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ブシェール原発攻撃はハルマゲドンへの導火線

(666字)
イラクの北部にあるエルビル(Erbil)からドバイへ夜中のフライトで帰る時、ペルシャ湾に出てから、イランの海岸沿いに飛ぶ。漆黒の夜に油田地帯の油井のガスが燃え上がる海が続き、そこを過ぎてしばらく飛ぶと、左手にキラキラと光るロシア製のブシェール原発の光が見える。キラキラと宝石のような白い光を放ち、油井のオレンジ色の光とは対照的だ。

イスラエルは、とうとう禁断のイラン本土攻撃を準備しているらしい。11月5日の米大統領選前までに攻撃を行うと報道されている。

イスラエルは、過去にイラクのオシラク原発(1981年6月7日)やシリアの原発建設中の施設(2007年9月5−6日)を攻撃して破壊した。これら2つは稼働前であり、周辺への被害は無かったが、ブシェールは稼働中の原発だ。

もし、稼働中の原発を攻撃・破壊すると、対岸の湾岸諸国は相当な放射能の被害を受けるだろう。そうなると、今までイスラエルを陰ながら消極的に支援してきたアラブ諸国が猛反発するだろうし、BRICSの棟梁のロシアも黙っていないだろう。

10月5日にイランの中部のセムナン地方でM4クラスの地震が2回起こった。
これをイランの地下核実験だと西側は報道しており、原発や核施設の攻撃の材料にするつもりかも知れない。断層だらけのイランであり、どこで本当の地震が起こってもおかしくないのに。

世界の運命が決まるまであと3週間。知恵と自制心のある大国イランはきっと大丈夫だが、またイスラエル国の滅亡にならないよう、イスラエルから逃げ出した良心のある50万人と共に平和を祈ろう。(了)

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