[名探偵ポヨンチョポンポンの事件簿]第51話
第51話「すべてがFになる」
ある日、ポヨンチョは自分の体の異変に気づいた。
いつのまにか全身がぶよぶよのシワッシワッになっていたのだ。
しかし、この謎の変貌はポヨンチョ一人に限ったものではなかった。
ガルンチョも、サロンゾも、ネントロンチャシティーの全ての人が、ポヨンチョと同じぶよぶよのシワッシワッになっていたのだ。
「これはいったい?我々の体はどうなってしまったんだ!?」
パニックにおちいる民衆。
そんな中にあってポヨンチョは冷静に推理を続けるのだった。
このぶよぶよのシワッシワッで、手足の区別すらない肉の塊…。
丹念に調べていくと塊というより、袋というほうがふさわしい事がわかった。
体内に何か大きな球状のものが二つ入っていて、それらを包み込んでいるのだ。
ポヨンチョは一つの答えを得た。
「そうかわかったぞ!」
注目し静まり返る民衆。
「ふぐりだ!睾丸!玉袋!
わたしたちはすべて『ふぐり』になったんだ!!」
あんまりな推理に唖然とするネントロンチャシティーの人々。
その中でサロンゾバイバイ教授が理性をふりしぼってポヨンチョに問い掛けた。
「た、たしかに今の我々は『ふぐり』に似ているかもしれない…。
だがっ!我々が『ふぐり』になった原因、理由が存在しないではないか!
理由も無く、人が『ふぐり』になるはずが無い!!」
答えるポヨンチョ。
「理由?『ふぐり』だけに『たまたま』でしょう」
※2006年8月21日放送(197回)採用
以上、本文ここまで。
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