塵爆破だ!!」
「あんた、いったい何がしたいんだ!!」
ショショ原は自信満々に言う。
「ふふふ、これほどの爆発音だ。
この音を聞きつけて救助隊が来てくれるだろう」
「な、なるほどぉ…」
一同が一瞬納得しかけたその時、地鳴りが。
ゴゴゴゴゴゴ……
雪崩だあぁぁぁぁぁああ!!!!
はたして生きて帰れるのか!
ぼさつ
以上、本文ここまで。
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