トイトレを最短で終わらせる(1週間でオムツを卒業する)方法
本記事の文字数は10,759字です。全文無料で読めます。
今年の夏はおむつ外し、いわゆるトイレトレーニング(トイトレ)を始めようと計画している方、多いのではないかと思います。
我が家の長男(トイトレ時点で3歳2か月)も今年のゴールデンウィークに無事、トイトレが完了しました。昼間も寝ている間もオムツだったのが、全てパンツになりました。しかも、ほぼ1週間で。
なおトイトレの「完了」とは、ジーナ式でお馴染みのジーナ・フォードいわく
①トイレが必要なタイミングを理解し、
②トイレに行ってパンツを下ろして用を足し、
③その後パンツを上げて手を洗って手を拭く、
の一連の作業を、子どもが一人でできるようになったことを意味します。
つまり、自分で服を脱いたり着たりができない子や、尿意や便意を感じトイレに行くタイミングを自分で把握できていない子は、まだトイトレの準備ができていないと言えます。この段階でトイトレを始めてしまうと、親も子どももただストレスを感じることになります。
実はちょうど1年前(長男が2歳の時)に、我が家も一瞬だけトイトレを試したことがあります。ただ、トイレの便座に座ってみたりしたものの、そこでおしっこが出ることは一度もありませんでした。数回試して「この子はまだ準備ができていない」と感じたので、それ以降は一切トイレに連れていくことはせず、起きている間も寝ている間もオムツのまま過ごしていました。外出時も子ども達のトイレのことを考えなくて良いので、とても楽でした。
長男が通っている保育園は、3歳の誕生日を迎えた日から、トイレへの声かけを開始する方針のところでした。そのため、保育園での協力が得られない3歳より前に、家でトイトレを開始する意義が見いだせなかったというのもあります。
そんな時に出会ったのが、ジーナ・フォードの『カリスマ・ナニーが教える 1週間でおむつにさよなら! トイレトレーニング講座』です。
この本は、まさしく革命です。1週間でおむつ卒業できる具体的な手順が書かれています。
しかし、一つ難点がありました。それは、「おまるを使うこと」がベースとなって書かれていたことです。フルタイム共働き家庭でただでさえ忙しいのに、おまるを使ったら、それの洗浄などで余計時間がかかります。
また、おまるに慣れたら、今度は「おまるから大人用トイレに移行する練習」をする必要があります。それも正直面倒であると感じました。
そこで我が家はどうしたかと言うと、「いきなり大人用トイレでおしっこ/うんちさせる」ことにしました。この記事では、ジーナ式を参考に、フルタイム共働き家庭用に、さらに最小限の努力でトイトレが1週間で完了できるようアレンジを加えたバージョンをお伝えしたいと思います。
目次ここまで
結論から言うと、我が家はこの方法で、7日目で日中のトイトレがほぼ完了、12日目で夜おむつも完全卒業しました。ここからは具体的に、実際にどのようにトイトレ開始から完了まで至ったのかを解説したいと思います。
最初に理解しておくべきことは、トイトレには「準備編」と「本番」があるということです。1週間で完了させられるのは「本番」です。「準備編」では、トイレで用を足すこと以外の部分、例えば着替えの練習などを指します。
ジーナ式では、18か月まではトイトレの「準備編」にも入らないことを推奨しています。逆に言えば、18か月を迎えたら、子どもの準備状態によっては準備編に進むことができるということです。準備編に進むことができるかどうかをチェックする項目は、下記の通りです。
トイトレ準備編に進めるかどうかのチェックリスト
月齢が18か月以上である。
長いお昼寝から目を覚ました時に、おむつが濡れていないことが多い。最後に着替えてから数時間たってもおむつが濡れていないのは、膀胱が発達してきていることを意味する。
うんちとおしっこの違いがわかっている。例えば、うんちをしている時には、静かになって集中して力んでいる。また、おしっこやうんちをしたときに、おむつを指して「おしっこ」「うんち」と言う。
簡単を指示を理解し、その通りにすることができる。例えば、「赤いボールを取ってきて」「おもちゃを箱に入れて」など。
着替えのときに、靴や靴下、パンツなどを自分でも積極的に脱ごうとする。また、パンツを上げる、下げるという言葉を理解している。
