「泊まるだけじゃ無いNOMAyado」 始まる!
9月14日から、NOMAyado企画展覧会「海を蒔く」が始まっています。
普段は街で忙しく働いていらっしゃる県外のお客さまはもちろん、地元徳島の方々にも小鳴門海峡の美しい風景と素敵なアートで、思いっきりリフレッシュしていただきたい。そんな思いを込めて始めた企画展です。第2回目となる今回は、大阪在住のフラワーアーティストPetaleさんと、神戸在住の造形作家で絵や散文も描かれるアーティストのワタナベランドさんの作品展。
玄関を入ってまず目に飛び込んでくるのが、ここ土佐泊の海岸で集めた流木や貝がら、ドライフラワー、古い手紙や本などを白い世界に閉じ込めたゲート。
このゲートを手掛けたのがフラワーアーティストPetale・中村仁美さん(写真右)
展覧会のウェルカムゲートとしての役割を果たしながら、海と陸、他者と自己、思考と意識、これまでとこれから・・・などなど、単に内と外というのではなく、いろんな意味での結界をイメージされているとのこと。
ちょうどこの会期中に作家活動22周年を迎えられる中村さん。フラワーアレンジメントの講師として、また百貨店のウィンドウなどを手掛けるプロのデコレーターやアーティストとして、その積み重ねたキャリアの先で今、自分の中に新たな扉が開きつつあるとのこと、そんな「昨日までの自分と、新しい自分」という意味合いも重ね合わせて作られたそうです。
一方、ワタナベランドさんは、不思議なご縁で出会ったアーティスト(写真左)。
まだ宿を始める前に、兵庫県川西市で妻と2人、事務所兼ギャラリーとして使っていた一見廃屋のような、でも妙に味のある建物。その後コロナをきっかけにその建物は閉鎖したのですが、たまたまその前を通りがかったワタナベさんが、気に入ってアトリエとして使いたいと連絡をくださったのが出会いのきっかけでした。
彼女が作り出す作品世界に魅せられた私たちは、この不思議なご縁を大切にしたいという思いも相まって、今回の企画展にお誘いしたのです。
少し憂いを秘めた表情や色使い、その世界観は抽象画にも、彼女がしたためる散文にも表現されており、まさにワタナベランドというお名前通り、彼女だけの唯一無二の表現世界が拡がっています。
Petaleの中村さんとワタナベランドさん、実はこの展覧会が初めての顔合わせ。お二人の世界観がきっとマッチするのではとお声かけしたのですが、その思惑通り、お互いの作品がこのNOMAyadoの雰囲気とも相まって見事に溶け合っています。
お二人には、作品に対する思いなどを伺ったロングインタビューも敢行。随時アップしていきますので、ぜひそちらも聞いてみてください。
展覧会「海を蒔く」は、10月14日まで。
NOMAyado前に広がる海峡の景色と共に、楽しんでいただけると幸いです。
もちろんご宿泊も大歓迎、アートと暮らす特別な時間はいかがですか?
泊まるだけじゃ無い NOMAyado 「海を蒔く」
2024.9.14 sat ~ 10.14 mon open 10:00~15:00(不定休)
(オープン日時は、変更する場合があります
NOMAyadoインスタグラムでご確認の上、ご来場ください)