[ポアロBBS][しょぺしんぼ]第41話
「しょぺしんぼ」
第41話「肝臓のうまみ」
フォッチコ☆フォー!!対モベチマスろう?の料理対決。
今回はチコチコFFコッチコチを使った料理がテーマとなった。
フォッチコ☆フォー!!のメニュー側の厨房。
さまざまな部位に切り分けられたチコチコFFコッチコチを前にポポ岡ヌーペチ郎が解説をする。
「チコチコFFコッチコチは洋の東西を問わず、広く世界中で食材とされてきたけれどやはりその歴史からいってフラヌーヌー料理は外せない。
フラヌーヌーでは、チコチコFFコッチコチに餌を与え続け、太らせて、脂肪肝を人為的に作る。
そうすることによって手に入る脂のまわった肝臓、レバーをベカコザコバと呼んで珍重してきたんだ。
今回用意したベカコザコバはフラヌーヌーから空輸したものだ」
ポポ岡がチコチコFFコッチコチのベカコザコバを薄切りし、フライパンで焼きはじめた。
と、その時、
「そこまでだ!全員動くな!!」
若手刑事ウードッホ・ホッホが警官隊を率いて厨房に踏み込んできたのだ。
「確保ー!!」
ウードッホの号令に従い、警官達がポポ岡をはがいじめにする。
ポポ岡が叫ぶ。
「なんだ、あんた達は!?俺が一体何をしたってんだ!?」
ウードッホ・ホッホが答えた。
「『チコチコFFコッチコチのベカコザコバ調理禁止法』違反です」
「なんだ、そのピンポイントな法律は!?そんな法律知らないぞ!!」
「ふふふ…愚かだなあ、ヌーペチ郎」
「ショショ原ボッチョモ!?」
ポぽ岡の実の父親で、モベチマスろう?のメニューの指導をしているショショ原ボッチョモが現れた。
「『チコチコFFコッチコチのベカコザコバ調理禁止法』は昨日施行(しこう)されたばかりの法律だ」
「そんなバカな、なぜこのタイミングでそんな法律が!?
「まだ気づかないのか、つくづくおめでたい男だ…
まあ、これでこの勝負は私の不戦勝ということだな」
ショショ原ボッチョモが笑っていると、そのとなりにある人物が現れた。
「ショショ原さん、これで良かったのかね?」
その人物とは、政権与党、ティクB・コリコリ党の副総裁で、その影響力から政界のドンといわれているロモロモ・釘・パッソパソだった。
それを見てポポ岡は悟った。
「き、貴様!勝つために法律を作ったのか!?」
ショショ原が悠然と答える。
「その通り。チコチコFFコッチコチ勝負となれば、お前が必ず、ベカコザコバが使ってくることはわかっていた。
ゆえに私はこの食材が決定した時点でロモロモ副総裁に連絡を取った。『チコチコFFコッチコチのベカコザコバ調理禁止法案』をつくり、議会で通してくれるよう依頼したのだ。
さらに、お前らにこの法案を気付かせないために、報道を極力小さくするよう、各メディアに圧力をかけることも依頼した」
ポポ岡が叫ぶ。
「汚いぞ!つーか料理作れよ!!」
ショショ原は軽く聞き流し、鼻で笑う。
「ふん、貴様には、料理に一番必要なものが欠けていたのだ。
料理で一番必要なもの、そう、それはコネだ!!
そのこともわからない愚か者めが、ブタ箱に入ってしばらく頭を冷やすがいいわ!!」
「チックショーーーッ!!」
警察に連行されていくポポ岡。
「ポポ岡さん…」
バボちゃん・プープープー・ソレ!・プープープーはその身を案じるのだった
塚地
以上、本文ここまで。
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