Everything’s going to be alright (徳島宿プロジェクト)
初めてのことをやるのだから、不安や心配事が付きまとうのは当然。
懸命に歩むことで、大概の不安は自然と消えるものだが、歩みが弱まると日常の些細な問題が引っかかって頭を巡り、漠然とした不安という奴が忍び寄ってくる。
頭の中だけで何とか解決しようと焦ると、今度は無性に誰かの評価が欲しくなり、自分に近しい意見をあちこちから集めたり、「いいね」を漁ったりする。
そしてそれこそが、また不安を作り出す・・・という、堂々巡り。
振り返れば、
コロナ禍で不況に陥っている人間が、同じく不況に喘ぐ宿をやるのは無理がある
倉庫を快適な宿に変えるには、あまりに予算が足りない
不便で、何も無い場所にたった2部屋の宿でビジネスが成立するのか
・・・などなど、いかにも正論めいた意見に苛まれてきたのも事実。
そもそもこのプロジェクトは、人生100年時代、老いという抗えない宿命の中で、ストレスフリーに楽しく生きて行くためにはどうすれば良いか、あえてローカリズムの只中で、宿を通じて出会う人々と新たな時代の面白い生き方を共に模索したいと考えたものでもありました。ここにきていつの間にやら、世間の価値観に惑わされ大切なことを見失っていた気がします。
この宿プロジェクトを立ち上げるに当たって、自分のココロの声に耳を傾け、
自分自身の価値観を心のよりどころにしようと決めたはずなのに。
改めて、「自分を信じ続けること」の難しさを感じた1年でもありました。
自然をカラダで感じ、サーフィンと新鮮な地場食材で健康を保つ
アート・文学・音楽に触れる、味わう、やってみる
いろんな考えに耳を傾け、ココロ柔軟に人々に喜びを提供する
そして・・・
変化を受け入れ、あるがままを楽しむこと。
そうしたひとつひとつが、これからの大切な道標であり、
みなさんと一緒に行う、楽しい実験の始まりだと思っています。
Everything’s going to be alright!
Everything’s going to be alright!
Everything’s going to be alright now!
Everything’s going to be alright!
空気なんて少しぐらい読まなくたって大丈夫。
リスクの向こうにこそ、感動が生まれると信じて・・・。
NOMAYADOは、年明け2023年4月オープン予定。
今年は「徳島宿プロジェクト」にお付き合いいただき、ありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。どうぞ、良いお年をお迎えください。