[名探偵ポヨンチョポンポンの事件簿]第21話

第21話「うっかり集合住宅」

ある日、人だかりに遭遇したポヨンチョポンポン。
どうやら身元不明の死体、行き倒れらしい。
心当たりはないかと尋ねられ、ホトケの顔をじっくり見ながら推理するポヨンチョ。

「あ!こりゃクッチャラハピハピじゃねえか?!」
「お知り合いですか?」
「おう、おんなじ長屋のクッチャラハピハピだよ。間違いねえよ。
 一番の友達なんだ、仲がいいんだ、生まれたときは別々だが
 死ぬときは別々だ、ってそういう仲なんだ」
「当たり前じゃないですか」
「そうだよ当たり前の仲なんだよ!
 今朝あったとき、気分が悪りなんて言ってたけど、こんなことになっちまうなんて…」
「え!?今朝会った?じゃあ人違いだ。昨晩からここに倒れてたんですから」
「いやっ!クッチャラハピハピって野郎は年中ボンヤリしてやがんだよ。
 野郎のこったから、ゆうべ行き倒れたのに気づかずに、そのまんま帰って来ちまったんだよ!
 まったくトンデモねえ野郎だ。
 じゃあ、こうしやしょう。ちょっと当人連れきやす」
「当人?」
「ええ、この行き倒れているクッチャラハピハピ当人を連れてきて引き取らせますんでね、ちょいと待っててください」

そういってポヨンチョポンポンは長屋へと駆け出していくのだった…

名台詞
「抱かれているのは確かに俺だが、抱いてる俺はいったい誰だろう?」



※2006年7月17日放送(192回)採用



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