「おへそはどこかな」「お鼻はどこかな」など、体の特定の部分を指定すると、その場所を指で示すことができる。
おもちゃや本、DVDなどがあれば、5分から10分はきちんと座って何かに集中することができる。
これらが全てできていない場合は、準備編には進まない方が良いとされています。まだできていない項目がある場合は、それができるようになってから準備編を始めた方が、親の労力もストレスも少なく済みます。
また、トイトレを開始するのに適さない時期もあります。
トイトレを開始するのに適さない時期
今後2か月以上に赤ちゃんが生まれる予定、もしくは過去2か月以内に赤ちゃんが生まれた。
新しい家に引っ越したばかり、もしくは引っ越す予定。
子どもが病気から回復したばかり。
保育園、幼稚園等を変えた。
ママやパパが仕事関係でストレスを抱えている。
兄弟・姉妹が睡眠、もしくは行動に関するトラブルを抱えている。
お出かけの予定が多い年末や休暇中。
つまり、子どもが情緒不安定になる時期には開始しない方が良いということです。こういった時期に該当しておらず(子どもの心が安定していて)、上のチェック項目を全てクリアしていれば、いよいよトイトレ準備編に進みます。
トイトレ準備編
ステップ1 ズボンやパンツを自分で脱いで着る練習をする
尿意を感じても、自分でパンツとズボンを下ろしたり脱ぐことができなければ、トイレで用を足すことができません。そのためまずは、子どもが自分でパンツとズボンを下せる練習をします。
我が家は朝着替える時、そしてお風呂上りに洋服を着る時に、自分で着るよう促すようにしました。まずはすぐにそのまま着れるようにパンツやズボンを正しい向きにして、床に置きます。そして「そのままここを持ってみて」「まずは右足を入れてみよう」などと具体的に説明してやってみてもらうところから始めました。
服の着替えの練習には、「がんばり表」や「ごほうびシール」などを使うのも良いようです。一つできたら一つシールを貼る、というものです。
我が家も最初、着替えを練習するために導入したのですが、長男があまりシールに執着しないタイプだったので、途中でやめてしまいました。逆に、「一人で着れるなんてかっこいい」とほめるだけで十分でした。シール大好きで貼るのが大好きな子どもには、自分で着替えをするモチベーションアップや動機付けにとても効果的だと思います。
ステップ2 親がトイレでおしっこ/うんちしている姿を見せる
子どもがトイレで何をしたらよいのかわかってもらうために、親が一つ一つ説明します。
「ママ(パパ)、おしっこしたいからトイレに行くね」
⇒子どもの手を引いて、トイレに連れていく。
「ママ(パパ)はトイレでおしっこするんだよ」
⇒子どもにトイレを見せて、トイレの蓋を開ける。
「まずはパンツを脱ぎます」
⇒パンツをどうやって脱ぐか見せる。
「ここに座って、おしっこをするよ」「おしっこ終わったら、トイレットペーパーでこうやって拭くよ」「パンツをはくね」
⇒一連の動作を見せる。
「おしっこが終わったら、ここをひねって(押して)、ジャーって流すよ」
⇒おしっことトイレットペーパーが流れていくところを見せる。
「トイレの後は、手を洗うよ」
⇒手を洗って、タオルで拭くところまでを見せる。
ステップ3 一緒に手を洗う
親が手を洗っている時に、子どもも一緒に手を洗ってタオルで拭くように誘います。洗っている時は水で手が濡れること、タオルで拭くと手が乾くことを「ぬれる」「かわく」という言葉を強調しながら説明します。
ステップ4 短時間だけおむつをはずしてみる
トイレに連れて行ったときに親のマネをし、手も洗えているようであれば、お風呂に入る前におむつを外して、トイレの補助便座に座るように誘います。時間は5分から10分。我が家の場合はトイレに絵本を持ち込んで、好きなだけ読んであげるようにしたら、喜んで座るようになりました。
万が一その間に用を足すことができたら、たくさんほめます。その際は、親が何に関して喜んでいるのかを子どもにきちんとわからせることが大切です。例えば、「トイレに座っていられて偉いね」「トイレでおしっこできたなんてかっこいい!」など具体的に言います。「いい子だね」という言い方はNGです。トイレでおしっこできなかったら「悪い子」なのだと考えてしまうかもしれないためです。
