二拠点生活で盲点になる浄化槽
浄化槽の汲み取り清掃に来てもらいました。 業者さんから「そろそろ汲み取りをした方がいいですね」と定期保守点検時に言われたのがきっかけです。
最初、道端に駐車して作業しようとしたのですが、ホースを通行する車に踏まれるとかなり高価だそうで敷地内に駐車し直しました。新発見です。
バキュームカーがどんな作業をするのか?初めてなので興味津々。現場を見ていました。まさにバキュームするのですね。
作業時間は1時間程度。汲み取り料は3万円ちょっと、結構な金額でした。本当は1年に1回やることになっているそうです。下水道が来てないところに住むと、こうしたコストがかかります。
この浄化槽、実は新しく入れ替えをしたものです。拠点を利用し始めて少し経った頃、「なんだか臭うよね」と言う妻の声。いろいろと調べてみました。するとどうも浄化槽のあたりが怪しい。そこで業者さんを呼びました。
中を開けてもらうと壁にひびが入っていて、そこから水が漏れているということがわかりました。
ひび割れを一時的に補修することもできるけど、また半年ぐらいしたら壊れる可能性がある。なので根本解決するには新しいものに入れ替えた方がいい。そう言われました。
それから浄化槽についてさらにネットで調べました。入れ替えするには相当な費用がかかることがわかりました。行政から補助金が出る制度を利用しても30万円!ええ~って感じです 。
お客様を受け入れる以上、きちんと整備するしかない。ということで入れ替えの方向で検討を始めました。ところがまた難題が生まれます。補助金が適用されるのは行政が指定する浄化槽であることが条件です。
川や用水路に浄化した水を流す方式であることが必要だったのですが、うちは地面に浸透させる方式だったため、補助金の適用外だったのです。補助なしで正価で購入するとなんとほぼ100万円!驚きました。
でもやるしかありません。予想外の大出費をかけて入れ替え施工を行いました。12月の寒い日3日間にわたって工事が行われました。
親方をリーダーとした施工チームはとても仕事が丁寧でした。 払ったお金は大きかったですが、きちんとした仕事に価値を感じました。これぞプロ!仕事はこうでないといけないと実感しました。
ニ拠点を始める時、浄化槽がどうなっているかなんて想像もしないことです。建物はどうか間取りはどうか周辺はどんな環境か、気にするのはそんなことですよね。でも町の生活ではわからないことが田舎に行くとあります。
特に生活のインフラになる部分はとても重要です。浄化槽のような目に見えない設備にも 意識をおいて不動産屋さんなどに確認をしましょう。そしてランニングコストがどのくらいかかるかも把握しておく必要があります。
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