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足は2本ある

人は成長する。
特に若いうちは放っておいても成長する。
もう生まれてから半世紀になる自身を振り返ると、意識しないと成長しないところまで来ていて若いというのはそれだけで価値があるなと思う。
もう成長期は終わり、ほぼ大人となっている我が家のあいつもほんの少し昔すごく身体が成長してある時があった。
その時の話。

中学生の成長は思ったより速く、特に足は際限なく大きくなり続ける。
このままビッグフットになるのではと心配になるくらい。
成長期の足の臭いは毒ガスクラスである。一方ジジイはほぼ無臭で細胞動いてないんじゃないかと思っている。
(これはまた、別の話)

春に買ったスパイクは秋にはもうぎゅうぎゅう。 トレシューもきつい。 となれば、両方いっぺんに買わないといけなくなる。 聞いてはいたけど、こりゃ出費も多いわな。
トレシューは普段ばきにも使うとのことで、 せめて紐を白に変えて学校で目立たないようにしようと。

購入後、家に帰り息子がトレシューを開けて紐を交換しようとする。

すると息子が、

息子「お母さん!!紐開けたら二本入ってた!」

父・母「?!」

息子「なんか、二本入ってるんだけど!」

父「ん?お前の足は二本あるからだと思うぞ!」

息子「あ、、、」

まだまだ可愛かった頃の話である。

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