Illustratorで「アートボードのエッジがぼやける」への対処方法
Illustratorからアートボード書き出ししたとき、「エッジがぼやけてしまう」というお困りの声を聞きます。
ピクセルパーフェクトにして解決
原因は、アートボードの座標や大きさ(幅・高さ)がピクセルパーフェクトでないことです。
アートボードツールを選択している状態で[オブジェクト]メニューの[ピクセルグリッドに最適化]を実行すれば解決します。
単位を「ピクセル」にすれば、小数点以下の端数が消えることを確認できます。
ウィンドウ定規でチェック
高橋としゆきさんからのアドバイスです。
アクションに登録する
最背面に長方形を置いている場合には、次の手順をアクションにしておくとよいでしょう。
[オブジェクト]メニューの[ピクセルグリッドに最適化]
[オブジェクト]メニューの[アートボード] → [選択オブジェクトに合わせる]
頻繁に使う方は、アクションにキーボードショートカットを設定します。
ただし、2つのメニューコマンドは、操作してもアクションに登録されません。そこで、[アクション]メニューの[メニュー項目を挿入…]をクリックします。
[メニュー項目を挿入]ダイアログボックスが表示されている状態で、メニューからコマンドを選択すると登録されます。
Keyboard Maestroなら
Keyboard Maestroで[Select or Show a Menu Item]アクションを使って組みます。
ピクセルパーフェクトについて
アートボードがピクセルピクセルパーフェクトでも、たとえば、次のような条件ではボケます。
ぴったりアートボードサイズの大きさの四角形
1pxの線幅、中央
これを回避するには、次がポイントです。
ピクセルプレビューで表示する
奇数の線幅の場合には[線の位置]を「内側」にする
ピクセルにスナップ
タスクマさんからコメントいただきました。
そうなんです!! これ、イライラしますよね…
「思いどおりの場所にオブジェクトを移動できない」「思いどおりの場所にアンカーポイントを打てない(移動できない)」ときには次の2つをチェックしましょう。
[表示]メニューの[ピクセルにスナップ]
[表示]メニューの[ピクセルプレビュー]
〈ピクセルプレビュー〉はONになっていればわかりますが、〈ピクセルにスナップ〉が見落としやすい。ドキュメントプロファイルで「Web」を選択すると、[ピクセルにスナップ]がONになります。
〈ピクセルにスナップ〉の設定はドキュメントごとに記憶されるので、外部から来たファイルでは要チェックです。
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