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#朝までイラレ 4での鷹野セッション(Illustratorのアクション)

2024年12月27日開催された#朝までイラレ 4では、Illustratorのアクションについて取り上げました。セッションの補足エントリーです。

「未使用のパネル項目を削除」アクション

デフォルトの「初期設定アクション」で唯一、活用したいアクションが「未使用のパネル項目を削除」。各パネルの未使用を項目を削除してくれます。

  • シンボル

  • ブラシ

  • スウォッチ

  • グラフィックスタイル

スウォッチ削除のバグ

Egor Chistyakovさんからコメントいただきました。
スウォッチを[未使用項目を削除]すると、次のバグがあります。

  • 使っていない「ブラック」と「C=0 M=0 Y=0 K=100」が残る

  • 「ブラック」と「C=0 M=0 Y=0 K=100」、内容的にはダブっている

話題はそれますが、「K100」だったら、「#000」にならないと困るのですが、「#231815」になっています。

「#000」にすると、4C割れします。

いったん閉じて、開き直すと「#04000」になってしまいます。

[スウォッチ情報を作成]を実行しても同様です。

Egorさんは次のように述べていますが、まぁ、挙げたらキリがない…

This and other small bugs make Ai unreliable... and an unreliable tool is hardly a pro tool...
これとその他の小さなバグにより、Ai は信頼できないものになります...そして、信頼できないツールはプロ用ツールとは言えません...

変形コマンドのアクション化

ダイアログボックス経由で変形系のコマンドを実行する場合、次の設定をアクション化しておくとはかどります。

  • 拡大・縮小:200%、50%、110%、90%、101%、99%、

  • リフレクト:上下反転、左右反転

  • 回転:45°、90°

オススメしたいのが、拡大・縮小をテキストに実行すること。
文字サイズだけをキーボードショートカットで変更すると、行送りを別途調整する必要があります。

拡大・縮小コマンドなら行送りの値が連動するため、調整不要です。

反省でなく、しくみで解決

ミスは起こるべくして起こります。
反省にはほぼ意味はなく、仕組みを修正することで解決するしかありません。

同様に「この面倒な操作、むちゃくちゃ何度も繰り返すんだけど…」のタネを解決していくこと。たった数秒の違いでも、1日、一週間、一年で考えると大きな差が出ます。また、面倒なことは、それだけ人的ミスが生じる可能性が高いものです。ひとつひとつ最適化していきましょう。

動画

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