シアリスは治療薬の全世界シェアで42%を占める
「シアリス」は日本では「バイアグラ」、「レビトラ」に続いて認可された、第3のED治療薬です。製造元はアメリカの大手医療メーカー「イーライリリー社」です。
世界的には2003年の発売で、日本では2007年7月31日に認可されました。
シアリスとは
シアリスの特筆すべき点として、
副作用が少なく、一度の服用で長い効果時間が期待できる
食事に対して寛容なので食事の内容やタイミングなどを気にせずに使える
などが挙げられます。効果面はもちろんのこと、副作用の面においても、他のED治療薬よりも優れているのはシアリスのメリットと言えるでしょう。
日本ではED治療薬と言えば「バイアグラ」のイメージがとても強いですが、発売開始から10年が経った2013年上半期に「シアリス」はED治療薬の全世界シェアで42%を占め、世界で一番売れているED治療薬となりました。日本国内では、「イーライリリー社」が直接販売しておらず、「日本新薬株式会社」が代行で販売われる患者さんも結構いらっしゃるので、
バイアグラ、レビトラ、シアリス共通の併用注意薬
併用注意薬は使用上の注意に気をつければ、ED治療薬を併用することができます。
バイアグラ、レビトラ、シアリスの違いってなんですか?
持続時間、有効成分が異なります。
バイアグラ(成分:シルデナフィル)25mgで約4時間の持続。
レビトラ(成分:塩酸バルデナフィル水和物)5mgで約4時間の持続。
シアリス(成分:タダラフィル)5mgで約24時間
そして、ずっとバイアグラを服用していて、バイアグラに慣れて効かなくなった、というコトもあるかもしれません。
そ心臓の病気で、硝酸剤の治療を受けている方は服用しないでください。
もし、シアリス®錠服用後に狭心症の発作が起きたら・・・・・。
次にあてはまる方はシアリス®錠を服用しないでください。
次にあてはる方はシアリス®錠の服用に際して注意が必要です。必ず医師に相談してください。
必ず医師の指示を守って服用してください。
シアリス®錠は催淫剤や性欲増進剤ではありません。
シアリス®錠を服用した後に気をつけていただきたいこと。
他の診療科、医療機関を受診されるときは、シアリス®錠を服用していることを申し出てください。
シアリス®錠には性行為感染症を防ぐ効果はありません。
シアリス®錠をほかの人バイアグラの用量は、有効成分が多い50mg錠と有効成分が少ない25mg錠の2種類あります。
シアリスの有効成分と効果持続
シアリスの有効成分
「シアリス」の有効成分はタダラフィル(tadalafil)と呼ばれる成分です。タダラフィルの作用は他のED治療薬と同じく、血流を良くして勃起を促す環状グアノシン一リン酸(cGMP)を代謝してしまう酵素ホスホジエステラーゼ タイプ5(PDE5)を選択的に阻害し、陰茎組織への血流を増加させることにより勃起を手助けします。
シアリスの特徴は、構造がブロック構造になっており、他のED治療薬と比べるとゆっくりと吸収されて、ゆっくりと代謝されることにより、長時間の効果が期待できます。個人差はありますが一般的には24時間から36時間の効果が期待できるため、一回の服用で週末をカバーすることからウイークエンドピルと言った呼び方もされます。
タダラフィルはED治療のほかに肺動脈性高血圧症や前立腺肥大の治療薬としても違う薬剤名で使用されます。
なぜシアリスは長時間効果が持続するのか
シアリスが長時間持続する理由は、シアリスの有効成分「タダラフィル」の化学構造によるものです。バイアグラやレビトラと違い化学構造式がブロック状となっているため、身体への吸収や分解に時間が掛かります。そのため、効果が現れるまでに比較的時間が掛かり、効果時間が36時間と長くなります。
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