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【週刊 森プラス】信州小諸と東京近郊、森と町の二拠点生活から得られる気づきと学び|2023.11月3W
my forest my home.
自分でつくる森の暮らし。
そんな暮らしを始めて約2年。気づきの多い毎日。
その時、思いついたこと、降りてきた言葉たち。残さないと忘れてしまう。
森の小さな家づくり、フィールド整備、町での出来事をリアルタイムで日報に。
二拠点生活、場所を選ばす仕事がしたい人の参考になれば。
では森2、移動1、町4の1週間、スタート。
天井板作業、途中でいろいろ|11.15(水)
早朝目覚めとともにスマホ執筆。すっかり定着してきた。
昨日のラジオで週刊森プラスは、自分の暮らし日報の役割を果たしていることがわかった。
頭の中にあることを口に出して言葉にする。周辺をあーだこーだ話していると核心にふれる。
ラジオのおかげで幾度となくそんな経験をしてきた。言語化は反復ということかな。
4時起床、大工に追われて滞り気味の業務にとり掛かる。
まず納品期限のあるホームページ診断コンサルのまとめ。森プラス家のセルフビルド記事の仕上げ。週刊森プラスも1週間のまとめと仕上げとアップ。
これだけであっという間に3時間。たまりまくる動画編集、懸案のwebサイト制作まで手がまわらない。段取りを再考しないと。
朝ごはんを済ませ現場フィールドへ。気温1度、寒くて手がかじかむ。
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伐採で出た木枝と建築材の端材で火をおこす。一度に暖まる。さすが、ファイヤーピットもいい感じ。
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ラジオ体操の後、続きの天井板に取り掛かる。初めて張り始めた昨日のおかげでビス留めも少し要領を得てくる。案ずるより産むが易しだ。
実(さね)がスッと入るもの、なかなか入らないもの、反ってしまって難儀するもの、いろいろと直面する。
木はほんと一つひとつに個性がある。入らない!と無理矢理やってもうまくいかない。どうするか冷静にみて、その木に合わせるとうまくいく。人と同じだ。
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一枚一枚見ていくと結構節がある。中には穴が開いているものも・・・。これはさすがに使えない。
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材には節のあるなしでランクがある。今回は「少し節がある」ときいていた。ただここまでのものはNG。製材屋さんへ電話する。
差し替える在庫がない様子。節は穴を埋めて使えるようにするという。いまいちよくわからないが、取り急ぎ引き取りに来てもらう。
来週に迫った森プラス体験会。朝晩の冷え込みがきつくテント泊には無理が出てきた。どうしようか悩んだ結果、中止の判断をする。
ところが中止を伝えると、数名から日帰りでもいいので参加できないかとの返事が戻ってくる。
そこまで思ってくれているのかとうれしく感じる。何か別のやり方はないものかと考える。そうか、宿泊先を別に手配する方法ならできるかも。
打診するとみんなすぐに同意してくれた。じゃあ早速宿さがし。いろいろと調べる。せっかくなので宿でも話せるような場所がいい。
近隣にあって価格がそこそこで、とかやっているとなかなか見つからない。昼ごはんもそこそこにリサーチする。
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午後から天井板継続。まん中付近までいくと梁を支える束がある。さてどうしたものか?手が止まる。建築士サポーターへ電話する。折り返しを待つ。
予想通り、束を避けて加工する方法になるみたい。
作業途中でいろいろ起こって今日はここまで。帰宅する。
体験会の宿泊先を再考し、近隣にあるゲストハウスを予約、ほっとする。
そうこうしているうちにコミュニティスクールのグループコンサルが始まる。平日開催の部4名が参加。
一人ひとりと向き合って22時終了。
一日長かった。今日も元気でありがとう。
天井板3日目カベにあたる|11.16(木)
朝4:30目が覚める。昨日寝たのが23時近く、さすがにこの時間になる。
スマホ執筆のあと5時起床。メールチェック、続きのホームページ診断コンサルシート作成へと進む。
現場フィールドへ。気温1.5度今日も寒い。太陽があたたかい。
