のどが痛いだけな時の薬の選び方【薬のしくみ】
こんばんは、最近クーラーに当たりすぎてのどの調子が今ひとつのケイタです。
皆さんも風邪はひくことはあると思いますが、軽い症状の時ってどうしてます?
のど痛いだけだけど、かぜ薬飲んどくかーって飲んでませんか?
今日はのどが痛いだけだったら、かぜ薬はいらないですよ!って解説です。
▼のどの痛みを緩和する薬の働き
のどの痛みは「咽頭痛」といいます。
薬のパッケージに咽頭痛って書いてあったら、のどの痛みに対応していると言うことですね。
のどの痛みを緩和する薬はいつくかありますが、共通する働きはふたつ。
・腫れを鎮める
・痛みを止める
シンプルですね。
かぜ薬にはこの成分がもちろん入っています。
次にかぜ薬の仕組みを解説します。
▼かぜ薬のしくみ
かぜ薬は以前も解説しましたがもう一度。
かぜ薬は原因のウイルスを殺菌する薬ではありません。
抗生物質もウイルスは殺菌できせん。
ウイルスを殺菌できるのは、そのウイルスに対応する抗ウイルス薬だけ。
かぜを引き起こすウイルスは数百種類もあるので、かぜ薬は作れないんですね。
ほっとけば5日から1週間で治りますしね。
なのでかぜ薬は対処療法となります。
つまり、かぜによって起きた症状を抑えましょう…という薬ですね。
かぜ薬で症状を抑えている間に、かぜ自体は身体が治してくれます。
つまり、かぜ薬の中身は「かぜで起きる諸症状」を抑える薬なのです。
かぜ薬は中身は「解熱鎮痛剤(熱を下げ痛みを止める)」「鼻を止める」「鼻づまりを解消する」「咳を止める」「たんを切る」などの成分の複合剤です。
これを使ってものどの痛みは緩和できますが、のどの痛みを解消する成分以外の成分がもたらす副作用もついてきます。
具体的には、
・眠気
・だるさ
・喉の渇き
・便秘
・血圧上昇
・眩しさ などなど
ただのどが痛いだけで「のどの痛みに!」なんてうたっているかぜ薬を使うと上に挙げた副作用がほぼ全てついてきます。
いらないですよね。
ならのどの痛みを取るなら、その成分だけ使えばいい訳です。
「かぜ薬」-「のどの痛みを緩和する成分以外の薬」=「解熱鎮痛剤」
なのです。
▼解熱鎮痛剤
解熱鎮痛剤は、のどの痛みを緩和する成分です。
え、でも結局痛み止めでしょ?と言われますが、そうです、痛み止めです。
市販されている解熱鎮痛剤の中でも、痛みを止めるだけでなく、腫れを鎮める成分があります。
市販薬の中では「イブプロフェン」と「ロキソプロフェン」がそれに当たります。
この2つは「腫れを鎮め」「痛みを止める」働きがあります。
商品を紹介しますね。
イブプロフェンは、イブ。
ロキソプロフェンはロキソニンです。
皆さんご存知ですね。
この2つは「〜フェン」という名前のとおり、同じカテゴリーに入る解熱鎮痛剤なので同じ働きがあります。
特徴は
イブプロフェン…痛み止め効果はロキソプロフェンより弱いが、持続時間が長い
ロキソプロフェン…痛み止め効果はイブプロフェンより高いが、持続時間が短い
ロキソプロフェンは胃が荒れやすいので、のどの痛みくらいならイブプロフェンで十分です。
▼のどスプレー
のどスプレーも有効です。
これも以前解説しましたが、のどスプレーも「殺菌」タイプと「抗炎症」タイプがあります。
殺菌するスプレーでもいいですが、もうのどが痛くなってしまっているなら抗炎症スプレーがオススメです。
何回もオススメしてますが、アズレンスルホン酸のスプレーがのどの痛みにはピッタリです。
飲み薬と併用しても大丈夫なので、ぜひ併用してください。
▼新商品
新商品…とまではいきませんが、去年に小林製薬からこんな商品が出ました。
この薬はイブプロフェンとトラネキサム酸が配合されています。
トラネキサム酸は腫れを鎮める薬なので、この組み合わせはのどの痛みにピッタリです。
イブでも十分ですが、こちらの方が優位ですね。
価格はイブの方がかなり安いので、懐具合と合わせて選んでください。
▼まとめ
のどの痛みだけだったら、今回挙げた3つのうちどれかで十分です。
補強するなら
イブorのどぬーる鎮痛カプセル+パープルショット
ですね。
あとは食べてゆっくり寝て回復させてくださいね。
クーラーの付けすぎにも注意です!
ではまた。
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