「UDデジタル教科書体」の数字問題を合成フォントで解決する
「UDデジタル教科書体」を使いたいという要望が増えています。
しかしながら、数字の1が“カギなしの1”になっているため、「小文字のエル」の見分けがつきません。
しかし、出自が「教科書」で使うことを想定しているため、プレゼン資料など、使用したい媒体によっては調整が必要です。
解決策は「UD Digikyo Latin」と組み合わせることです。
大文字のKとR
一方、「UD Digikyo Latin」では大文字のKとRが画数の少ない字形になっています。
小文字のBall & Stick体
「a、b、d、g、p、q」など線と丸で構成される「Ball & Stick体」やe、nなどの文字に関しても注目しましょう。
「UD Digikyo Latin」は手書きチックすぎる、と判断されることがあるかもしれせん。その場合、やはり、合成フォントの特例文字を使って調整します。
まとめ
絶対のソリューションではありませんが、私がかかわった案件では次のように運用することにしました。
合成フォントを使って次のように組み合わせる
半角欧文、半角数字には「UD Digikyo Latin」を使う
大文字のRとKのみ、特例文字で「UDデジタル教科書体」に戻す
ダウンロード
4つのウェイトで合成フォントを設定したIllustratorファイルとInDesignファイルを共有します。
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