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おだじん/小田桐仁義さんの「桜の城下町」を解説、考察してみた

どすこい! どうもこんにちは。
今回は、おだじん/小田桐仁義さんの、「桜の城下町」を解説、考察してみようと思います。

基本情報

「桜の城下町」は、2016年に発表された曲で、kouichiTVさんの、第二期EDです。
下に行く前に、聞いてみてください。
知ってるから別にいいよね(笑)

主な収録アルバムは、「黒糖くるみ」「STARTER KIT」等です。

この曲は、おだじんさんのYouTubeチャンネルで、3番目に再生回数が多い楽曲で、2022年10月現在111万回再生されています。

曲調・歌詞

この曲は、アコースティックギターがメインの楽器になっていて、優しい曲調の曲です。歌詞は、すこし切なさがあるのが特徴です。

イントロは、優しいアコギの音色から始まります。また、これはこの曲全体に共通するのですが、アコギの「キュッ」という音がよく聞こえます。
これは、「フレットノイズ」「フィンガーノイズ」などと言うそうです。

"浮世の街に花便り着き
賑わう山と花衣たち"

作詞作曲:小田桐仁義, 2016年 小田桐仁義の「桜色の星」からの引用

おだやかな優しい歌声とともに、Aメロが始まります
「花便り」とは、主に桜の、花の開きぐらいを知らせる便りのことを言うそうです。

ここの歌詞では、主人公の町にも春が来て、桜の周りでは人々がそれを見に来て賑わっている情勢が浮かびます。

"今日とは違うあの道で
面影だけの人と写った
幼き日のその姿に
いつしか侘しさ感じていた"

作詞作曲:小田桐仁義, 2016年 小田桐仁義の「桜色の星」からの引用

ここまでの歌詞は、現在の情景を描写していたものの、ここからは、過去のことを懐かしんでいるような歌詞が特徴的です。

昔を思いだし、少し寂しさを感じているのでしょう。

"君の手が 僕を連れて
五月雨の 花明かりへ
桜雨 靄で霞み
手招きすらも懐かしく"

作詞作曲:小田桐仁義, 2016年 小田桐仁義の「桜色の星」からの引用

サビの歌詞では、「君」が登場し、より鮮明に情景が描かれます。

「花明かり」とは桜が満開で、夜でも周囲が明るく感じられることを意味することばです。
そのため、夜桜を見ていたということがわかります。

そして、イントロと同様の間奏が終わると、二番が始まります。

"浮世の街に去る桜月
散る葉桜もまたいと哀し
城下の街でさよならをした
あの面影は今 泡と消え"

作詞作曲:小田桐仁義, 2016年 小田桐仁義の「桜色の星」からの引用

2番のAメロでは、初めて桜の散る情景が描写されます。

また、「哀しい」という表現は、「悲しい」よりも、他に向ける気持ちが強く、哀れというニュアンスがよりあります。

このような細かい日本語表現が、この歌のいいところの一つではないでしょうか。

"君の手が 僕を連れて
五月雨の花明かりへ
いつかまた会えるはずと
呟くこともままならず
ままならず"

作詞作曲:小田桐仁義, 2016年 小田桐仁義の「桜色の星」からの引用

2番のサビは、一番と同じ歌詞になっています。
しかし、ラスサビの後半だけ、違います。
「いつかまた会えるはず」とすら思い通りに言えない主人公。やはり切なさがあります。

まとめ

おだじん/小田桐仁義さんの楽曲、「桜の城下町」では、すこし寂しさのある切ない歌詞を、暖かく歌い上げた曲でした。 

この曲のMVは、コウイチさんたちが出ていませんが、これはこれでおだじんさんのMVとして、いいですよね。

この記事を読んで、この曲についてより知ってもらえたら嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。


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