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乗馬ガイドボランティアをしていた時の話

ケアンズにいた頃、乗馬とバギーのボランティアをやっていた。

日本人向け某求人サイトに載っているので、知っている人も多いと思う。

実際、日本人に会った時、この話をすると「あー見たことある!」と必ず言われる。

そして「興味はあるけど、ボランティアだから応募しなかった」と言う人が大半だ。

それに対し、自分がなぜやろうと思ったかというと、

動物好きというのと、

せっかく新しい土地に来たのだから何か新しいことをやりたいと思ったからである。

もう1つの理由として、語学学校に通っていた1ヶ月間で他の仕事が見つからなかったというのもある

が、それは言わないでおこう。

ちなみに自分が応募したスタッフは乗馬とバギーのボランティアを1週間やった後、次の1週間は山奥のレストランで働くという二重生活を強いられるものだった。

この説明は難しいのだが、要するに半分は乗馬とバギーのボランティアをやって、半分はレストランで働くといった具合だ。

今回は乗馬とバギーのボランティアについて書いていきたいと思う。

仕事

仕事内容はざっくり言うとこの2つ。

・お客さんにガイド

・準備、片付け

基本的には日本人のお客さんを担当するが、たまにオージーや中国人の相手をすることもあった。

乗馬の場合、まず馬の乗り方、注意事項をお客さんに説明する。

その後、自分も馬に乗って先頭を歩き、お客さんをリードしながら敷地内の植物や動物について説明していく。

正直、コミュ症の自分にとってガイドという仕事は向いていなかったのかもしれない。

説明不足でお客さんが落ちてしまったことも何回かある。

その度に日本人マネージャーからラインで怒られる。

このマネージャー、直接会った時にはいつもニコニコしているのだが、ラインでは何かあるたび、長文で説教してきた。

自分はそのマネージャーのことを直接だと何も言えない肝っ玉の小さい人間だと思っていた。

バギーの場合も乗馬と同様に操作方法を説明した後、自分もバギーに乗り、お客さんの先頭を走る。

バギーは操作するのにかなり力がいるため、慣れるまで時間がかかった。

ガイドコースにある池

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生活

給料は出ないため、寮と食事は無料で提供された。

寮は乗馬ファーム内のプレハブみたいな家で、食費は1週間で40ドルもらえた。

入った当時、日本人女性のボランティアがもう1人いたため、2人暮らしであったが、2週間後に居なくなり、その後はずっと1人暮らしだった。

もう1人日本人男性のボランティアがいたが、その人とは乗馬ファームとレストランの仕事を交代でやっていたため、ほとんど会うことはなかった。

ちなみにレストランは全く違う場所にあるので、レストランの週はそこで住み込みという形だった。

乗馬ファームの近くにスーパーなどはなく、車を持っていない自分は不便であった。

ショッピングに行きたい時はツアーのバスに乗せてもらいシティまで行くか、40分歩いてショッピングセンターまで行くかの2択だった。

ツアーが終わるとファーム内で馬達を放し飼いにするため、常に馬と触れ合える環境だった。

寮のベランダからこんな感じで馬が観れる。

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身についた事

この乗馬ファームでは3ヶ月お世話になり、自分的には4つの能力が身についたと思っている。

①英語力

スタッフがボランティア以外全員オージーで、外国人のお客さんを相手することもあったので、英語を使う機会は多くあった。しかし、オージーの発音はやっぱり聞き取りづらい。。

➁コミュ力

仕事をする中で老若男女色んな人と話すので、コミュ力も少しは上がったのではないかと思っている。

➂筋力

乗馬は体感トレーニングになるため、腹筋や背筋が鍛えられた。バギーでは腕力がついたかな。

④乗馬、バギーの知識

毎日お客さんに説明していたので、当然自分の頭の中にも知識は染み付いた。また、馬とバギーは乗る数をこなしていく度に上達していく実感があった。

まとめ

この仕事は本当にオーストラリアでしか出来ない経験だと思う。

日本でガイドの仕事をするには資格がいるし、ましてや馬とバギーに関わる仕事はきっと競争率も高いだろう。

動物が好きで、人と関わる仕事が好きで、なおかつボランティア精神のある人はぜひ一度挑戦してみてはいかが?


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