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みんなが「ブレックスはGAME2が良くない」と言っているので実際にどうなのか調べてみた

こんにちは、hiroです。

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。オールスターが中止になってしまったということで、新年一発目のnoteを書きました。

最近Twitterを見ていると「ブレックスはGAME2良くない」とか「GAME2は全然シュートが入らない」とか「GAME2いつも点取られすぎでしょ」とかブレックスのGAME2のプレーに対する不満を目にすることが多いなぁと感じます。ワタシも「確かにそうだね」と感じることも多いです。

ならば実際にGAME1とGAME2のスタッツを比べてみて、どのような違いがあるのか?を調べてまとめたのがこのnoteです。

結論から申しますと、GAME2のスタッツはGAME1に比べると良くないです。皆さんお察しの通りです。

なので、見ていてあまり気分がよろしくないかもしれません。そういう方は、他の記事を読んでいただけたら幸いです。

あくまでも事実を述べただけであり、批判はしていません。その点はご留意願いたいと思います。そもそもBack to Backを連勝することは本当に難しいことです。それが前提のお話です。

また、おまけと言ってはなんですがブレックスがCSで戦う可能性のある2021/01/16現在で勝率5割以上のチームのGAME1とGAME2の得失点もまとめております。よろしければ最後までご覧ください。

では行きましょう!

GAME1とGAME2の勝敗

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GAME2あまりよろしくないと言いながらも、ブレックスは2021/01/16現在22勝5敗の東地区1位であり、GAME2での8勝3敗という成績は3位タイです。それよりも良い成績を残しているのは富山と秋田の2チームのみです。GAME1では11勝1敗で千葉と並んで同率1位です。また水曜開催試合も4勝1敗の好成績です。勝敗数で見れば良い成績ですね。皆さんはこの成績どう思いますか?


GAME1とGAME2のスタッツの違い

ここからはGAME2でも一応勝率は良いということを前提において、GAME1とGAME2のスタッツを比べてみて、どのような違いが見られるのかを紹介していこうと思います。

得点と失点

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まずは一番わかりやすい得点と失点の部分から見てみましょう。

GAME1は全ての時間帯でブレックスの上回っています。得点も去ることながら、失点が67.6というのは本当に素晴らしすぎますね!

今回のテーマであるGAME2ですが、おわかりいただけるだろうか。GAME2の1Qは得点よりも失点が多いのです。GAME2の11試合中7試合で1Qリードされて終わっています。皆さんが「ブレックスはGAME2悪い」と思ってしまう大きな要因ですね。GAME1に比べて得点は3点減り、失点は5点増えてるわけですからね。2Qに帳尻を合わせてはいますが、GAME1と比べると前半で失点が8.4点も増えているわけです。これが原因でGAME2では平均失点は76.2点とGAME1に比べて8.6点も増えています。これは調べてみて驚いた結果でした。

得点が取れていないのもありますが、ブレックスはディフェンスのチームであり、良いオフェンスは良いディフェンスから生まれるものです。GAME2の前半の出来は着目して見ると面白いかもしれませんね。

スリーポイント

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スリーポイントも入らないと思っていらっしゃる方もいたと思います。その通りです。GAME1では40%を超える高確率ですが、GAME2ではまさかの10%減の30.58%になります。40%→30%に下がるということは10本売ったら1本、20本売ったら2本も決まる本数が変わってきます。6点分は大きいですね。

ブレックスの強みであるスリーのディフェンスに関しては、本数も少ないので良いと思います。ただGAME1からGAME2になると5%も確率が上がっていて、確率で上回られているのはちょっと…って感じですね。どちらかというと入らなすぎだと思います。

GAME2では最大リードで10点以上許してる

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先程GAME2では1Qは得点よりも失点が多いということをお伝えしましたが、そのリードが最大10点以上になるケースが多いというのも数値に表れています。

実際にGAME2で最大10点以上のリードを許した試合は千葉戦、渋谷戦、広島戦、大阪戦、滋賀戦、三河戦、名古屋戦と11試合中7試合が該当しています。今挙げた7試合の半分以上を勝てているとは言え10点以上のリードを許す展開はなかなか苦しいものです。

ターンオーバーからの失点が増える

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ターンオーバーについても少し触れておきましょう。

ブレックスはGAME1はターンオーバー9.3個という素晴らしい内容ですが、GAME2は11.1個と約2個ターンオーバーが増えます。それにより、ターンオーバーからの失点がGAME1では8.8点からGAME2では13.2点へと5点近く増えているわけです。ヘッドコーチが今シーズンよく言っている、自分たちのターンオーバーから流れを渡すということですね。要改善ポイント。

