たまの旅日記 魅力溢れるヨーロッパの小国編 その4 ルクセンブルク大公国
こんにちは、猫のたまです。
今月は魅力的なヨーロッパの小さな国をテーマにお届けします。
今回はルクセンブルク大公国。面積は、2,586km2、人口62万6000人。オランダ、ベルギーと合わせて、ベネルクスと総称される、小さな国です。
アルデンヌ山脈の美しい丘陵と起伏のある渓谷がある自然豊かな国ですが、一人当たりの国内総生産は世界有数。長閑な田園風景が広がっていますが、金融関係、IT関連の企業、そして、ヨーロッパ有数の貨物ハブ空港があります。
そんなお金持ちのルクセンブルクですから、とにかくインフラがよく整備されています。それを実感するのが高速道路で、ベルギーワロン地方からルクセンブルクに入った瞬間、まるでベルベットの上を走るように路面が滑らかになります。しかも、驚きなのは2020年から、交通渋滞緩和や地球温暖化対策のため、世界に先駆けて国内の公共交通機関を全て無料にしたこと!ルクセンブルク国民だけでなく、旅行者や、隣国から通勤する人まで全員無料!利用しない手はありません。
豊かな国は国民にもゆとりがあります。週末、たまが市内のレストランで食事をしていると、隣では10人くらいの大家族がお爺ちゃんを囲んで楽しそうにお食事中。お誕生日や記念日など、何かお祝い事があったときは、親戚一同集まってお食事するのが習慣だそうです。
ベルギーに隣接するルクセンブルクは美食の国としても知られています。特に、ルクセンブルク産のワインは辛口の白が有名ですが、生産量が少ないためほとんど輸出されていません。特産のアップルサイダーも美味しかったです。
中世のお城や石畳が続く旧市街の街並み、そして街を取り囲む城砦など多くの見どころが、コンパクトに詰まっているのが小さな国の大きな魅力です。交通機関もタダになった事だし、久しぶりにルクセンブルクに行きたくなりました。
たまのプロフィール
船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き、鉄道好き、手芸好き猫。ブログで旅日記を掲載中。