俺ならこう答える人生案内3/16
東京都、A男さんからお便り頂きました。ありがとうございます。
ワクチンの接種は国が推奨しているんですし、A男さんが自分の身を守るために早めに打つことは何も恥ずべきことではないと思います!
また予防はご自身のためだけでなく、周りの人のためにもなりますしね。
あなたはワクチン会場で働いている人を見て、彼らの背景まで想像することの出来る方です。心に余裕がある方なんでしょう。
外に出てみて自分より厳しい境遇にいる人を知り、自分が恵まれた環境にいることに罪悪感を覚えること。僕もA男さんと同じ感覚を経験したことがあるので、お気持ちがわかります。
そういった他者の立場や思いを知るためにはご自身が身を置いて体験するのもいいかもしれません。
僕は高三でマンション清掃のバイトを3ヶ月だけやりました。(辞めた理由は引っ越しです)
両親のおかげで恵まれていた僕には、自分の知らない立場の方の思いを多く経験する必要があると思っていたからです。あと時給がめっちゃ高かったからです。
結果としては社会勉強として取り組む心持ちが良かったのか、正直そこまで辛いと感じることはありませんでした。
挨拶を無視する住民に対しては、こんな大人には絶対ならんとこと反面教師にしてからその住民に挨拶するのをきっぱり辞めました。
ゴミ捨て場で全然分別されてないゴミを自分で分別する時は、自分もやってしまっているから気をつけようと反省しました。またゴミ捨て場の思い出は他にも、ゴミには一番人間性が表れると思いました。
何故かエントランスに生卵がぶちまけられていた時は、探偵気分で犯人探しの推理をしながら(挨拶無視するおっさんが第一候補でした)、どうやったらこの汚れが落ちるかと試行錯誤するのが楽しかったりしました。
そして何より何年も現場で働かれていて仕事を教えてくれた社員さんは、「そんなんではこの業界は務まりません」が口癖で、とても清掃仕事に誇りを持っていらっしゃる方でした。
仕事の最後の雑巾と手袋を干する作業には工夫や楽しみ方まで見つけられていましたよ!僕がそのやり方に挑戦して失敗すると、「まだまだですね。修行あるのみです。」とご満悦でしたから。
世間ではマンション清掃というと必ずしも理想の職業ではないかもしれません。しかしそこでは仕事に誇りを持ち、楽しみまでみつけて働かれている方がいました。
コロナ対策で外界から閉ざされた日々を余儀なくされているA男さんも、何か今と違う環境に身を置いて体験することがいいかしれません!
お答えになってましたでしょうか。最後になりますがバイトの話は、自分の都合が悪くなる話は一切棚に上げてお話しておりますことをお伝えしておきます。