フォント関連の話題(2024年8月)
最近リリースされたフォント3つと気になっているフォント1つについて
バリアブルフォント「アングル」
toktaro とくたろさんによるフォント。
無料版、および、有料版。
むちゃくちゃ話題になっています!
単品でも存在感がすごいのですが、バリアブルで5つの大きさ展開があるという…!!!!
手書きフォントなのに同じ字形が続くと萎える
愛してやまない「花とちょうちょ」ですが、次のサンプルの「か」と「か」のように、まったく同じ字形が続くと興ざめです…
ってなことを以前、DTP Transitオンラインセミナーで私(鷹野)が言ってたのにヒントを得たとのことです(光栄!)。
同じ字形が続くことをトリガーとしてリガチャを描いていたのですが、“お仕着せ”でなく、5つの字形から選べる自由度ってスゴい。
小文字のa
#朝までFigma の予告バナーにて利用しました。
小文字の「a」の筆運びが気になるので、「花とちょうちょ」の流用しました。
合成フォント
ぱっと思い付くところはこのあたり。
末尾にサンプルファイルをおいておきます。
文字サイズを大きくすると、オプティカルでの組みが乱れがちです。特に欧文の文字間が空いてしまうのが気になる…
Flux
Takaya Ohtaさんによるフォント。
Family Setで8,900円
サンセリフからセリフへのバリアブルという発想がぶっとんでます。
購入者数に応じてアンロック
さらにユニークな取り組みとして、「購入者数に応じて機能が拡張」するという仕組みを取っていることです。
購入者30名 : Web フォントの追加
購入者数100名 : より細いウエイトの追加
購入者数200名 : より太いウエイト or 斜体(スラント)の追加
「より細いウエイトの追加」の開発がスタートしたそうです!
ぜひ、応援しましょう!
ねこのけフォント(夏)
「ねこふみフォント」「またたびフォント」に続く第3弾!
ゆるてがきこむさんの新作です。2ウエイトで構成。
冬バージョンも制作予定とのこと。楽しみです!
Agency
新作どころかリバイバルフォントですが、「Agency」というフォントがお気に入りです。
映画でも定番のフォントです。
TVドラマ『Fringe』では2036年の未来設定のときだけ、タイトルシーケンスのフォントがAgencyに代わっていました。
Agency FB
27フォントで構成されるフルセットはMyFontsにあります。
1スタイル5,936円、フルセットで133,549円です。
CompressedやExtended展開もしていて使いやすそうですが、2ウエイトで十分かも…
Agency Gothic CT
CastleType版のAgencyがMyFontsにあります。
FB Agency
MORISAWA PASSPORTには2ウエイトで用意されていましたが、Morisawa Fontsには入っていないようです…
Agencyの代替フォント
Teko(Google Fonts)
5ウエイトで構成。太くなるほど、Agencyのニュアンスからズレます。
Reckoner(1001 Fonts)
小文字にはクセのある字形が用意されています。
ダウンロード
Angleの合成フォント例です。
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