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トゥルーマンショー観た

めちゃめちゃおもしろかった〜〜!!!

テラスハウスみたいなリアリティーコンテンツを題材にした映画。

トゥルーマンという主人公の一生が実はカメラで中継されていて、彼はそれに気付いていないけれど環境は番組によって作られ、操作されているという話。

この設定が面白いな、と思って観たがストーリー展開も最後まで完璧だなと思った。
リアリティーコンテンツへの皮肉を利かせつつ、きちんと一つのお話としてまとまっている。
もっかい見たら最初の方とか気付かなかった伏線があって面白いかも。


最後、主人公がこの番組の舞台から出る時に、
「この世界は安全だ。お前は怖くてこの世界から逃げられない。」
みたいなことを番組プロデューサーが言っていたような気がする。

この主人公が外の世界へ出たのは、カメラで見張られていることが嫌だったというのもあるかもしれないが、番組という決められた操作されたストーリーの外に自分が求めるものができてしまったからだろうな、と思った。
たぶん意図せず恋に落ちた女の人と番組で結ばれていたら番組の中の世界で生きていたんじゃないかな…?わからないけど。
追記 予定調和な世界では自由が制限される、とあった。プロデューサーはこの世界は安全だ、と述べていたがそれは健全な社会なのだろうか。(人権の剥奪にあたるのでは?)また、プロデューサーは台本が狂って主人公を難破させようとしてたけれど…。
現実は、予定調和に見えてもたくさんのズレが起こって世界が簡単に変わるんだろうなと思った。

そして、最後番組の視聴者が、主人公がこの番組から降りたことに喜んでいたのが印象的だった。
番組を見続けたいなら番組の世界から出て欲しくないはずだが…、
その気持ちはわかるけど説明ができないので、また理解できたら追記する。

そして、番組が終わった後にすぐ別の番組を探す視聴者。これがかなり皮肉だなと思った。人の人生を一つの消費コンテンツとして観ている。これもうまく説明ができないが、この映画監督が風刺した部分なのだろう。
追記: 人がどれだけ熱中しても、それが終わればすぐに興味が覚めてしまう。特にこのリアリティー番組は視聴者がひたすら受け身だったからこそ熱が冷めるのも早かったんじゃないかな

特にまとめはないけど、人の人生を消費して楽しもうとすることをもう一度考え直したい…。

個人的におもしろかったのは、主人公の妻がココアを宣伝して主人公が誰に話しかけているんだ!?って言ってるところ。そのあとナイフ突きつけられて気が動転して、「仕事とはいえこんなのもう無理!」て思いっきりメタ発言してるところ。妻、かわいそう…

軽快な風刺という映画なので重くならずに見れました。完

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