わたしを表現するって?
何を書こうか迷う。
上手く書かなきゃと思う。
そして書けない。
書けないと悩むより動こうと、本を読むことにしました。
『おとなの小論文教室。』 (河出文庫)
時々読んでいる「ほぼ日刊イトイ新聞」の連載が書籍化されたもの。
単行本化されたのは2006年ですって。
もっと前に読めばよかった。
でも、ずっと読みたいと思いながらも読むことなく
今になって手に取ったのは、
今が読むべき時だということなのでしょう。
山田ズーニーさんの言葉が1ページ目から心に刺さります。
『あなたの言葉が聞きたい。
きっと私は、ただひとつ、そのために、この本を贈ります。
目には見えないけれど、あなたの中に、感情があり、想いがあり、意思がある。
それを言葉にして、外に表し、人に通じさせてほしいのです。』
学生の頃、読書感想文とか小論文書くの
割と好きだったんです。
でもそれは、ありのままの自分を表現するというより
他人の評価を求めて、認められたくて作り出した自分を
表現したものだったんですね。
『自己像を歪めれば、世界観も歪む』
ありのままの自分を受け入れられず、
他人の評価を求めて生きてきた結果、
自分の好きなもの、やりたいこと、望む未来が
わからなくなっていた私のことを言われているよう。
ありのままの自分を受けいれる
自分のいいところも悪いところも含めて
「自分は自分だ」と思える
気づいていないだけで、
生まれたときからみんな価値がある
という、
「子どもたちの未来のための、大人の安心基地」で
お伝えしていきたいことにつながります!
もう何年も読みたいと思いながらも
これまで手に取ることのなかった本。
今読んでいることに必然性を感じた夜です。