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初のちょこフェスが開かれました【共成長オフィスが「科学館」に?】
2025-01-18
伊達共成長オフィス(伊達市鹿島町)で1月18日、初の「ちょこフェス」が開かれました。市と市民が協働で進める「ちょこまち」メンバーらが企画し、別会場の報告会と同時開催。市内外から集い、大人も子どもも楽しめる科学体験ワークショップなどで大いに盛り上がりました。
11月に開かれた100人アイデアワークショップなどで参加者から「伊達には科学館がない」といった声があり、伊達市と包括連携協定を結ぶ株式会社コトと、だてプロリーダーで室蘭工業大学の山中真也さんの協力で「願い」が形になりました。共成長オフィスをたくさんの人に知ってもらうことも目指しました。
まず注目は、株式会社コトの科学体験ワークショップ「音であそぼう」。同社はかつて任天堂で数多くのソフト開発に携わった横井軍平氏が立ち上げた会社で、電子スタンプや音声ペンなど知育玩具の開発を手掛けているだけに、体験も趣向を凝らした内容に。
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参加した親子は、まず音について「空気の振動。鼓膜に空気の振動が伝わり電気信号になり脳に伝えられる」と教わり、音程の発見やピアノの仕組みを知ります。
音の神経衰弱は、裏返したカードを音声ペンでタッチして動物の鳴き声などの音をヒントに当てる遊び心満点のゲーム。親子で挑戦し、正解するたびに歓声があがりました。当てた女児は「猫ちゃんと鳥を当てた。うれしかった」と大喜び。
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市内舟岡町の戸舘恵美子さんは「子どもたちがピアノを習っていて、音に興味があるので小学校の同級生と一緒に参加しました。伊達でこういうイベントはなかったですよね。子どもたちも楽しんでいました」と笑顔で話していたのが印象的です。
続いて行われた山中さんのワークショップ「不思議な過冷却の世界」も人気。用意したのは氷と塩、水やジュースなど台所にあるもの。発泡スチロールの容器に入れた氷に塩を入れて混ぜ、水やジュースを入れた試験管を数分間刺しておくと氷点下10度以下の世界に。
水は零度以下で凍るはずが、取り出してすぐの試験管の中は液体のまま。しかし温度計を差し込んだ瞬間に一気に凍り始め、子どもたちは驚きの表情。過冷却という現象を目撃しました。山中さんは「なんでだろう?」と問いかけ、科学の面白さを伝えていました。
この日、市民活動センターで開かれた「ちょこまち報告会」と連動して、「ちょこマッチ応援団」のブースも開設。困りごと、得意ごとをマッチングさせて人と人の「縁」で解決へ導こう−というイベントが繰り広げられました。
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ブースには「スキルカード」「困りごとカード」を用意。参加者からは「イベントで料理を作る手伝いができる」「英語で会話をする仲間がほしい」「英会話を楽しむサークルをつくりたい」といったカードが続々と集まっていました。
今回は他のSIPチームも参加。高知大学がリーダーとなって取り組んでいる「誰でもセンセイ、誰でもセイト」の一環で、東北大学のメンバー5人も参加しました。
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そのほか、昔のテレビゲームやおもちゃなどを持ち寄り交流する企画も行われるなど、会場は多数の親子連れの笑顔でいっぱいに。共成長オフィスの新しい可能性が見えてくるようなにぎわいぶりでした。
(粟島暁浩)