お風呂の前に抵抗なくトイレの補助便座に座るようになったら、そろそろ本番編への移行を考えます。子どもが補助便座に座ることができるようになって、ズボンの脱ぎ着ができるようになれば、後は1週間、親が全力でトイトレに取り組める時が来るのを待つだけです。まずは必要物品の準備です。
物品の準備
トイトレの準備を始めるにあたって、用意しておくものは下記の6点です。
1.補助便座
どんなものでも良いと思いますが、我が家はIKEAのものを使いました。前にレバーのような掴む部分のあるものと悩んだのですが、結果的にはない方が良かったです。レバーがあるタイプだと、こどもが自分で設置した時に大きくまたがないといけないので、一人で用を足すハードルがあがります。前の突起部分が短いものであれば、子どもが自分で設置した時も前からそのまま座れば良いだけなので、「自分で最初から最後までできる」という感覚を得られやすいです。
しかもIKEAの補助便座が最高なところが、後ろに穴が空いているというところです。我が家は通常時、トイレ横の手すりにこの補助便座をS字フックでかけています。こうすると、普段も全く邪魔になりません。
2.踏み台
最初は、既に家にあったIKEAの踏み台を使うつもりでした。ただ、これをトイレの前に置くと、大人が用を足すときに邪魔になります。そのため、廊下に置いておいたり、別の部屋から持ってきたりしなければならず、とても面倒でした。
そこで、トイトレ準備編に入るにあたり、YORK DELL(ヨークデル)を購入。これは便器のカーブにぴったりつくので、大人がトイレする時も邪魔になりません。しかも、3才児がしっかり足をつけて踏める高さ。耐荷重100㎏という丈夫さで、大人が使用する時に足をのせても全く問題ありません。
3.トイレに流せるおしりふき
トイトレを始めたら、当たり前ですがうんちもトイレでするようになります。今までおむつにうんちをしていた時はおしりふきで拭いていましたが、それで拭いてしまうと、トイレに流せないし、おむつに包むこともできないので、捨てる場所に困ります。全てをトイレ内で完結できるように、水に流せるおしりふきをトイレに置いておくことにしました。
我が家はたまたまドラッグストアで見つけた『メリーズ するりんキレイ』を使いましたが、手触りが少し固めです。ただ、厚手なので1枚で十分にきれいになります。
なお、おしりふきを使わずにトイレットペーパーで拭いても良いと思いますが、我が家の長男はおしり弱め(血が出がち)なので、なるべく優しく拭いてあげたいと思い準備しました。トイレットペーパーで拭いても問題ない子であれば、準備する必要はないかもしれません。
4.パンツ8枚以上
パンツは正直、何枚あっても困りません。パンツの上げ下げが楽にできるように、ジャストサイズよりも2サイズ大きいものが良いです。子どもと一緒にパンツを買いに行って、「どれが良い?」と好きなキャラクターや柄を選ばせるのも良いと思います。
我が家は事前に、子どもが好きなプラレールとトーマスのパンツをまとめて12枚買い込みました。それを見せたところ、「履きたい!」と本人もやる気が急上昇。トイトレ開始後も「今日はトーマスにする?プラレールにする?」と選ばせ、「かっこいい!」と褒めたり、「よーし!じゃあトーマスをぬらさないように頑張ろう」と励ましました。「自分はかっこいいパンツを履いているんだ」「かっこいいパンツが似合うお兄ちゃんなんだ」という感覚を本人が得られたことは、トイトレが1週間で完了した大きな要因の一つだったと思います。
なお、トレーニングパンツは厳禁です。おむつを一旦やめたら、就寝時以外は決して使用しない強い意志を持ちます。パンツ以外のものは、子どもを混乱させてしまうためです。
5.脱ぎ着しやすい服
子どもが自分で脱ぎ着できるように、トイトレ中はベルトやボタンがついたズボンやオーバーオールは避けます。基本は、Tシャツとウエストがゴムのズボンがベストです。
6.絵本
トイレに座っている間に子どもが退屈しないように、絵本をたくさん用意しておきます。トイレを頑なに拒否するようであれば、最終手段としてスマホで動画を見せるのもアリです。
さて、物品の準備ができたら、タイミングを見計らって、いよいよ本番編を開始します。
