これからが狙い目!? ドバイで開発中のエリアを解説
今回は、2023年Q3時点のドバイで開発中の新エリアを解説します。ドバイは今後も人口増加が見込まれており、いくつかの新エリアが建設されています。
この記事はこんな人に向いています。
✅ キャピタルゲインを狙う投資をしたい
✅ ドバイにいつか住んでみたい
✅ 安定よりも大きなリターンを狙いたい
ドバイの産業と都市開発の背景
不動産が支える経済
ドバイは2040年までに人口を2倍にする計画があります。政府が発表したマスタープランについては、過去の記事で解説しています。
人口増加は、不動産投資にとって重要な要素です。価格は、需要と供給で決定するため、新しいエリアのポテンシャル、どのようなエリアか、誰が住む・使うのか。を見極める必要があります。
ドバイの都市開発は、北から南へ、海岸線から内陸へ、進行しています。ドバイは、観光、金融、不動産の3つのセクターによって経済が支えられています。(石油のイメージが強いですが、石油はアブダビがメイン)。
観光と不動産開発は、切ってもきれない関係です。つまり、ドバイは不動産の開発「街づくり」が国家の生命線なのです。
人口を2倍にするということは、単純にいえば、今の2倍の街づくりをしなければなりません。東京では、容積率を上げたり、区域を変更して何とか垂直方向に拡張していますが、ドバイは、土地はまだ余っており、地域エリアを水平方向に広げています。
ドバイの誇る資源
ドバイは石油が主要な産業ではありません。では「ドバイの資源」は何でしょうか?今のところ、その答えは海です。UAEが面するペルシャ湾の海はとても綺麗で、野生のイルカが観測できるスポットがあるほど、海はUAEにとって大切な資源です。
ドバイ政府は、不動産および観光大国として、人工島とビーチの開発が非常に重要であることを理解しています。ドバイの海岸線は西側を向いているので、夕日をバックにしたビーチがいつでも楽しめます。ドバイの開発は、ビーチ沿いが優先といえます。一般的にビーチ沿いのプロジェクトは価格が高いです。
黄色の部分は、現在のパブリックビーチ。紫の部分は、工事中のビーチ。青の部分は、ジェベルアリ近くにできる新しいパブリックビーチです。2040年までに現在の4倍、パブリックビーチを増やすとしています。
以上を踏まえて、ドバイで開発中のエリアをみてみましょう。
ドバイ アイランド
ドバイアイランドは、5つの島からなる面積17k㎡の人工島です。パームジュメイラと同じくNakheelによって開発されています。もともと、2004年にパームジュメイラと同じ形の島「パーム デイラ」を作る計画でしたが、2007~08年の金融危機の際にプロジェクトがストップしていた島です。2013年に「デイラ アイランド」にリブランディングし、2016年に本土とつながる橋がかけられました。2022年に「ドバイ アイランド」と名称を変更し、2040年のドバイ都市マスタープランに向けて、ラグジュアリーなホテルやレジデンスなどの開発が進んでいます。
👉過去に紹介したドバイアイランドの物件はこちら
ザ ワールド アイランド
同じくNakheelによって開発された、200以上の小さな島の集合であるザワールドアイランドです。ジュメイラの港からフェリーで行くことができます。
2003年にドバイの統治者シェイク モハメッド氏によって考案され、開発がスタートしましたが、2007-08年の金融危機で一時ストップしていました。2008年に60%近くの島が民間に売却されていますが、現在でも建物がある島は数えるほどしかありません。2014年に、ヨーロッパの大手「Kleindienst Group」が「The Heart of Europe」プロジェクトを発表し、現在も開発が進んでいます。Kleindienst Groupがこの島の開発をリードしており、カジノの誘致に注力しています。
現在、計画では2つのカジノが誘致される予定です。一つは「The Heart of Europe」のホテルの隣の島に、もう一つは船上カジノです。