GAME2になると日本人選手の得点が減り、外国籍選手に殴られる

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僕は公式サイト以外にも自分で気になるスタッツを出していて、日本人選手の得点と外国籍、帰化選手の得点と比率を出しています。このスタッツを出してみようと思った理由は、ブレックスが悪い時はライアンに得点が集中することが多かったから。

ブレックス側から話すと、GAME1は日本人選手と外国籍、帰化選手の得点のバランスが半々とバランスの取れていることがわかります。しかし、GAME2になると日本人選手の得点が10点も減っていて外国籍、帰化選手の得点に偏りが見られます。GAME2の得点面で苦戦している理由は日本人選手が得点出来ないことが大きそうです。

また、GAME1に比べてGAME2では失点が8.6点も増えているとお伝えしましたが、その要因として外国籍選手に殴られていることがあげられます。日本人選手からの失点が1点くらいしか変わらないにも関わらず、外国籍、帰化選手からの失点は約10点も増えています。実際にGAME1よりもGAME2の方が失点の多い試合を見てみるとこんな感じ。

GAME1→GAME2の外国籍、帰化選手からの失点の変化

渋谷戦:37失点 → 57失点
新潟戦:34失点 → 55失点
大阪戦:42失点 → 68失点
滋賀戦:45失点 → 59失点

上記の4チームに共通することは、外から仕掛けられるアウトサイドが得意な外国籍選手がいるということですね。GAME2ではケリーに32点、アレンに31点、ニュービルに26点、ハミルトンに31点という具合に殴られています。ちなみに4人ともGAME1よりも得点数が増えています。

これらは顕著なものになりますが、外国籍、帰化選手にGAME2よりGAME1でやられた試合は千葉戦のみ。千葉戦はGAME1で外国籍、帰化選手に62/87点も取られてるんですけどね…

ブレックスのディフェンスプランとして外国籍選手のインサイドでの失点についてはある程度許容しているとは思いますが、外からこれだけやられてしまうのは厳しいものですね。

日本人選手で得点が減ることと、外国籍、帰化選手に殴られることは今後勝ち抜いていく上でも鍵になりそうです。


GAME1とGAME2で影響のある選手

ここまではチームのスタッツにフォーカスを当ててきましたが、選手にフォーカスを当ててみたいと思います。

ライアン・ロシター

GAME1→GAME2の主なスタッツの変化

得点:12.5 → 17.7
リバウンド:8.1 → 7.7
オフェンスリバウンド:2.9 → 1.7
アシスト:5.1 → 3.5
ターンオーバー:1.4 → 1.9
ファウルドローン:2.7 → 4.6
フリースロー試投数:2.6 → 5.1

ブレックスはライアン・ロシターのチームと言って良いほど彼の活躍がキーになると思っていて、彼のスタッツを見るだけでもいろいろなものが見えてきます。

GAME2になるとアシストが減り、ターンオーバーが増えているということは、GAME1に比べるとGAME2のチームオフェンスがあまりよろしくないと言えるます。ライアンとのPnRからキックアウトやハイローの合わせ、巧みなステップからの得点など、ライアンの状況判断が良いとブレックスのオフェンスが非常に良いです。なので、敵としてはそこを抑えようとGAME2で色々と対策をとっていますし、パスが裁けないことが多いので自ら得点に行っているように感じていましたが、その通りのスタッツが出ていると言えそうです。

また、ファウルを貰う数とフリースローの試投数も増えているということは、相手からすると「ライアン・ロシターには最悪フリースローでオッケー」となっているとも言えますね。ライアンはフリースローが唯一の弱点ですから。

LJ・ピーク

GAME1→GAME2の主なスタッツの変化

得点:14.2 → 10.8
3P%:58.7% → 28.9%
3P試投数と割合:4.6(54.8%) → 3.8(40.4%)
ミドルレンジ試投数と割合:0.8(9.5%) → 2.1(22.3%)

ここ最近活躍が目覚ましいピークもGAME2で苦戦している選手のひとりと言えると思います。一番は気になるのはスリーの確率ですね。GAME1だと58.7%というチートみたいな確率なんですけど、GAME2だとなんと30%を下回っています。良いシュートシチュエーションで打てていないということもあるでしょうし、マークは当然きつくなりますからね。ただ、他のシュートに関してはGAME1とGAME2あまり違いはありませんでした。

ピークはペイント内のシュート成功率が65%を超える高確率なのも素晴らしいので、初見で止めるのはどこのチームも苦労しています。GAME2でミドルレンジのシュートが増えていることから見ても、相手はピークにスリーを打たせないように守っていると言えるでしょう。二廻り目の対戦時やCSでもピークが同じような活躍ができるかでブレックスの優勝できるかが変わってくるのかなと思います。