トイトレ本番編
いよいよ、「本番編」1週間のスタートです。トイトレ本番を行う週は、あまりお出かけの予定がない週を選びます。特に最初の2日間は、基本的に丸一日家で過ごせるようにするのが望ましいです。
短期間でトイトレを成功させるためには、親が100%集中してできるようにしておかないといけません。そのためには、「どの週にするか」を事前に計画しておくと良いと思います。我が家の場合は、夫婦どちらも休日であるゴールデンウィークに焦点を当て、宿泊を伴う旅行の予定は一切入れませんでした。
時期は、やはり暖かい時の方が良いと思います。というのも、いつでもトイレでおしっこができるように、最初の数日はズボンを履かせずに、下はパンツだけで過ごさせた方がうまくいくからです。
1日目
この日は丸一日家の中で過ごすので、室内で色々な遊びができるよう準備しておくと良いです。朝食をすませたら、「もうお兄ちゃんだから、今日からはパンツを履いて、トイレでおしっことうんちをしようね」と説明し、パンツを履かせます。パンツを2種類から選ばせて、本人のやる気をあげるのも効果的です。
パンツを履いたら、まずは30分おきにトイレに連れていきます。5~10分座っていられるように、トイレに絵本を持ち込んで読んであげます。一度トイレでおしっこに成功すれば、次は1時間後にトイレに連れていくのでも構いません。
我が家の場合は、初日は午前中に2回おもらしをしましたが、その後トイレでおしっこ成功し、その後は夕方6時までに合計5回もトイレでおしっこ成功しました。おもらしの時も、ちゃんと「出た!」と教えてくれました。綿のパンツなので、おもらししたらすぐにぬれる・不快になるということを本人もすぐに学んだようです。
もちろん、初日からいきなりトイレでおしっこ成功しない場合もあります。丸一日、おもらしし続ける場合もあるかもしれません。大事なのは、おもらししたとしても、親は動じずにその片付けをするということです。「大丈夫だよ!ちゃんとおしっこ出たことを教えてくれてありがとう」「じゃあ新しいパンツを履こうか」などと声かけます。30分に1回トイレに誘って補助便座に座らせていれば、タイミングがあう時は必ず来るので、辛抱強く待ちます。
子どもによっておしっこのタイミングは異なるので、トイトレの進行状況をメモしておくと良いです。「時間」「親が声かけをしてトイレに行ったか」「自発的にトイレに行ったか」「トイレでおしっこ成功したか」「おもらししたか」がわかるように書き留めます。我が家は夫も私も入力できるように、Notionを使いました。
下記が、実際の初日の様子です。
初日のお昼寝時と就寝時は、おむつを履かせます。就寝時のおむつを外すのは、日中のトイトレが完了してからです。まずは日中のトイトレに集中します。
2日目
基本的な過ごし方は、1日目と同じです。2日目もお家の中で過ごすのが望ましいとされています。2日目になると、おしっこの間隔に定期的なパターンが表れているのが、トイトレ進行表からわかるようになっています。そのパターンを見て、どのくらいの間隔で子どもをおしっこに誘えば良いかを決めます。
我が家の場合は、だいたい1時間ごとに誘えばよいということがわかったのですが、実は2日目は保育園への登園日でした。なんでこうなったのかと言うと、本当は祝日だった金曜日からトイトレを開始して、土曜日・日曜日と軌道に乗せてから月曜日に保育園に行こうと思っていたのに、私がパンツを買うのを忘れていて、開始が日曜日になってしまったためです。
子どもの意思を確認したところ、パンツで保育園に行きたいというので、トイトレ2日目にしてパンツを履かせて登園させました。保育園の先生にはトイトレ中であることを報告し、無理のない範囲で1時間ごとにトイレに連れて行って貰えると大変ありがたいと伝えました。先生はいきなり無茶言うなという顔をしていましたが、結果的に、保育園でもトイレに成功。お迎え時に、先生が興奮しながら報告してくれました。家に帰った後も、問題なくトイレでおしっこできました。
2日目の過ごし方は1日目と同様ですが、2日目以降は「おしっこをしたいかどうかを子どもに聞いて決めさせる」という新しいタスクが入ります。「そろそろトイレに行く?」と聞いて、トイレに行くかどうかを自分で決めさせる練習をしていきます。
