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まだまだ、ドバイは変わります。
ドバイ政府が発表している2040アーバンマスタープランを過去の記事で解説しました。解説しきれていない計画もあるので、今回は、ドバイの未来の計画やプロジェクトをまとめます。一部は2040マスタープランにも含まれます。
過去記事はこちら👉 「知っておきたい! 20年後のドバイの未来予想図」
ドバイ サイクリングロード計画
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ドバイの主要エリアを一周する屋内型サイクリングロードを建設する計画があります。全長93kmというベリーロングなサイクリングロードです。下記はそのマップです。
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ドバイフレーム、ブルジュハリファ、ドバイマリーナ、Expoシティ、ドバイシリコンオアシス、メイダン、デザインディストリクトを通って一周しています。
ドバイは基本的に車移動で道路が車用になっており、気温も高いため、自転車で長距離を移動することはあまり多くありません。こうした屋内型のサイクリングロードがあったら、自転車好きにはたまらないかもしれません。
エティハドレールによる列車計画
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アブダビからオマーンまで鉄道をつなぐ、エティハドレールによる大プロジェクトが進行しています。すでに線路が引かれており、貨物の運搬から運用がスタートします。
ドバイは、DWC(アルマクトゥーム空港)からジェベルアリの港まで線路が伸びる予定です。一部、エミレーツロードのすぐ脇を線路が通ります。私が現地で確認している範囲だと、すでにエミレーツロードの脇に線路が確認できます。
今後、通常の乗客を乗せた列車も運行する予定で、日本でいうと新幹線のような位置付けになるかもしれません。下記は、乗客用車両のイメージ図です。
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参考記事は下記です。
ドバイのビーチ拡充計画
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2040年までにビーチエリアをさらに拡充する計画が発表されました。Palm Jebel Aliの周辺エリアを中心に、南側にビーチエリアを拡充していきます。黄色の部分は、現在のパブリックビーチ。紫の部分は、工事中の新しいビーチ。青の部分は、ジェベルアリの新しく建設するパブリックビーチです。
2040年までに現在の400%パブリックビーチを増やす予定で、合わせて105kmものビーチになります。目先の計画としては、2025年までに3倍にする目標があります。
今年、パブリックビーチでは「ナイトビーチ」がいくつかあり、夜中でも電気が付いていてビーチに行くことができます。
下記が8つのパブリックビーチです(建設中含む)
Khor Al Mamzar
Al Mamzar Corniche
Jumeirah 1
Jumeirah 2
Jumeirah 3
Umm Suqeim 1
Umm Suqeim 2
Jebel Ali Public Beach.
アルマクトゥーム空港(DWC)世界最大化計画
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2050年までに世界最大の空港にする計画の中で、330億ドル(47億円)の投資を発表しました。この空港の利用者数を、年間2億5500万人まで増やす計画です。第一段階として、空港のキャパシティを1.3億人まで増設する予定です。
現在、DXB(ドバイ国際空港)では、滑走路スロットの利用率は約80%、1 億人の乗客を処理できるキャパシティがあります。DXBの処理能力が、どこまで上がるかによって、DWCの建設も影響を受けそうです。
エミレーツ航空がDWCにもターミナルを建設することを政府と協議しているという話はあるそうですが、実現するのがいつになるかは未定だそうです。
人口増加計画
ドバイでは、ここ1年で8.8万人が移住しています。ドバイ統計センターによると、2023年の人口は2023年7月時点で3,610,814人です。
現在の360万人から、2040年までに780万人まで人口を増やすという計画です。計画の一環として、政府は人口の55%が主要な公共交通機関の駅から800m以内に居住している状態を目指しています。
人口が2倍以上になるので、当然住宅不足になります。ドバイの不動産価格が上がっている理由は、この人口増加計画及び実際に人口が増えている事実があるからです。
人口の55%が駅から800m以内に住んでいる状態は、ドバイのメトロは2つしかないし、無理じゃない?と思ったあなたは次のセクションを見てください。
未来のメトロ路線図
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ドバイのメトロは、フェーズ3まで計画されています。上記は、最終的なメトロの路線マップです。
主要な道路を解説した記事を読んだ方はわかると思いますが、主要な道路に路線が走っているので、電車でもドバイの移動がスムーズになるということです。
具体的な時期は未定なので、このような計画になっているということだけ知っておくのがいいと思います。
いかがでしたか?
ドバイはまだまだ発展途上だと感じたら、スキ、シェアなどしていただけると嬉しいです。
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