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とはいえ身体を暖めたいので火を焚く。火はいい。身も心もあっためてくれる。
天井板作業はカベにあたる。梁と屋根をつなぐ束柱だ。またまた避けて張っていかないといけない。
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採寸カットして、あててみるとスキマがあいてしまう。ちょうどサイズだとはまらなくなる。どうしたものか?建築士サポーターへ電話するがつながらない。
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電話待ちの間、次の作業に移れないので、来週の体験会へ向けて準備物を用意する。いい機会なので物置の整理も兼ねてやる。
今まで足の踏み場もなかったのに、見違えるようにスッキリした。人が来るとかがないと整理整頓は進まない。
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そうこうしていると、サポーターから電話が来た。スキマはやむを得ない。5ミリ程度あけて仕上げる。後からスキマに何かをあてて隠すという方法らしい。
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スキマをあけて張る。その次も束まで半分半分で張る。そしてその次。3ミリ程度、実(さね)が合わせられない。
できたら1枚板で張っていきたい。凹みの箇所を3ミリ幅で加工して合わせてみるがはまらない。夕方になりどんどん暗くなる。
斜めにカットしていないから合わないのでは?ジクソーで加工すると勢い余って材が欠けてしまう。
こうなると悪循環、もうダメ。今日は切り上げることにした。かなりモヤモヤを残して帰ってきた。明朝リベンジしようと思う。
鍋とお酒でお疲れさま会、スッキリしない終わり方。今日も元気でありがとう。
雨の中、自宅へ移動|11.17(金)
早朝スマホ執筆、ホームページ診断コンサルまとめとここ数日の朝仕事ルーティン。
今日は移動日。その前に昨日断念した作業のリベンジをしようと思っていたが朝から雨、見合わせることに。
焚き火イベントのとき、味見でいただいた肉。子供たちにもと買いに走る。
前回美味しかったカッパ、タン、特製漬け込みに加え、中落ちカルビ、豚トロ、せせり、豚ハラミを購入。
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ショーケースをみていると全部食べてみたくなる。
望月付近を経由する。ここも宿場町で風情がある。周辺は知らない場所だらけ。家ができたら出掛けてみたい。
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ヘルシーテラス佐久南に立ち寄る。ここでは地元生産者の野菜がリーズナブルに手に入る。珍しいものもあり、機会があると利用する。
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雨の中、平日なのに結構人が来ている。地元の人たちなのか、よく知っているのだろう。
いつもの国道254線、下仁田から富岡の間にあるパン屋PANNAへ。ここもめちゃくちゃ旨い。
肉、野菜、パン。美味しいものを買い揃えただけでしあわせ気分になる。
途中で昼食を済ませると眠気が最高潮。ヨメさんに運転交代してもらう。
夕方、自宅に戻る。約半月ぶり、やっぱり我が家は落ち着ける。
シャワーを浴びて、久々にテレビを見ながらくつろぐ。新鮮な気持ちになる。
当たり前が違う感覚で味わえる。二拠点生活ならではかもしれない。
早速焼き肉と野菜に舌鼓。子供たちとの会話にも花が咲く。
今日も元気でありがとう。
赤松之森イベント見学、谷中散策|11.18(土)
朝5時、目が覚める。やっぱりベットはよく眠れる。
朝仕事スタート。コンサルシートの納品後、別荘地コミュニティ会報誌への寄稿記事をつくる。
「森プラスってなに?何をするの?」について言語化する。こうした機会がないと頭の中だけで一向に進まない。ちょうどよしと書き進める。
手がつかないYouTube編集をちょこっと。ちょっとでもやっていくと次へつながる。
お昼前、日暮里へ。森の体験展示というイベントへ足を運ぶ。
赤松を有効利用するグループの企画。長野県伊那から東京へ赤松を持ち込んで場をつくる。
うちのフィールドも赤松がたくさん自生している。残念ながら松枯れも広がりつつある。伐って処分するしかないと言われていることにどうしても納得がいかない。