3日目
3日目には、どのくらいの頻度でおしっこをするか、はっきりとしたパターンが出てきています。そこでいよいよ、パンツでの短時間のお出かけを解禁します。近所の公園に行く、近くに住む友達の家に短時間お邪魔する、くらいが理想です。家を出る前におしっこするように促し、お出かけ中も定期的に声掛けします。
…なのですが、我が家は近所の公園に行くどころか、なんと義両親との日帰り旅行に出かけてしまいました(元々予定が入っており、ずらせなかった)。車での長時間移動があったため、やむなくオムツ着用(本当は混乱するため日中のおむつ使用はNGです)。出かける前はトイレを促し、無事成功しました。外出中は何度かトイレに誘いましたが、そこでは出ませんでした。
4日目~7日目
我が家のように突然旅行に行ったりしなければ、4日目までに、多少のおもらしはあっても、ほとんどの子どもが自発的にトイレで用を足していると思います。トイレに行かずに2時間が過ぎ、子どもが何かに夢中になって忘れてしまっているように見えたら、トイレに行くよう声を掛けます。でも、あくまでも主導権はこどもで、親は決してうるさく言わないようにします。
4日目以降の我が家のトイトレ進行状況はこんな感じでした。
4日目:午前中おもらし1回、公園に出かける前にトイレ成功。外出中は1時間毎にトイレに誘導するも出ず、おもらしもせず。お昼寝時はオムツ着用。お昼寝から目覚めたらパンツに履き替え、適宜声をかけてトイレに誘導しました。
5日目:パンツで公園に出かけたところ、お外のトイレで初めておしっこ成功しました。ただ、公園ではだしで遊んだら楽しすぎたのか、その後おもらし2回。パンツの替えがなくなったのでオムツを履いて帰ったのですが、途中で寝てしまい、そのまま夕方まで起きなかったので、お風呂入るまでおむつのまま。就寝時もおむつ。
6日目:保育園登園日。パンツで登園、9時と16時にトイレでおしっこ成功しました!と連絡がありました。息子たちが通う保育園では、お散歩とお昼寝の間は、トイトレ卒業まで自動的におむつという方針だそうです。パンツで帰宅し、夕飯前には家でもトイレでおしっこ成功しました。
7日目:おうちで過ごしました。1時間おきにトイレに誘って、計5回トイレ成功。おもらしもなし。尿意がなくてもトイレに座ったらおしっこ出す、ができるように。日中起きてる間はもう問題なくトイレに行ける状態になりました。ただ、お外のトイレは便座が大きくてこわいらしいので、外出時だけが課題。
ということで、外出時の課題はまだあれど、トイトレ開始1週間で、本当に就寝時以外のおむつを「卒業」と言えるレベルになりました。この後は10日目で「完璧に日中のおむつを卒業」した状態になりました。
8日目:キッズトイレがある商業施設が複数あるところにお出かけ。家と同じく1時間ごとにトイレに連れて行って、何度もトイレでおしっこ成功。途中ベビーカーでお昼寝するもおもらしなし。ただ、いざ歩いて帰るときに我慢できなかったみたいで、立ち止まっておもらし。着替えてお家に帰り、寝る前もトイレ成功。夜の就寝時だけおむつ。
9日目:保育園。朝起きたらオムツ濡れておらず、朝起きてすぐにトイレでおしっこ。保育園でも毎回トイレでおしっこできていて、寝るまでそのまま。
10日目:保育園。2日連続で、寝ている間もオムツ濡れてない。朝起きてトイレ済ませてパンツに履き替えて、保育園に登園。保育園では外遊び中に遊びに夢中になっておもらししてしまったみたいですが、それ以外はお家でも毎回トイレでのおしっこに成功してて、補助便座も自分でセットするしちゃんと手も洗っていました。
「ほぼ完璧」と言えるほどの状態だったので、この時点でAmazon定期便のおむつをキャンセルしました。
11~12日目:日中トイレ完璧、就寝中もオムツが濡れていない。ということで、12日目からは夜もパンツで寝ることに。
このように、7日目で日中のトイトレがほぼ完了、10日目で完全に完了、12日目で夜おむつも完全卒業しました。
現在はトイトレ完了してから1か月以上たち、24時間パンツで過ごしていますが、おねしょはゼロです。日中、遊びに夢中になった時に、ごくたまーにおもらししてしまうことはありますが、ほとんどの場合自分から「トイレ!」と言って、トイレの電気をつけ、ズボンとパンツを脱ぎ、補助便座をセットし、踏み台に上って用を足しています。外では、大人用の便座で用を足せています。
