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マイノリティという価値
先日、初めて男性一人旅のお客様をお迎えした。
鳴門に来られた目的をお聞きすると、お仕事での滞在とのこと。何でも鳴門で廃校になった建物を県外の方にも魅力溢れる楽しい場所に変えるというプロジェクトに関わっていらっしゃるらしい。
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私が長く2拠点生活をしているということで、意見を聞かせて欲しいと言われ、雑談混じりに思っていることをいろいろお話しした。
鳴門は、有名な観光地と比べると確かに魅力は薄いけれど、海も山も川も有り、自然環境は抜群、しかも食においては魚も野菜も肉も安くて新鮮な地元産でまかなえるし、人も穏やか。観光的な魅力をならべるより、暮らしのクオリティがいかに高いかにフォーカスすることで、鳴門の魅力が浮かび上がってくるのではないか。
今、日本全国の地方自治体が「移住者の誘致」に一生懸命だが、移住ってそんなに簡単なことじゃない。実際住んでみないとその魅力も分からないし、そういう意味では、2拠点生活を体験・フォローアップする施設を作ることで、まずは鳴門で暮らす魅力を実感してもらえるのではないか。その方が将来的にも、移住者の獲得に繋がるのでは・・・
そんな私の話が少しお役に立てたようで、「いいヒントになった、また相談に乗ってください」と再訪を約束し、宿を後にされた。
移住者に対する施策はいろいろ用意されているが、2拠点生活者に対する施策はゼロ。2拠点生活者って、地方自治体にとってはメリットの無いマイノリティなのかもしれないが、外からの視点を持っているからこそ、お役に立てることもあると思っていただけに、こうした新たなご縁をいただき、話を聞き入れてもらえたことで、少し救われた気がしました。
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ようやく西日本も梅雨が明けたようで、いよいよ夏本番。
夏休みと言うこともあって、宿の予約も埋まりはじめてホッとする一方で、事業補助金採択から1年、補助金交付に向け、最終の報告作業に追われている。
最終報告をはじめて早1ヶ月、すでに6回の差し戻しがあり、減額という厳しい措置も受けながら、修正しては提出を繰り返している。ところが内容的な不備は仕方無いとしても、MACとWindows間のExel書類の互換が上手くいかず、何度も同じ書類で引っかかって前に進まない。
仕方が無いので、クラウド上で最新Office書類が作成できる有料のサブスクサービスを導入し、無事解決したかに思えたのだが、1つのExcel書類だけが未だどうしても上手くいかない。当方では問題無いが、先方で開くと入力の無い部分ができるようだ。これって、互換性だけの問題なのだろうか・・・?
PDFではダメで、どうしてもExcel書類での提出が必要とのこと。漫画喫茶に行くか、お知り合いにWindowsパソコンを借りて、提出して欲しいとの通達。(泣)
この書類が通過しても、まだまだ審議は続くようで、国金での借り換え金の返却期限も迫っており、このままで間に合うのか、ほんとうにちゃんとお金がもらえるのか、大きなストレスを抱えることになりました。
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自営業者というのも、日本の国ではマイノリティと言えるし、物を選ぶにしても、何かと自分の考えはマイノリティなんだなと感じることも多い。
だけど、人と違うということにたくさんの価値があるのも事実。だからなのか、少々嫌なことがあってもマイノリティと言われると少し嬉しくなるから不思議。
全国のマイノリティの皆さん、
自分の道を信じて、楽しく歩んでいきましょう!(笑)