できたらいろいろな可能性を探り、赤松一本丸ごと活用できる世界をつくりたい。
日々そんなことを考えていると、ある日ネットで催しを見つけた。既にやっている人たちみたい。ちょうど東京方面へ戻る日にやっている。興味津々で出かけてみた。
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場所は「元映画館」という会場。表から何があるかわからないような不思議な建物。受付で好青年風のスタッフが迎えてくれる。
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赤松で造作したトンネルをくぐって会場へ入る。後できいたがすごい技術と手間が掛かっている。
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場内には何本かの赤松が立って裾野にはコケ。枝葉をつけている。皮を剥いでコントラストになっている。たしかにこうするとよくわかる。
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傍らには縦挽きした赤松。プレーナーがかかっていて美しい。うちで乱雑に積み上げているものもこうすればいいとヒントになる。
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他にも赤松を利用したアイテムやグッズが並ぶ。なるほど・・・こんなふうに変わっていくんだと感心する。
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スタッフの人たちから建築材としてどういう歴史があったのか、お茶にしたときの効用など興味深い話を聴く。
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中2階は映画鑑賞席になっている。そこには木の関連図書が並べられていた。あれもこれも気になるものばかり。素晴らしい取り組み。これからトライしていくきっかけになった。
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会場をあとに日暮里駅方面へ戻る。道の両側には生地や布を売るお店が並ぶ。このあたりは布の街らしい。
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生地だけに特化したお店にたくさんの人。世の中には知らない世界がまだまだある。外国人が多数いるのにも驚く。
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キャッチコピー通りの切れ味。ヨメさん入手する。
続いて駅の反対側の谷中へ。以前セミナーでお寺へ行った際、ちょっとだけ通ったことがある。面白い町並みなので歩いてみる。
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メインになる谷中銀座には人があふれていた。外国人の姿も多い。インバウンド復活という感じ。
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入口付近の道具屋。気になる品があちこち。たのしみながらリサーチする。
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行列のできたミンチカツ屋でテイクアウト。「食べ歩きですか?」ときかれ、ここではその前提なんだと知る。
ちょっと食べて飲めるお店を探してうろうろ歩き回る。結局目ぼしいところは見つからず。足が棒のように、最寄り駅まで戻ることに。
自宅の最寄り駅前の居酒屋でちょい飲みのつもりが日本酒まで。17500歩で酔いが回り家に帰るとそのままベッドへ。
今日も元気でありがとう。
PC仕事の一日|11.19(日)
朝7時起床、昨夜はちょっと飲み過ぎた。がっちりマンデーをみてアンテナを立てる。
サブスクのコーヒー店、自分の好みに合ったコーヒーをセレクトして届けてくれるポストコーヒーは学びになる。AIと人間双方で仕組みをつくっているのが秀逸。
ゆったりと朝ごはんの後、PCへ向かう。自宅PCはデスクトップで画面が大きい。森の仮住まいとは環境が違う。
どんどん仕事をこなしていきたいところだがエンジンの掛かりがいまいち。スローペース、あれやこれややらないといけないことをこなしていく。
気になっているYouTube編集をちょいとやるつもりがそのまま一本完了させる。2週間ぶりにアップ。