ところで、トイトレ期間中に「うんち」が登場しないことに、疑問を持たれた方もいるかもしれません。これは、長男が便秘気味なので(※受診済)タイミングが合わず、保育園でだけうんちに成功していたためです。
うんちを出すのをこわがるので、我が家はご褒美システムを導入しています。それは、おうちでうんちが出たら、長男大好物の「ぷるんぷるんQoo」のゼリーを飲んで良いというもの。その後無事おうちでも何度もうんちに成功し、毎回ゼリーを嬉しそうに飲んでいます。これが毎日になればそろそろやめようと思いますが、今のところ数日に1回なので、これくらいの楽しみは続けても良いかなあと思っているところです。
いかがでしたでしょうか。以上が、3歳2か月だった長男が1週間でおむつを卒業した、トイトレの具体的な内容と流れです。特に難しいことは一切しておらず、強いて言うならやったことは「パンツを履かせた」だけです。
でもそのシンプルな方法によって、「おしっこをするとパンツが濡れるんだ」ということが瞬時に理解でき、「パンツが濡れるのは嫌だから(不快だから)トイレでおしっこしよう」という行動に繋がったのだと思います。
我が家はいきなりトイトレ2日目で保育園に行ったり、トイトレ中に日帰り旅行に行ったりと、結構イレギュラーなイベントを入れてしまったのですが、それでも1週間でトイトレが完了しおむつを卒業できました。本人もとても自信がついたようで、トイトレ開始2週間後には自ら「僕もうお兄ちゃんだから」と言い始める始末でした(かわいいな)。
個人差はあると思いますが、短期集中型にすると、とにかく親も子どもも楽です。「トイトレ始めたけど、全然進まない…!」というイライラから解放され、ストレスフリーにトイトレに取り組むことができます。毎日の子どもの進化がすごいので、むしろ家族みんなで楽しく取り組むことができます。
最後に、ジーナ・フォードによるトイトレの際の注意事項を書いておきます。
トイトレの際の注意事項
1.トイトレがスタートして子どもがパンツを履き始めたら、おもらしをしてしまった時も決して怒ったりイライラしたり文句を言わない。
⇒失敗するのがこわくなってしまうため。代わりに、「大丈夫だよ!今度はトイレでしようね」などと、優しく励まします。
2.子どもが3歳に満たない場合は、トイトレが完了しても、たまのおもらしは続くことを覚えておく。
⇒遊びに夢中で興奮している時や、疲れている時等に起こります。その場合、怒るのはNGですが、おもらしを一緒に片付けさせるのはOKです。
3.3歳に満たない場合は、朝までおしっこを我慢できない子が多いことを理解しておく。
⇒おむつが全く濡れていない状態になるまで、数か月はおむつを使い続けることが良いとされています。
このことを考えると、3歳を超えていれば、ほぼ確実に1週間でトイトレを完了し、夜おむつまで卒業できる可能性が高いと言えると思います。
ベネッセ教育情報サイトの調査(2015年4月20日〜2015年5月4日、保護者2,676名を対象に「Yahoo!クラウドソーシング」におけるWebアンケートを実施)によると、トイトレを始めた時期として最も多いのは2歳から2歳6ヵ月だそうです。
もちろん子どもの準備状態が高まっていればもっと早く始めても良いと思いますが、2歳~2歳半くらいからトイトレ「準備編」を進め、短時間のおむつ外しの時間にうまく排泄できるようになったら、「本番編」に進むという流れで進めると良いのではないかと思います。大事なのは、周りと比べたりして焦らずに、「わが子の準備状態がどうか」で判断することです。
親も子どももストレスが少ない、短期集中型のトイトレ。今年の夏のトイトレに、本記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
これ以降は、お礼のメッセージが表示されます。この記事が役に立った!という方、ぜひご購入頂ければ幸いです。
ここから先は
¥ 300
宜しければサポートよろしくお願いします!いただいたサポートは、書籍・有料note購入含む情報収集費やモチベーションアップのために使用させて頂きます。