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キーボードショートカット変更に関しての参考例
「IllustratorとPhotoshop、InDesignでキーボードショートカットを変更して欲しい」という声をたまに聞きますが、どれに寄せても不満は出ます。
また、Illustratorだけを考えても、次の理由からベストなソリューションは存在しません。
人によって使う頻度の高い機能はそれぞれ
そもそもキーボードショートカットのスロット(設定できるキーストロークのバリエーション)に限りがある
新機能の追加によって、既存のキーボードショートカットが変更されることがある
最近のInDesignには、Illustrator用、Photoshop用のキーボードショートカットセットが用意されていますが、残念ながら、それで満足する人は少ないと思われます。
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基本的な考え方
デフォルトのまま使う必要はない
同じ機能には(アプリが変わっても)同じキーボードショートカットが望ましい
使用頻度の高い機能にキーボードショートカットを割り当てる
使用頻度の低い機能のキーボードショートカットは思い切って捨てる
アドビ以外のアプリにも配慮する
実際に変更する上での注意点・コツ
キーボードショートカットを変更すると、一時的に生産性が下がる
一度にたくさん変更せず、少しずつが望ましい
「覚え方」を書き出す
「覚え方」に関して、こちらの記事がとてもよいです。
参考例(Illustrator)
私(鷹野)の場合、InDesignの比重が非常に高く、その一方、MS Excelなどのアプリも多用します。同じスタンスでないと賛同できないことが多いと思いますが、ご参考までに。
⌘ + Dは[配置]コマンドに設定。
⌘ + shift + Dは[リンク]パネルを開く
→ [変形]の繰り返しには(Excelと同じ)⌘ + Yを設定プレビュー/アウトラインの切り換えには⌘ + Uを設定
多くのブラウザーでは⌘ + Uでソースコードを表示するが、これはすなわちアウトラインモードのようなものバウンディングボックスの表示/非表示と、⌘ + shift + Bから⌘ + Bに変更。使用頻度が高いため、shiftがない方がラク
→ [背面へペースト]には⌘ + shift + Bを設定[境界線を隠す]の⌘ + Hは、⌘ + shift + Hに変更
⌘ + HはmacOSでは[アプリケーションを隠す]に使うのが基本[ロック]は⌘ + 2から⌘ + L(lock)に変更(InDesignなど、たいていのアプリは⌘ + L)
同様に、[すべてをロック解除]も、⌘ + option + 2から⌘ + option + Lに変更⌘ + Fは[検索]に当てる(たいていのアプリは検索に⌘ + F)
[前面にペースト]は捨てるか、⌘ + shift + Fに設定。その場合、[両端揃え]を捨てる
まとめ
キーボードショートカットの変更には(大げさですが)痛みが伴います。
また、せっかく育てたキーボードショートカットが消えてしまってイヤになることがないように原本管理を行いましょう!
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