遠藤祐亮

GAME1→GAME2の主なスタッツの変化

得点:7.8 → 4.4
FGの試投数:6.8 → 6.7
FG%:44.0% → 24.3%
3P%:42.1% → 24.2%
ペイント内のシュート%:59.1% → 26.7%
ミドルレンジ試投数と割合:1.4(20.0%) → 2.4(35.1%)

今シーズン全体的に苦しんでいる遠藤もGAME2でのパフォーマンスが落ちています。シュートの試投数自体は変わりませんが、シュートの成功率が落ちているのでGAME2だと得点が3点近く下がっているのが現状です。シュートの確率が落ちているだけではなく、ミドルレンジの試投数も増えていることを考えると、打たされているシュートがGAME1に比べるとGAME2の方が多いのかもしれませんね。

18-19シーズンにベスト5を受賞した遠藤ですが、今シーズンは遠藤の守り方を他のチームが見つけたと言っても良いかもしれません。遠藤のスタッツは細かく見ていくと面白いのですが、本題とそれてしまうのでシーズン終わった後にでも書こうと思います。

比江島が離脱しているので、遠藤に掛かる期待は大きいので乗り越えてほしいと思っています。

ジョシュ・スコット

GAME1→GAME2の主なスタッツの変化

得点:10.1 → 12.7
FG%:63.2% → 64.6%
リバウンド:8.0 → 7.9
ターンオーバー:0.8 → 1.7

スコットはGAME1とGAME2どちらも安定的にスタッツを残せている数少ない選手です。先程も触れた通りGAME2ではスリーの確率が落ちるため、得点がインサイドに偏りがちになります。そういった状況下で高確率で得点を決めてくれるスコットの存在は大きいですね。開幕前のnoteにも書きましたが、安定してスタッツを残せるスコットの強みが出ていると言えますね。
ターンオーバーが増えますが、スコット単体の問題というわけではないかなと思っています。もう少しスコットを上手に使えるようになるとオフェンスに厚みが出てくるはず。


おわりに

書いた本人が言うのもあれですが、何とも締まりのない内容になってしまった。笑

ワタシは印象だけで物申すことがあまり好きではないので、このように実際に数字を出してみましたが、いかがだったでしょうか?

昨シーズンで言うとGAME1よりもGAME2の方がスタッツ的には良かったのですが、今シーズンは外国籍選手のエントリーが増えて能力の高い選手も増えましたし、昨シーズン好成績を残したチームに対して徹底的なスカウティングをされていることを痛感します。

後半戦GAME2は残り13試合(GAME1も残り13試合、水曜開催は7試合)。またCSもありますし、今シーズンからファイナルも2勝先取になるので、連戦の戦いには注目していこうと思います!

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読んで頂きありがとうございました!


おまけ ~他のチームのGAME1とGAME2の得失点比較~

おまけは勝率5割以上のチームのGAME1とGAME2の平均得点と平均失点を比較です。参考にどうぞ!

千葉ジェッツ:東地区2位 22勝5敗

GAME1:10勝1敗
GAME2:8勝3敗

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→得点も失点も僅かながらGAME2の方が良い

シーホース三河:西地区1位 19勝8敗

GAME1:8勝3敗
GAME2:8勝3敗

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→GAME2は失点が増えているものの、それ以上に得点が増えている

サンロッカーズ渋谷:東地区3位 19勝8敗

GAME1:8勝3敗
GAME2:7勝4敗

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→得点も失点も僅かながらGAME2の方が良い

琉球ゴールデンキングス:西地区2位 19勝8敗

GAME1:8勝3敗
GAME2:7勝4敗

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→得点も失点もGAME1の方が良い、GAME2は特に失点が増えている

富山グラウジーズ:東地区4位 18勝9敗

GAME1:6勝5敗
GAME2:9勝2敗

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→得点も失点もGAME2の方が良い、特に得点が増えている

秋田ノーザンハピネッツ:東地区5位 18勝9敗

GAME1:8勝3敗
GAME2:9勝2敗

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→GAME2では得点が減っているが、それ以上に失点が減っている

川崎ブレイブサンダース:東地区6位 17勝10敗

GAME1:7勝4敗
GAME2:5勝6敗

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→GAME2は失点が減っているものの、得点は10点以上も減っている

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ:西地区3位 16勝11敗

GAME1:6勝5敗
GAME2:6勝5敗

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→GAME2は失点が減っているものの、それ以上に得点が減っている

アルバルク東京:東地区7位 15勝12敗

GAME1:8勝3敗
GAME2:7勝4敗

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→GAME2は失点が減っているものの、得点も同じくらい減っている

大阪エヴェッサ:西地区4位 14勝13敗

GAME1:3勝8敗
GAME2:7勝4敗

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→GAME2の方が得点も失点も良い、失点は特に良い




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