見出し画像

美しい「引き出し線+破線」の解決方法

Illustratorで引き出し線に破線を設定すると次のように問題点があります。

  • [A]右端の破線部分が半分になってしまう

  • [B]左端が●の場合、くっつくか、離れるか、線の長さ次第で気まぐれ(コントロールしたい)

この問題に20年以上悩んできましたが、決定版となる解決策を練り出しました。

ロジック(長方形版)

線ではなく、長方形に対して設定します。
線とことなり、長方形なのでバウンディングボックスを使って長さを調整します。

「破線のブラシ」は、過去記事で紹介したものを適用しています。

ポイントは、線をオープンパス化することです。

副産物として次のように線の両端を丸めることが可能になります。

エリア内文字

エリア内文字に対して適用すれば、テキストを線を一体化できます。

テキストエリアよりも文字数があるとき、テキストが1行におさまなくなってしまうため、半分の大きさにし、[変形]効果で戻しています。

簡易版

水平、垂直の場合は長方形版が完璧ですが、折れ曲がっているときには対応できません。

そこで2つの問題のうち、Bには目をつむり、Aのみを解決しましょう。

  • [A]右端の破線部分が半分になってしまう

  • [B]左端が●の場合、くっつくか、離れるか、線の長さ次第で気まぐれ(コントロールしたい)

次のように、ひとつの線属性に対して設定します。

  • [線分と間隔の正確な長さを保持]オプションを選択

  • パスの方向反転 ([オブジェクト]メニューの[パス])

  • [終点]に「矢印21」

簡易版(2)

破線の代わりにブラシで破線にします。

パターンブラシなので、同じ間隔で伸びます。

アプローチの整理

次のようなアプローチが考えられます。

ドット

破線

ダウンロード

簡易ブラシ版

フル版

ここから先は

0字 / 1ファイル

¥ 100

定期マガジンを購読されるとサンプルファイルをダウンロードいただけます。 https://note.com/dtp_tranist/m/mebd7eab21ea5