たまの旅日記 北欧オーロラの旅編 その7 トロムソへの船旅
こんにちは、猫のたまです。
今月の旅は、数年前に行った、冬の北欧への旅をお届けします。
ナルヴィークからスヴォルバール港にバスで移動する途中、オーロラに出会った猫のたま達は、この後訪れる、更に北にある町トロムソへの期待も高まりました。
トロムソへは、フッティルーテンというフェリーに乗船。船上からもオーロラが見える確率が高いと聞いたからです。船旅は満喫しましたが気象条件が合わず、残念ながら船上のオーロラには出会えませんでした。
フッティルーテンの船内では、さまざまなアクティビティを行なっていました。デッキ上では、お客さんの背中に氷を入れていたずらをするネプチューン(海の守護神)が現れました。スプーン一杯の鱈油を飲むという儀式のようなものもあり、勇者にはグラスシャンパンが提供されるというイベントで、長い列ができていました。
船内で驚いたのはお食事の美味しさです。ビュッフェレストランでは、新鮮な魚介類やノルウェーの伝統料理などがふんだんに用意されていて、とても満足の内容でした。そして、トロムソまでの航海中、ロフォーテン諸島の美しい海岸線と点在する小さな村々の灯りが、寒波に振り回された、たま達の心を癒してくれました。
このフッティルーテン、日本語で「沿岸急行船」と訳されている世界最北の定期船です。南のベルゲンから北のキルケネスまで約2,400キロ、30以上の港に寄港しながら航海をします。猫のたまのグループが乗船したのは、ナルヴィークから一番近い港町のスヴォルバールからトロムソまでの短い航路でしたが、十分に堪能できました。
オーシャンクルーズと違い、船内でドレスアップするような派手なイベントはありませんが、夏はフィヨルド、冬はオーロラ(もし見れれば)と自然の絶景が楽しめます。レストランで一緒になった、オランダ人カップルはベルゲンからキルケネスまでの全航路を乗船するということで、とても満足そうでした。
トロムソ到着時間は午後2時ころ。極夜の12月中旬、既に陽は傾いていました。
Photos: Thanks to ©️Hironori Shikano
たまのプロフィール
船橋にあるトラベルサロンの飼い猫で、親切な社長に拾ってもらいました。前職はヨーロッパのとある国の観光プロモーションの仕事を30年以上続けていた旅好き、鉄道好き、手芸好き猫。ブログで旅日記を掲載中。