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何もしない「観光」のススメ

景勝地など、いわゆる名所と言われる場所を巡る観光。

お土産を買ったり、珍しい景色を見てリフレッシュするというのもいいですが、心落ち着く場所でただボーとして時間を過ごす、自分の内なる光にフォーカスするというのも、現代人にとって必要な「観光」なんじゃないかなと思っています。

チコちゃんじゃないですが、「ボーとしてんじゃないよ」というプレッシャーの中で日々の務めを果たしている方々にとって、あえてボーとするというのは、頭や心に溜まった垢を洗い流すために絶対に必要な時間。

新しいアイデアが浮かびやすくなったり、整理の付かなかったことに解決策を見出せたり、ボーとする効果は実にたくさんあります。

せっかく旅に出たのだから、いろいろ見て歩きたい。その気持ちも分かりますが、何もしないと言う時間は、普段の生活の中ではなかなか作り出せない時間。だからこそ旅に出て、非日常の中でこそ作り出してほしい。

NOMAyadoは、そんな忙しい大人たちのために作った宿です。

夕景の海峡をいく市民の足である渡船

NOMAyadoを囲む海は、リゾートというのではなく、漁師が暮らし、渡船が行き交う暮らしの海。あえて何もない(ノイズの無い)ローカルな場所に身を置き、ワカメを育てる漁師や畑を耕す老人の姿を見ながら、「いろんな仕事があるなー」そんなふうに思うだけで十分。そうした心持ちこそ、最高の心の休息になっていると思うのです。

その効用を一人でも多くの方に体感して欲しい・・・。
もちろん、その気になれば鳴門の渦潮を見にいくこともできるし、大塚国際美術館で世界の名画に触れることもできる。

けれど、潮騒に耳を澄ませ、目の前の海峡に沈みゆく夕日や虫の声に身を委ねて、あえてボーとしてみて欲しいのです。空が広いなーとか、船虫って足がいっぱいあるなとか、トンビって「ピーヒョロヒョロ」って鳴くんだとか、野良猫って自由でいいよなとか、ローカルな暮らしの日常そのものを味わって欲しい。それこそが心の贅沢・・・、そんな思いで宿を営んでいます。

泊まるだけじゃないNOMAyado展覧会「海を蒔く」

NOMAyadoでは今、泊まるだけじゃないNOMAyadoと銘打って、「海を蒔く」という展覧会を宿の共有スペースにて開催しています。海とアートに抱かれて、何もしないというリッチな時間を過ごしてみませんか?

ようやく暑さも和らぎ、テラスで浴びる風が最高に心地よい季節、チェア型のハンモックもご用意しました。みなさまのお越しを心よりお待ちしております。


泊まるだけじゃ無い NOMAyado 「海を蒔く」
2024.9.14 sat ~ 10.14 mon open 10:00~15:00(不定休)
(オープン日時は、変更する場合があります
 NOMAyadoインスタグラムでご確認の上、ご来場ください)

詳しくはコチラから

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