統率者マスターズドラフト準備メモ
筆者はブースタードラフトは大好きで各セット十数回ぐらいは遊ぶのですが、統率者戦および統率者ドラフトの経験はほぼないという感じです。
こういったドラフト戦略のファンコンテンツ記事が大好きなので近々発売される『統率者マスターズ』ドラフトの事前準備を兼ねて(妄想を)記事にしてみました。
0. 統率者ドラフト注意事項
パックの仕様や一部ルールがブースタードラフトと異なるので注意事項を列挙しておきます
1パックは20枚、レア以上のカードが2〜4枚封入されている
一回の手番でピックできるカードは2枚
統率者を含めて60枚以上のデッキを構築する
最終的な土地枚数が23〜25と考えると58〜60%の有効カードをピックする必要があり、ブースタードラフトの23/45=51%より遊びは少ない
同名カードは何枚でも入れられる
初期ライフは40、後述するが全除去も多くライブラリーアウトなども気を付ける必要がある。
単色のレジェンドクリーチャーは全て共闘を持つ
≪虹色の笛吹き≫はピックしてなくてもデッキに入れることができる(ほぼないだろうが…)
1. 各アーキタイプのイメージと関連カード
こちらの記事を参考にアーキタイプの特徴と関連しそうなカードを纏めてみました、ただ統率者セットのアーキは割とゆるふわで色ごとの特徴とそれらの横断性が大事かなと思うので色ごとにピックアップされているテーマを最初に記しておきたいと思います。
画像の引用元は公式のカードギャラリーになります。
単色5色の特徴
白:トークン生成、全体強化、装備品
青:アーティファクト、スペルコントロール、(ほんのり)墓地利用
黒:生贄、墓地利用、(攻撃以外の)ライフルーズ
赤:攻撃的な方向性(あまり特定アーキ向けのカードは多くない)
緑:ランプの方向性(ランプ以外の特定アーキカードはそんなにない)
白と青と黒はテーマがハッキリしたカードが割合多くアーキタイプの空き具合をみて参入することになりそう、
一方で緑と赤には特定のアーキ限定で著しく強いカードは少ないので、カードパワーでピックするうちにその色になるという進み方になりそう。
白青:アーティファクト
白青はアーティファクトを参照するカードが多く、また横にたくさん並ぶ。横並べして攻められなくしてから空から殴る感じだろうか。
アーキタイプカード
青黒:リアニメイトコントロール
青黒には質のいいコントロールカードが揃っている、うまくヘイトをコントロールしながら機を狙って全除去+デカブツリア二などで決める感じかな。
アーキタイプカード
黒赤:生贄直接ダメージ
赤と黒には直接ライフルーズを行う手段が多い、優勝するには全員のライフを削りきらないといけないので生贄シナジーを絡めて高い打点を出して差し切るイメージか
アーキタイプカード
赤緑:ランプアグロ
赤と緑は各色特徴で見たように双方あまりアーキとかないカラーになっている、よって組み合わせとしてはマナランプからデカブツを連打して殴るイメージになる。勝ちきるにはオーバーランなどの仕組みがほしい。
アーキタイプカード
緑白:トークン全体強化
緑白はとりあえず横に並べて全体強化して殴る、空を飛べないのでしっかりとカウンターをばらまけるカードが必要。
アーキタイプカード
白黒:トークン+生贄
白による豊富なトークン生成能力と黒の生贄ギミックを合わせてアドバンテージを得ていく。
アーキタイプカード
緑黒:墓地利用と苗木
アーキとしては墓地利用となっているがそれほどドレッジしないように思える、むしろリッチに用意されている苗木関連カードを沢山とれた時にできると楽しそうなアーキ
アーキタイプ(?)カード
緑青:ランプコントロール
緑青はランプが割り当てられていて確かに緑にも青にもデカブツは沢山いる。だが色の性質上あまり横に並ばないためトークンアーキなどにボコボコ殴られそう、マナ伸ばした先でライフを削りきられないようなバリューを用意する必要がある→ボムレアから入るイメージになりそう。
アーキタイプ(?)カード
青赤:インスタントソーサリー
青赤はスペルシナジーだがインスタントソーサリーシナジーのカードは結構あるので割としっかりアーキな気がする、やはり横並びには弱いので全体除去を可能な限り採用したい。
難破船の探知者+幽霊のゆらめき+ETB能力持ちでETBと幽霊のゆらめきを使い回し続けられるのは覚えておくといいかも。
赤白:装備品
赤白は装備アグロ、装備品関連カードはたくさんある一方でカードを固めとる必要があるので、かなり装備に寄った構築を目指せそう。火力は高いが単騎になってしまいがちなので横並べ対策とフィニッシュ手段が課題。
装備品は場に残るので白の全除去を気兼ねなく使えるのは強みになりそう。
2. 全除去について
アーキタイプの項でたびたび言及したが大量のトークン生成による横並び戦略とその関連カードが非常に強力な印象を与える。
一方で今環境のドラフトは大量の全除去がプールに含まれる、クリーチャーの展開するうえで気を付けるべき全除去カードを把握しておく。
3. おまけ
統率者ドラフトは"多人数戦"(せいじ)のため、テンポよくカードを展開するだけでは全く勝利には近づかない。(テンポよく並べるのが好きなので統率者戦のこの点は個人的にはツラい)
全員がのそのそ展開をする→何かしら全除去がうたれる(ここまでで一人ぐらいが脱落することも)→各人が温存していたカードで再展開を行い目立ちすぎずにうまく出し抜けた人が勝つような流れかと思う。
序中盤死なないように展開をしながら妨害を構えて全除去は一度ぐらい打たれることを想定、全除去後にあまり張り切って展開しすぎずに最後に追いつくイメトレをしておく。
最後に統率者のザダは一気にゲームを決めきれて楽しそうだと思いました。
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