※ 決定事項ではないので、引き続き調査いたします。
👉過去に紹介したザワールドアイランドの物件はこちら
ドバイ クリーク ハーバー
ドバイクリークハーバーは、EMAARとDubai Holdingsが開発する6k㎡のプロジェクトです。
ドバイクリークタワーが中心に建設され、その周りを囲むように住宅、商業施設、公園などが計画されています。当初、タワーの計画は2016年に発表され、2021年に完成させる予定でしたが、基礎が完成した後は入札が進まず、2020年にコロナで中断され、政府によって無期限の開発ストップとなりました。
現在、タワーの建設の進行は分かりませんが、街の開発は進んでいます。2023年時点で、マスタープランの画像の中の、左下の島はほぼ完成しており、物件は引渡しが始まっています。
EMAARは、ドバイマリーナを開発しました。ドバイマリーナはさまざまなデベロッパーによって開発され、街として混沌している部分もあります。そのため、ドバイクリークハーバーの開発はEMAARが街全体の体験をデザインすることを目標にしているようです。
👉過去に紹介したドバイクリークハーバーの物件はこちら
ドバイ マリタイム シティ
ドバイマリタイムシティは、DP Worldグループが開発している2.27k㎡の人工島です。マリタイム センター、工業地区、学術地区、マリーナ地区、ハーバー レジデンス、港湾事務所に分かれています。
工業エリアから開発が始まっており、2021年にインフラのほとんどが完成しています。今後、レジデンスエリアの開発が進む予定です。
ドバイサウス
ドバイサウスのマスタープランは、アルマクトゥーム空港を中心に、商業、ゴルフ、物流、レジデンス、イベントなどエリアが分かれています。
アルマクトゥーム空港は、今後世界最大級の空港にすることを目指し2040年マスタープランでも言及されています。現在、Expo Cityはすでにほとんどの販売されており、世界的アーティストのコンサートなどが開催される会場にも使われています。
現在、レジデンスエリアの販売がおこなわれており、South BayやEMAARのヴィラプロジェクトが人気です。
商業エリアは、ジェベルアリの港との交通アクセスの強化を狙いとしており、空路・海路、ともに工業、物流の中心となることが期待されています。
👉過去に紹介したドバイサウスの物件はこちら
パーム ジェベル アリ
パームジェベルアリは、現在ドバイの人気エリア「パームジュメイラ」の2倍の大きさです。2023年5月31日に、マスタープランが公開されました。すでに、Nakheelによって人工島の形は完成しているのですが、2009年以降インフラや建物の開発には着手できていませんでした。
110kmのビーチが拡張され、80軒以上のホテルの建設が計画されています。パームジュメイラとの違いは、アクセス面が改善される点です。パームジュメイラの欠点は、真ん中の幹の部分しか本土と繋がっておらず、渋滞が発生したり、円周の先端に行くまでに時間がかかることです。パームジェベルアリでは、両端も道路がつながるため、アクセスはよりスムーズになります。
2023年8月時点で、ジェベルアリビーチに行った際に、陸橋道路のための基礎が建設されていたことが確認できました。まさに下記のような状態です。
以上、開発中のエリアを解説しました。この他にも、ラスアルハイマ、アブダビも含めて、ビーチ沿いの開発は進んでいます。また、ドバイの砂漠側にも開発地域が広がってきています。
一緒に読みたい他の記事
お問い合わせ
🐪 ドバイの最新物件のご紹介&マーケットを解説!不動産仲介、ビザ/法人設立サポート、貿易の3つのライセンスであなたのドバイ進出をお手伝いします。
ご質問、お問い合わせはLINEから!
LINEで問い合わせ 👉 友達登録はこちら
📅 30分の無料オンライン相談
客観的な立場から、投資の相談ができます。すでに物件を購入された方も大歓迎です。オンライン相談の予約はこちら 👇
https://calendly.com/0x_yasu/meeting-for-dubai-properties