目薬の基本知識【全て読んでから使ってください】
こんばんわ、目薬は横にならないと注せないケイタです。
さて、今日からは目薬の解説をしていきます。
目薬と言ってもたくさんの効能、商品があります。
間違えるとカゼの時に胃薬を飲むようなもので、全く効きませんので気をつけてくださいね。
今回は目薬の基本知識です。
▼目薬の冷感について
まず皆さんが気にするのは「冷感」だと思います。
全く冷感がないものから、「キ○ーーーーー!!!!」のキャッチフレーズでお馴染みの商品まで、色んなレベルの冷感があります。
この冷感の目的は「麻酔作用」です。
虫刺されの薬が、塗るとスーッとするのも同じですが、冷感によって目の症状を感じなくしているだけです。
目が疲れたら氷や冷えたペットボトルで目を冷やして見てください。
辛い症状が緩和するはずです。
リフレッシュや目を覚ますだけならいいですが、症状を緩和したいなら冷感だけでなく、成分も合ったものを選びましょう。
▼形状と保存期間について
続いて目薬の形状について。
基本的に2つで、通常の目薬容器に入ったものと、使い切りタイプです。
使い切りタイプは防腐剤が入っていないので、10日以内の使用となります。
通常容器のものは防腐剤が入っていますが、使用は開封後冷暗所保管で1〜2ヶ月となります。
最近は製剤技術と容器の技術か上がった事から、防腐剤無添加でも1〜2ヶ月保管可能な商品も出てきましたが、それでも持って2ヶ月です。
「使用期限」とは違いますので、開封後2ヶ月経過したら捨てて新しいものを購入してください。
▼目薬の正しい注し方
正しい注し方はサンテさんのHPに動画で解説されています。
半分の方が間違っていると思うので、一度確認してください。
特に点眼後に目をパチパチさせるのは逆効果です。
リンク内の通り点眼してください。
正しく注さないと眼病の原因や、十分な効き目が得られなかったりします。
特に今は新型コロナウイルスの感染にも注意すべきです。
目は感染しやすい粘膜に当たります。
必ず手を洗ってから点眼してください。
あと目薬は個人で使い、使い回しは絶対にしないでください。
▼点眼量、回数について
よくドバドバと何滴も点眼する方がいますが、1滴で充分です。
目が一度に吸収できるのは1滴の半分くらいが精一杯だからです。
量が多すぎると目の表面の油膜が剥がれたり、成分が残って角膜が傷付いたりします。
また、鼻涙管を通って飲み込んだり(目薬を使ったあとに喉の奥に流れてくるアレです)すれば内服と同じなので全身作用を起こします。
点眼回数も1日4〜5回に留めておくべきです。
回数が多いと眼球表面に異常を生じます。
目薬で症状が悪化する場合もあるので、使用回数は守ってください。
▼子どもの点眼について
よく店頭で「何歳から目薬を使ってもいいか」という質問を受けますが、『市販の目薬は1歳以上なら全て使用可能です』。
子ども用の目薬は、「冷感なし」「子どもによく起こる症状に対応した成分」が入っているだけです。
1歳以上なら大人用の目薬を使っても問題ありません。
ただ、小さいうちは自覚症状を周囲に訴えられないので、眼科医を優先してください。
また点眼を嫌がる子も多いと思いますが、子ども向けの注し方を挙げておきます。
いずれも手洗いを必ず行ってください。
そして容器の先をまぶたや眼球に付けないよう気をつけてください。
・下まぶたを引っ張り、そこに点眼
・目を閉じ、まぶたに点眼し目を開く
無理やり目を開いて点眼させると恐怖心しかないので気をつけてくださいね。
▼複数の目薬を使う場合
目薬は複数使っても問題ありません。
その場合は5分間隔を空けて点眼してください。
▼コンタクトレンズ装着時の目薬
コンタクトレンズ装着時はコンタクトレンズ専用目薬を使用してください。
基本的にハードコンタクトは装着したまま点眼可能ですが、ソフトコンタクトは目薬の防腐剤の影響を受けるため使用できません。
ソフトコンタクト装着時は外してから点眼し、5〜15分経過後に装着してください。
▼市販薬の目薬に使われる成分
では市販の目薬に使われている成分です。
・代謝を上げる
・充血を抑える
・ピントを合わせる
・目の乾きを防止する
・抗菌剤
・目のかゆみを抑える
・アレルギーを抑える
以上の症状を緩和するのが目薬の役割です。
明日からは症状別にオススメの目薬を紹介していきますね。
ではまた。
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