6坪ハウスの基礎工事の様子。何と1年前の出来事。あの時は大変だった・・・
遅め昼ごはんの後、少し昼寝。溜まった動画素材の整理をして業務終了。ハイボールで乾杯。
夜は子供たちとごはん。いつも通り茶化されながら眠くなる。今日も元気でありがとう。
町での普通の一日|11.20(月)
朝4時、目が覚める。スマホ執筆、起床、記事を整える。
商いの言語化を考える。頭の中で思っているだけではNG。誰もがわかるようにするには言葉にする必要がある。
これまで書き溜めたメモを眺めながら、とにかくサイトへ下書きしていく。
最初からまとめようとしない。思いついたとき加筆修正する。この方法がベストのような気がする。
その後、もろもろ家の所用をこなして日中を過ごす。
夕方から外部とのオンライン面談。優秀な人たちに質問を受けると、日頃怠けている頭に電気が走る。有難いことだ。
こうして出向くことなく自宅でやりとりできる環境。今ではすっかり当たり前になったが、コロナ禍前は予想もできなかった話。時代の変化を常に感じるアンテナを持っていたい。
少し動画編集をやって業務終了。さしずめ半休日の日に。定休日は決めていない。今日は休みかなあ、そんなノリだ。
晩ごはんを食べてしばらくして就寝。普通のなにもない一日。普通であることが一番。
今日も元気でありがとう。
東松山での講師登壇、偶然の再会|11.21(火)
朝イチ、スマホ執筆。4時起床。昨日やりかけた事業言語化の続き。web記事の下調べなど。
6時週刊ラジオの配信。今日のお題は「地道にコツコツ、地に足つけて」。
時間をかけながら少しずつ育ててきた焚き火事業について話す。おごらず、自然体が大切、話しながら肝に銘じる。
ラジオのお題は当日朝決める。1週間の振り返りの中から即興で出す、ライブ感にこだわるなどが理由。
コミュニティメンバーとのアフタートークをたのしんだ後、焚き火コミュニケーション協会の支部ミーティング。
3年間にわたり共に活動してきた西東京支部メンバーと数ヶ月前加わってくれた関西支部メンバーの初顔合わせ。心強い仲間とともに着実に進んでいく気持ちを新たにする。
ニュースチェックしながら朝ごはん。今朝はなかなか慌ただしい。
講師登壇最終チェック、もろもろ雑務の後、webサイト診断コンサルのセッション。
自動車学校からいただいたオファーの解説をオンラインで行う。
話せば話すほど思いが募る。60分のセッションでは時間が足らない。どこまで伝わっただろう・・・。
終わり次第、すぐさま講師仕事へ。今日の行き先は埼玉東松山。優良従業員表彰式記念講演の機会をいただく。
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お題は「しくじりから学ぶ失敗は成功のもと」。僕自身のすったんもんだ人生から気づきをお伝えするテーマ。こんな話を取り上げていただき感謝。
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会場で準備を終えて待っていると、一人の人が僕のところへ寄ってくる。
「覚えてますか?10年以上前だけど、一緒に学んだMです」
最初は誰だかわからなかった。でも名前を見て思い出した。そうだ、あの時の人だ。
「チラシで見たのでそうかと思い、とにかく聴きに来ました」
「そうなんですか!」
感激した。
本編が終わった後、話に来てくれた。
「あの頃、一緒にやっていた仲間が頑張っているのは励みになります」
「僕の方こそ元気をもらいました」
お互い言葉を交わして別れた。
何という偶然だろう。しかもその人はもともと大工だったという。
今すぐ何かがあるというわけではない。もしかしたらこれでまた会うことはないかもしれない。でも何かの縁を感じる。
とにかく忙しい中、時間をつくってわざわざ足を運んでいただいたことへの感謝に尽きる。
そんな余韻に浸りながら東武東上線で夕刻帰宅。
いつも通り、話してみてしっくりこなかった箇所をスライド修正。残務処理をやって業務終了。
今日も元気でありがとう。
二拠点生活1週間のまとめ|やってきたことがつながってきている予感
講演で久しぶりにサラリーマン時代のアップダウンを話した。何度も話しているが今回は新鮮でいつもと違う感覚だった。
その経験から始まった働き方多様化コミュニティ。
並行してやり始めた焚き火コミュニケーション事業。仲間ができて少し土台になってきた。
これらを統合して、いやこれらがあったからこそ生まれた森プラス事業。
これまでの社会人37年が一つの出口へ向かい始めたような気がする。
来年は還暦。節目にふさわしい年。
まだまだ具体化が必要。エンジンを加速するときが来ている。