![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170885772/rectangle_large_type_2_2c58d938a40fe4048c26eaa36b188cbf.jpeg?width=1200)
ちょこまち報告会が開かれました【伊達市と市民がタッグ アイデアが形に】
2025-01-18
伊達市民が楽しくまちづくりにチャレンジする「ちょこまち」の報告会が1月18日、伊達市鹿島町の市民活動センターで開かれました。伊達野菜のPRや子どもから大人まで楽しめる場づくりなど、チームごとに昨年から実践してきた具体的な取り組みを熱く報告しました。
伊達市は総合計画に「みんなが参加する協働のまちづくり」を掲げ、令和2〜4年度にはみらい塾を開催。市民がまちづくりについて学び、さまざまなアイデアが出てきました。
ちょこまちは、そのアイデアを実践し形にする第一歩を応援しようと令和5年度に第1期がスタート。「みんなでちょこっとまちづくりに関わろう」という意味を込めています。
今回、報告会を迎えた第2期には14人が参加。4チームに分かれて目指したいまちの姿を考え、実現に向け3回の講座とワークショップで企画を練り、それぞれアイデアを形にしてきました。
会場には約100人の市民や学生、市役所職員らが詰め掛け、「だて野菜をちょこっと広め隊」「ソラノイエ」「ちょこマッチ応援団」の順に発表が行われました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737362606-G1zwvheoks72EHnjlpx0cALy.jpg?width=1200)
だて野菜ちょこっと広め隊は、地域食堂の宮前ポップイン亭とコラボレーション。参加者に伊達野菜の料理を食べてもらい、自作したパンフレットを読んでもらう形でPRしました。高校生を含む3人は、登別の鹿肉PRの取り組みを参考に活動。「より広めるには、市民だけではなく市外の方にも知ってもらうことが大切」とし、今後のPRにも意欲的でした。
ソラノイエは、空き家を片仮名に置き換え、国や文化、世代の異なる人たちが空き家を活用し交流できる場づくりを目指しました。交流の面で室蘭市のコナトゥス中島でのこども食堂などを実際に訪問。空き家オーナーのニーズも調査し「現場を知ることが大事」と強調。外国人との交流を実践してみようと、3月に伊達市でイベント「インドネシア&ベトナム料理づくり」の開催を予定するなど、思いを形にしたことを伝えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737362682-U59cKorpfO8iMFnkQVH2m4Pa.jpg?width=1200)
ちょこマッチ応援団は1期生有志がメンバーで、困っている人と助けるスキルのある人をマッチングさせる仕組みづくりを検討。この日に共成長オフィスで開かれたちょこフェスで実際に試行し「困りごとカード、スキルカードを作り、みなさんからの情報をボードに貼って見える化しました」と伝えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737362725-meNanBTF9jDhKsixy3IJuHvM.jpg?width=1200)
だて学については伊達小学校の教諭らが、小中高と系統立った形で、地元愛に根ざした「伊達プライドを持った伊達人」を育てる6年目となる取り組みを紹介しました。
トークセッションでは、伊達市と業務改善の包括連携協定を結ぶ株式会社コト(京都)の大竹基之氏、旅先納税で市と連携する株式会社ギフティ(東京)の森悟朗氏、だてプロメンバーで市の岡村崇央企画財政部長が登壇。
![](https://assets.st-note.com/img/1737362776-oEfryOJtTCwmn7Z1KHiXS8Fe.jpg?width=1200)
大竹氏と森氏は「伊達は人が温かい」と語り、特に伊達野菜の魅力や可能性を強調。岡村部長は「学生をまちに呼び込みたい。旅先納税にもつながり、若い人がまちを歩いていると活気も出る。伊達市を応援してもらえるよう取り組みたい」と述べ、両社の協力も得ながらまちづくりを進める考えを伝えました。
参加者は各チームの取り組みについて付箋にメッセージを記入。次々とパネルに貼られていくその言葉には、今後のまちづくりへの期待が込められ、機運の高まりを感じさせる一日でした。(粟島暁浩)