俺がやる!成長させる!ニューリテール企業へ -日々のアナログ業務を改善し、デジタルシフトを加速-
【挨拶】
皆様こんにちは!陽介です!
いまの社会は変化が早いと言われていますが、自分たちが働く社会や生活がどうなっているのか、どんな未来が待っているのか、イメージするのは、中々難しいですよね。 皆さんが想像する5年後、10年後、30年後の社会や生活イメージを教えて下さい。どんな時代がやってくるのか、ワクワクしますね。
私もどんな未来が待っているのかワクワクします。デジタルシフトやAI技術、ロボットが生活に及ぼす影響など、想像が膨らんでいきます。 前回の記事では、そのワクワクする未来を自分で切り開いていく為に、日常に潜むアナログ業務を10個洗い出し。
今回は、前回の「明日のふつう」で、洗い出した課題を改めて見つめなおし、課題解決のフレームワーク(5W1H)を活用し、深堀りしていきたいと思う。
【課題解決のフレームワーク~5W1H~】
(Who:誰が、When:いつ、Where:どこで、What:なにを、Why:なぜ、How:どのように)の構成に当てはめ、状況を可視化し、真の原因を洗い出し、戦略立案、新アイディアの提案に繋げていきたいと思う。
【5つの業務課題】
①新型コロナウィルス感染拡大防止への課題
What:気温上昇に伴い、マスクを外した会話が散見される。
Who:全従業員
When:オンライン会議中
Where:事務所、会議室
Why:不織布マスク着用は、徹底出来ているが、気温上昇に伴い、オンライン会議中などのマスク外しやマスクをずらした状態での会話が目立つ状況。
How:LINEBot×AI画像判定×Node-REDを連携させ、マスク着用(不織布マスクのみ許可)を判定。マスク外した瞬間に注意喚起の連絡がLINEに配信される仕組みやマスクをずらした回数などを上長と本人に連絡する仕組みを構築。
効果測定方法:LINEBot配信件数(マスク外し、ずらし、注意喚起)
ヒアリング結果:オンライン会議が増えている中で、確かにマスク外しが目立つ。会社全体の新型コロナ感染ウィルス対策としても良い取り組みだと思います。「実際にシステムを使ってみたい」
②グループ全体の情報連携に課題
What:各社の取り組み、好事例を確認できるツールがない為、グループ内他社や隣の部署が何をしているのか、分からない状況。情報共有できるツールを構築し、横連携を図る事がグループ全体としても重要。
Who:全社、全従業員
When:毎日
Where:会社全体(国内外事業会社)
Why:グループ全体の取り組みや好事例などを確認できる情報ツールがない。また、過去の取引先や実績のあるベンダー情報などを確認できるシステムがない為、無駄なコストや作業が発生している。
How:Power Automateを活用し、各社ニュースリリースを投稿したものを自動で確認し、SharePointに保存する仕組みを構築。LINE Bot×Node-REDを活用し、各社が過去の取引先や投資状況を確認できるツールを構築。
効果測定方法:ニュースリリースのレビュー回数・LINEBot返答件数
ヒアリング結果:グループ全体の文化として、横連携が取れておらず、隣の部署が何をしているのか、分からないような状況にある為、効果的な情報を配信する事が出来れば、非常に良い取り組みになると思う。
③セキュリティ対策に課題
What:自社がどのくらいサイトを保持しているのか、把握していない。その為、サイト内ページの掲載期間が終了しても、サイトコンテンツが残っており、DNSサーバーのランニングコストが掛かったり、サイト脆弱性に課題
Who:全社
When:毎日
Where:会社全体(国内外事業会社)
Why:各事業会社、各部署で、サイト取得状況を確認できるシステムが標準化されていない為、自社が保持しているサイトを把握出来ていない。また、リアルタイムにサイトの脆弱性を確認できるツールが展開されていない為、いつの間にか、脆弱性をつかれ、情報漏洩やサイトの乗っ取りなどに繋がり、お客様へ危険を及ぼす可能性を招いている状況。
How: Power Automateを活用し、新規ドメイン取得やドメイン廃棄の際に、各部署や各担当者に連絡がいくツールを作成。 LINE Botを活用し、ドメイン管理・保持状況をリアルタイムに各部署が確認できるツールを構築。 機械学習×Node-REDを活用し、脆弱性診断結果が悪化した際に、リアルタイムで、事業会社、各部署、担当者へ連絡が入るシステムを構築。
効果測定方法:LINE Bot返答件数、各社脆弱性診断結果(前年比較)
ヒアリング結果:各事業会社がリアルタイムに確認できるツールがあれば、セキュリティ強化に繋がると思うが、各社への展開する事が難しいかと思う。
④SNS書き込みに対する検知システムに課題
What:SNS不正書き込みに対する検知システムが現在ない。ブランド毀損に繋がる恐れがある。
Who:全社
When:毎日
Where:会社全体(国内外事業会社)
Why:ソーシャルメディア規定は、各事業会社へ展開しているものの、SNSへの投稿に対するセキュリティ上の検知システムがない。 その為、不正な投稿などに対するアクションや対策が取れない状況。
How:機械学習×LINE Botを活用し、グループ内のロゴや店舗情報を記載した画像や書き込みに対して、リアルタイムに検知し、連絡するシステム構築。
効果測定:検知総数・不正件数
ヒアリング結果:昨年弊社でも実施していたが、精度が悪く、効率的なツールでなかった。しかし、グループ全体として、SNS対策は、急務である。
⑤売場管理に課題(チャンスロス改善)
What:売場変更や時間帯によって、売場が空いているケースや商品の陳列が整理されていない為、商品が取りにくい。時間帯による偏りを改善する必要がある。
Who:全社
When:毎日
Where:各店舗
Why:作業の標準化を図る為、作業手順書を作成、作業割り当て時間を記載しているが、環境変化や天候、人員などの配置により、各売場にばらつきがある。また、店舗責任者の経験値により、売場管理に差がある。リアルタイムに確認できるツールを構築し、チャンスロス改善に取り組む事が急務。
How:LINE Bot×AI画像判定×Node-Redを活用し、品切れ発生時に店舗タブレット端末に連絡が入るシステムを構築。そのデータをPowerAutmetaに記録し、作業割り当てを自動修正する。
【まとめ】
現在Node-Red、LINE Bot、機械学習を勉強しており、スキルを身につけ、日常に潜む業務課題を改善していきたいと思う。5年後、10年後もどうような時代になっていくか分からないですし、良い方向に進むかも分からない。しかし、自分が新しい時代を切り開き、お客様や従業員を幸せにするという気持ちが重要だと思います。「自分がやる」「俺がやるんだ」という気持ちを持って、今回洗い出した課題を解決し、ニューリテール企業へ、そして世界ナンバー1企業へ成長させていく必要がある。